2020年1月17日(月)に放送された【絶対零度~未然犯罪潜入捜査~シーズン4(2020年版)】の、ネタバレと感想、ロケ地をまとめました。今回は女子高生誘拐事件の謎を追っていきます。謎の先にある真実はいったい?
今回も冒頭に井沢の起こした行動の続きがありました。毎回このシーンが少しずつ入ってくるのか?そんな感じで前回同様冒頭と終わりに入ります。
【絶対零度4(2020)】2話のあらすじ
井沢(沢村一樹)は、保釈後に行方不明となり、遺体となって発見された元警察庁次長・町田(中村育二)の件で、警視庁捜査一課の早川(マギー)から事情聴取を受ける。すると井沢は、マジックミラー越しに見ていた香坂(水野美紀)に、腹を割って話そうと持ち掛ける。香坂と対峙した井沢は、妻と娘を殺した凶器のナイフが1ヵ月ほど前に送り付けられてきたことを切り出し、その犯人とされて服役中の宇佐美(奥野瑛太)に香坂が面会に行った理由を問いただそうとする。
一方、山内(横山裕)に井沢の監視を命じていた公安部部長の曽根崎(浜田学)は、町田の死を表向きは自殺として発表すると同時に、山内に井沢から目を離さないよう改めて釘をさす。
そんな折、ミハンが新たな危険人物を割り出す。ターゲットは、近所に住む女子高生の時田明日香(竹内愛紗)をストーキングしている無職の男・馬場智樹(影山徹)だ。だが馬場は、意図的にストーカー規制法に抵触しない程度に付きまとっているようなふしがあった。そして馬場は、ギャンブルで作った借金のせいで闇金からも追われていた。単純なストーカーではない犯罪なのか。一方、優等生だった明日香も、ここ最近、何故か学校をさぼっていた。
公式HPより
井沢たちは潜入捜査を始めるが、捜査中、何者かに明日香が誘拐される。少女拉致誘拐事件の背後に見えてくる驚くべき真実。24時間以内に少女を救い出すため、ミハンが動く!
前回はこちら
【絶対零度4(2020)】2話のゲスト
- 時田明日香(竹内愛紗)
高校生。馬場にストーキングされている - 河田英司(酒向芳)
明日香の実の父親。人材派遣会社を経営 - 時田幸子(中島ひろ子)
明日香の育ての母親 - 根岸真澄(冨樫真)
明日香の実の母親。クラブ経営 - 時田守(桜井聖)
明日香の育ての父親 - 浦上努(進藤学)
偽造パスポートなどを作っている男 - 高橋昭二(岡慶悟)
河田の仕事を手伝っている - 馬場智樹(影山徹)
明日香のストーカー - 桑村日名子(周本絵梨香)
大手警備会社の情報管理課に所属
【絶対零度4(2020)】2話のネタバレ
今回ミハンが弾き出した人物
- 馬場智樹
- 31歳
- 無職
馬場の動機
金銭に困っていた馬場は、浦上の指示で明日香のストーカーのふりを演じていた。
事件の真相
明日香のストーカーと思われていた馬場はおとりで、その隙に浦上が明日香を拉致する。浦上は偽造パスポートを馬場に渡して国外に脱出させ、明日香を髙橋に渡して金を得る。高橋はさらに明日香の実の父親である河田に渡していた。
明日香は両親が虐待をしていたため、当時児童相談所にいた現在の母親である幸子が保護をする。しかし、再び両親の元に戻すとまた虐待の繰り返しだった。金に困っていた河田と真澄は幸子に100万で明日香を買わないかと持ちかける。一度は断った幸子だったが、明日香がやはり酷い目にあっているのを見て、金を支払って引き取ったのだった。
河田は腎不全で移植をする以外に助かる道がなかった。そこでかつて手放した娘である明日香と自分の血液型が一緒であることを突き止め移植を考える。しかし、明日香はぜんそくを患っているため、通常ではドナーになることができない。だから明日香をリレーすることで足がつかないよう完全犯罪をし、臓器を盗み出そうとしていたのだった。
【絶対零度4(2020)】2話の感想
前回終わりに発見された町田の件は、自殺扱いで警察は発表しようと考えているようです。また、井沢の暴走事件の話は冒頭と終わりにあり、小出しに話が進んでいきます。謎の部分は相変わらず謎のままで進展はありません。
今回の事件の話は事情があったにせよ、もうちょっとやり方あったんじゃないのかと思うような内容です。時効を迎えているので罪に問われはしませんが、買ってきちゃうのはやっぱりどうなんだ?と突っ込みたくなります。しかもなにげにいい話にまとめます。
小田切がグループセラピーにどうやら通ってるらしく、今後れいの男性と交流を深めていくと思われます。しかし、どう考えてもグループセラピーに通ったほうがいいのは井沢です。亡き家族が家に帰ると度々現れて発狂している様を見ると、井沢こそ行くべきじゃないのかと思います。
今回少し進んだ爆弾テロ事件の話と町田の死、登場人物のその後にについて掘り下げます。
以下ネタバレを含む内容となります。未見の方はご注意ください。
今回の爆弾テロ事件の進展
冒頭と最後に入るサミット会場近くに仕掛けられた爆弾テロ事件の話について、今回も少し進みましたので記載します。
- 井沢がSATに抵抗して逃走
- 隊員は射殺事案発生と報告している
- 小田切は声もかけれない
- 山内が現場に駆けつける
- 「お願い。止めて井沢さんを」と小田切が山内に頼む
ここが冒頭の部分となります。SAT隊員を軽々と井沢は倒してその場から逃走します。ここで隊員が“射殺事案発生”と言っているので、香坂は死んでいるのかもしれません。
小田切はSAT隊員たちの後についてきていたのですが、井沢を止めるでも声かけるでもなくぼーっと見ています。そこに山内がやってきて、井沢を止めて欲しいと頼みました。
- 山内追いかけて井沢とやり合う
- 井沢のほうが強くて山内敵わず
- 井沢は背中を向けて歩いていく
- 山内威嚇射撃する
- 井沢構わず歩いていく
- 山内が発砲
この前に井沢が山内に「もしも僕がまた一線を越えたら撃っていいから。殺してくれ、君が」と井沢は頼んでいます。なので山内が銃を発砲はするのですが、井沢に当たったのかどうかはわかりません。
そもそも、香坂を井沢がやったかどうかもわかりません。仮にやったとしても香坂を止めるためにやったのかもしれません。なので、井沢がまた暴走モードに入っているかは不明です。そのふりをしているだけで、実際はチームみんなで芝居をしている可能性もあります。
町田の死の謎
前回終わりに遺体で発見された町田について、さっそく井沢が疑われます。会いに行ったのかと聞かれた井沢は正直に会いに行った理由についても答えます。まずは、ドラマ内でどう報じられたかを引用します。
元警察庁次長遺体で発見 他殺か?
