WOWOWドラマ【トップリーグ】の第3話は急展開を迎えます。筒美ルートの金を追う酒井が真相に近付いたことで、危険が身に迫って来ます。それを知った松岡はどうするのか？深い政治の闇が見える回です。
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本ページの情報は2019年10月時点のものです。最新の配信状況はWOWOW公式サイトにてご確認ください。
ドラマ【トップリーグ】3話のあらすじ
松岡が政策記者を務める子育て支援について情報が錯綜する中、松岡は近藤官房長官の口添えで独自取材の記事を出す。「近藤に気を付けろ。阿久津を信用するな」政界に取り込まれていく松岡にそう忠告する酒井は、退職理由を話し始める。初めて聞く酒井の過去に困惑する松岡。そしてある日、政界に裏金を流す「筒美ルート」の全容解明と近藤官房長官と疑獄事件の関与を追っていた酒井が何者かに刺され……。
公式HPより
ドラマ【トップリーグ】3話のネタバレ
- 近藤官房長官に“お台場の泉”について直接聞くが、答えてもらえず酒井は帰る
- 酒井に泉について松岡は聞くが教えてもらえず、今日のことを阿久津には言うなと言われる
- 酒井はデスクの茂森に筒美ルートと民政党の金の流れについて説明し、引き続き取材をするよう言われる
- 泉について気になった松岡は独自に調べるが分からない。ただ、政治家の秘書が殺された話を刑事から聞く
- 近藤官房長官に呼び出された松岡が部屋に行くと、そこには芦原総理がいた
- 酒井たちは近藤官房長官の関与を明らかにするために、筒美商会の前で24時間張り込むことにする
- 松岡が政策記者を務める「子育て支援問題」で、岩館がスクープを放送する
- 阿久津に後追いの取材をすると松岡が言うと、あれは誤報だと言って記事を書くなと釘を刺される
- その後、政府も誤報だと会見で発表し、岩館は報道局から飛ばされる
- 阿久津は芦原総理と料亭で会い、直接誤報であることを知らされていたのだった。そして松岡を総理に引き合わせたのも阿久津の指示だった
- 私設秘書の一人である巽が闇カジノから出て来たところを、酒井と柴田は待ち伏せしていた。そして、筒美商会から運び出しているのは裏金である証言を得る。だが、それが筒美ルートの金なのか、近藤官房長官が関与しているかについては証言を得られない
- 筒美ルートを張り込んでいる間も、別の私設秘書が訪れていた。選挙が近いから裏金を必要としていると酒井は推察する
- 柴田は報告書を上げて捜査を管理官に直談判する。警察も二課と協力して捜査を開始することになった
- 松岡は誤報の件もあって厚労省の大臣にインタビューする記事を書くことにする。しかしそれは近藤の計算のうちだった
- 酒井と松岡が二人で会い、なぜその記事を書かせたか理由を説明する。それは大臣の推薦する候補が対立候補に負けそうだから、世論にアピールをしたという。進歩党の磯田幹事長が推薦する対立候補を潰すために近藤が書かせたと指摘する。さらに阿久津には気をつけろと言う
- なぜなら酒井は阿久津のせいで、大和新聞を辞めたということを松岡に教えた
- そのことを阿久津に言いにいった松岡は、阿久津に逆に言いくるめられる
- そのころ酒井の勤める「週刊新時代」が誤報を出したという記事がライバル誌に掲載される。よりによって新時代のスポンサーである製薬会社のことが書いてあり、スポンサーを降りると怒っていた
- そのことを他の記者から知らされる松岡、あからさまな潰し記事に驚く。さらに今、近藤官房長官が会っている相手はその製薬会社の会長だと知らされる
- 近藤が新時代を潰すため裏で糸を引いていたのではないか？松岡は考える
- 警察でも管理官から柴田は捜査が中止になったと言われる。柴田は上からの指示でそうなったことに憤る
- 酒井は筒美商会が動きに気付いて雲隠れする可能性を感じ、会社から出て行こうとする。そこに通り魔がやってきて酒井は刺されてしまう
- その場にいた大畑は松岡に連絡する。病院に駆けつけた松岡に酒井は口封じで刺された、酒井の代わりに記事を書いて欲しいと大畑に言われる
ドラマ【トップリーグ】3話の感想
酒井が真相に近付きつつあります。一方松岡は記者としてどうなんだ？と思うところが多々あります。基本的にクレクレ君な上、取材の裏側にある意図を読み取れません。それを酒井に指摘されてようやく気付く状態です。
正義感は強くてある意味素直に物事を受け止める松岡と、物事の裏側を読み取り裏取りのために地道に足で取材する酒井。記者として優秀という意味では、酒井のほうに分がある気がします。