2020年1月12日掲載
今日未明、殺人教唆の容疑で拘留中の町田博隆被告(60)が保釈された直後に亡くなっていたことが関係者への取材でわかった。警視庁は詳細について調査中とし、経緯を調べている。
町田容疑者は9日に保釈後奥多摩の別荘に移動。その後、連絡が取れなくなり付近を捜索したところ山中で遺体となって発見された。銃で胸を撃ち抜かれており即死。遺書などはみつかっていない。
この後、井沢を取り調べる早川から、死亡推定時刻と思われる時間帯のアリバイを問われます。
- 11日の19時から21時の間に死亡
- 死因は銃で胸を撃たれたこと
- 遺書はなし
- ミハンに該当者は挙がっていない
- ミハンのことが分かった者による犯行
そして、曽根崎は自殺の線でマスコミ対策を行うと言います。なぜなら「元警察庁次長、罪を悔いて自殺か」というストーリーのほうが警察にとっても都合がいいからです。自殺の証拠はありませんが、表向きはそうするとのことで、特別捜査チームが内密に捜査すると言います。
町田を殺害した人が井沢に凶器を送ってきた人物なのか?手がかりらしいものは今回もなく、謎は謎のままです。
登場人物のその後
今回の登場人物たちはその後どうなったのか?分かった範囲でまとめました。
- 河田英司:逮捕・会社にも捜査が入る
- 高橋昭二:逮捕・司法取引して河田の悪事を暴露
- 浦上努:再逮捕
- 馬場智樹:韓国に逃亡したが拘束
- 根岸真澄:未成年を働かせていた罪に問われる
- 時田明日香:時田夫妻の元に戻る
- 時田夫妻:人身売買罪は時効
河田の会社は表向きは人材派遣会社ですが、裏では外国人労働者を中心に人身売買をしていました。強制労働・強制売春・臓器密売などをやっていたことが明らかになります。高橋が司法取引で罪を軽くしてもらう代わりに全て話しました。
浦上は一度逮捕されていますが、全貌が明らかになったことで再逮捕されます。馬場は韓国に逃亡しますが拘束されたそうです。真澄は潜入した小田切が、その場で未成年を働かせてることを警察に言うといっていたので、後に罪に問われると思われます。
時田夫妻は明日香を100万円で購入しましたが、人身売買罪の公訴時効は長くて10年ということで時効となります。後に明日香をちゃんと養子縁組して、正式な戸籍に変えるよう井沢がアドバイスするとのことです。
【絶対零度4(2020)】2話のロケ地
調べて分かったところを記載しています。
CAFE ZENON
大田区蒲田5丁目19~21のあたり
明日香が歩いていた通り
アルジャン
吉岡が行った雀荘
公式HP
富士ソフトアキバプラザ
小田切と吉岡で浦上を見張っていたホテルのラウンジ
公式HP
ホテルラングウッド
井沢と山内が調べに行く浦上が宿泊している部屋
じゃらんnet
公式HP
前川製作所
日名子が勤める国際セキュリティ
公式HP
桐畑地下道
井沢と浦上がやりあった地下道
フェニックス
真澄の店Club M
公式HP
東日印刷
グローバルヒューマンサービス
公式HP
【絶対零度4(2020)】2話のその他気になったこと
- ふぐ料理を連れて行ってもらうことと丸く収まる山内と井沢
- 早川に老人扱いされてキレる加賀美
- 人選に年齢制限ぐらいしろとぼやく早川
- 浦上の芝居に“大根役者”とダメ出しする吉岡
- 井沢に面倒くさいと思っているか確認する加賀美
- 「色気ないわね」と言われる小田切
- 魚河岸の競売人の帽子をかぶってトラックに乗ってくる小田切
- 早川にどっかの調査員が解決したと言われる井沢
- 小田切に殴られた回数を書いている吉岡
- それを見て「デスノートだね」とつぶやく加賀美
【絶対零度4(2020)】2話のまとめ
井沢に包丁を送った人物の謎と町田殺害の謎については謎のままです。井沢暴走のシーンについても今後もこの調子で引っ張っていく気がします。
今回の話は裏側に臓器売買の話があり、一度は捨てた娘をドナーとして拉致るというものでした。話としては非常に胸糞の悪い話でして、子どもの命を何とも思っていない親の話でした。
明日香は金で売られて金で買われ、その肉体は臓器のために存在していたような扱いです。“人間”としての尊厳が踏みにじられた人生でした。今後、彼女が時田夫妻の元でたくさんの愛情を受けて生きていけそうな、そんな終わり方をします。
次回は1月20日21時から放送予定です。