そんなボーっとしていた松岡も今回終わりのことには、さすがにぼんやりせずに動き出すのではと思います。それこそ正義感が強いので、ぜひ酒井の意志を継いでもらいたいものですが、近藤官房長官に言いくるめられそうな気もします。
今回は酒井がどこまで迫っていたのかの詳細と、酒井が新聞社を辞めた理由などをまとめました。
ネタバレの詳細になります、未視聴の人はご注意ください。
真相に迫る酒井
最初は予想の域を出なかった金庫の金の話が、調べていくほどに確信に変わってきます。証拠を集めるために張り込みをして写真を撮ったり、直接当事者に話を聞いたりしていきます。
ホワイトボードにこんなようなことを書いて、独占スクープを報道するために酒井が説明します。
民政党裏金スクープ 筒美ルートは生きている
- お台場の泉
- 筒美商会：街金業者（休業中）
- 私設秘書がそこから金を運ぶ
- 民政党へ
- 民政党私設秘書
- 西牟田昌三：5月30日に筒美商会へ出入り
- 巽智：6月1日に筒美商会へ出入り
- 乃木修也：6月17日に筒美商会へ出入り
- 今田京介：6月18日に筒美商会へ出入り
- 池田：6月19日に筒美商会へ出入り
- クラスター事件
- 1984年クラスター社→筒美忠生→120億→政治家
- 金庫
- 関係者
- 幸田元紀（死亡）
- 久保民男（死亡）
- 近藤道家：幸田と同じ政治家の私設秘書をやっていた。金庫の金のことは把握しているはず
目的
- すでに運ばれた裏金がどの政治家にいくら流れているのかを解明
- 近藤官房長官の関与を明らかにする
筒美商会の向かい側の建物に24時間交代で張り込み、出入りする人物の写真を撮ります。すると民政党の私設秘書が5人出入りしていたことがわかります。
それとは別に最初に出入りしていた、西牟田と巽の二人を監視していました。叩けば埃が出る身だったことが分かります。
- 西牟田：政治家の娘を妻にしたが、2人の愛人がいる
- 巽：闇カジノに出入り
そこで酒井と柴田は巽が闇カジノから出てきたところを捕まえます。筒美商会から持ち出している金は何なのか？それを問います。
簡単に認めるわけもないので脅しをかけます。西牟田にも聞いているので、早い者勝ちだぞと、先に吐いたほうは記事にしないと言います。すると巽は裏金だとは言いますが、近藤官房長官の関与と筒美ルートの金なのかは言いません。
筒美商会にある金が裏金、それだけではまだ弱いようで記事にはしません。あくまで“筒美ルート”の金であることと、近藤官房長が関与しているという裏づけを狙います。
酒井が会社を辞めた理由
ずっと酒井が辞めた理由について、具体的な話は説明されませんでした。今回、酒井みずから語ってくれます。
- 酒井は以前政治家の娘と結婚していた
- 妻の兄が死に政治家を継いで欲しいと言われる
- 酒井は断る
- 阿久津がしつこく政治家になれと言ってくる
- 理由は酒井がネタ元になって大和新聞にネタを流すため
あくまで記者でありたかったのか酒井は、妻にも阿久津にも断ります。しかし、阿久津はしつこく政治家になることを求めてきたと言います。
酒井が政治家になることで大和新聞のネタ元になり、情報を流して欲しいというのです。要するに新聞社と癒着しろということです。
これが酒井は嫌で新聞社を辞めたと言います。この話をバカ正直な松岡は直接阿久津にぶつけます。すると、阿久津は悪びれることなく真のトップリーグについて語ります。
政治家の上っ面の部分だけ取材しても意味がない、癒着するほどの信頼関係を築くことが必須条件だと。政治家に深く食い込む努力と常に相手との距離を持って判断する精神。この2つを持った記者だけが、真のトップリーグになれると。
酒井はそこがわからずに脱落した、お前はどうする？と松岡に阿久津は言います。
一方、酒井は阿久津は信用するなと言い、近藤官房長官は永田町で一番狡猾な男だと言い、「取り込まれるなよ」と忠告します。
松岡は果たしてどちらの言葉を信用するのか？今後の展開に注目です。
ドラマ【トップリーグ】3話のまとめ
真相に迫っていた酒井が負傷し、ますます裏金は本当にクラスター事件のもののような気になります。さらに、近藤官房長官は裏金に何かしら関与してそうです。
松岡がトップリーグに選ばれた理由も、徐々に分かり始めます。金庫の金について質問をしたため、何か知っていると思われた節があります。そのため、そばに置いて監視をしているのか？もう少しはっきりと分かる時が来ると思います。
また、酒井がこのまま退場してしまうのか？そして松岡が酒井の記事を引き継ぐのか？松岡の今後の動き次第で、物語の展開も大きく変わっていくと思います。
次回は10月26日22時から放送予定です。