フジテレビで2019年10月7日からスタートする、【シャーロック】のキャストと原作紹介です。ディーン・フジオカさん主演で超有名作品『シャーロック・ホームズ』シリーズをリメイクしたドラマとなります。
ドラマ【シャーロック】の基本情報
- 放送局:フジテレビ毎週月曜21時
- 放送開始日:2019年10月7日(月)21時~
- 原作:アーサー・コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ』シリーズ
- 主題歌:DEAN FUJIOKA『Shelly』(A-Sketch)
- 脚本:井上由美子
- 音楽:菅野祐悟
- プロデュース:太田大
- 演出:西谷弘、野田悠介、永山耕三
- 制作著作:フジテレビ
- 公式HP:https://www.fujitv.co.jp/sherlock/
ドラマ【シャーロック】のイントロダクション
『シャーロック』の主人公、フリーランスの犯罪捜査専門のコンサルタント“シャーロック”をディーン・フジオカさんが演じます。“シャーロック”は、幼い頃から、人間が犯罪者へと変貌する心理や、人間の原罪というものに強く魅せられ、学生時代からさまざまな不可解な事件や事象の謎を解いてきた“天才”である一方、一歩間違えば自身も犯罪者になりかねないという“犯罪衝動”を抱えた危険な男でもあります。事務所は持たず、警察や個々のクライアントから舞い込んでくる調査依頼の中から、自分が興味のあるものだけを請け負う自由気ままなタイプ。
公式HPより
ドラマ【シャーロック】の主演はディーン・フジオカさん
誉 獅子雄(演:ディーン・フジオカ)
登場人物 誉 獅子雄(ほまれししお)
犯罪捜査専門のコンサルタント。若い頃から不可解な事件や事象の謎を解いてきた“天才”である一方、一歩間違えば自身も犯罪者になりかねないという犯罪衝動を抱えた危険な男でもある。
キャスト ディーン・フジオカ
- 1980年8月19日生まれ
- 日本語、英語、中国語(広東語と現代標準中国語)、インドネシア語など5言語を操るマルチリンガル
- 香港を拠点に雑誌や広告、ファッションショーなどでモデルとして芸能活動を開始
- 2006年に台湾でドラマデビュー
- 2014年に日本のテレビドラマ初出演
- 2015年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』にて、五代友厚役でブレイク
- 主な出演作品:『今からあなたを脅迫します』(2017年日本テレビ)
『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(2018年フジテレビ)など。 - 月9の出演は初。
ディーン・フジオカさんのコメント
『シャーロック・ホームズ』という原作シリーズのイメージはいかがでしょう?
「謎を解いていく探偵=シャーロック・ホームズというイメージを自然と抱いていましたし、最初に原作に触れたのがいつだったか特定できないほど“そこにあった作品”という感じです。また、原作だけではなくいろいろな映画やドラマを見ていますし、“シャーロック・ホームズ”の世界のかけらには、幼い時から触れていたと思います」
海外の名作シリーズの映像作品はたくさんありますが、今回の『シャーロック』は?
「他の映像作品をまねするのであれば、その作品自体を見れば良いわけですから。どうすれば自分たちなりの付加価値をつけられるのか、そして、ご覧いただく方に今回の作品の意味を見出していただけるのかを、シビアな目で太田プロデューサーとスタート時から考えてきました。それは『モンテ・クリスト伯—華麗なる復讐—』の時にもすごく入念に考えたことで、今回も同様です」
答えは出ましたか?
「今回の作品は東京がキーワードになっていて、東京の街でロケーションも行われます。日本が今、世界に何を提案できるのか、日本の文化など、日本語を話して生きる人たちがどの部分に誇りを持っているのかということを常に忘れずにいることが大事だと思っています。それは獅子雄を演じる上でも、担当させていただいた主題歌を作る時にも重要で、一つの指針になっています。監督やスタッフとディスカッションしながら、自分自身も自問自答することが多いですが、これが海外の名作シリーズを日本版にする難しさだと思います」
獅子雄=シャーロックはどのようなキャラクターだと思われますか?
「孤独ですよね。圧倒的に飛び抜けてしまうと人は孤独になると思います。それはどんな分野でも同じで、突出した人は考えや思想を共感、共有出来る人がいないというか…。そういう人だからこそ、天才的な才能に目覚めるんだと思います」
シャーロック・ホームズと言えば、パイプと特徴ある帽子のイメージがありますが、獅子雄は?
「パイプは今のところないのですがロングコートを着ているイメージはしています。また、獅子雄はロングコートの中に秘密兵器を隠していたり、指輪に見せかけた鍵開けの道具を身につけていたりします」
原作のホームズはバイオリンの名手でもあります。
「原作へのリスペクトとしてバイオリンを弾く設定は獅子雄にも反映されているので、日々練習しています。また、ホームズはボクシングの達人ともされていて、僕自身はアクションが好きなのでやりたい気持ちもありますが、一方で、ピアノやギターを弾く人は指をすごく大事にしますから。バイオリンへの情熱を持ちながらボクシングも得意とする設定はぶつかり合うような気がしたので、監督やスタッフと話し合いまして、獅子雄は格闘術には優れているけど、拳では殴らないように気をつけている、という設定にしたんです。時に仕方なく拳で殴ってしまうことも…というようなところが、獅子雄の独自性も出せるのではないかと思っています」
獅子雄のバディ、若宮潤一=ワトソンを演じる岩田剛典さんの印象は?
「岩ちゃん(岩田さん)からは、清々しい風を感じましたね。最初のリハーサルが獅子雄と若宮がぶつかり合うシーンだったのですが、何かがくっつこうとする時、最初は衝突し合い、そうすることでお互いの角が取れて馴染んでいくじゃないですか。そういう象徴的なシーンだと思いましたし、何度も繰り返していくうちに、なんとなく相手の人となりが見えてきましたね。これから一緒に事件を解決していく中で、二人の関係性がどのように発展していくのか。そこは、事件を解決に導く軸とは違った面白さになると思います。推理ものというと、犯人を追い詰めていくときにロジックでねじ伏せていくのでどうしても頭デッカチになりがちな部分もあると思うのですが、若宮を岩ちゃんが演じることでそうならないような化学反応が生まれると思いましたし、獅子雄の演じ方を考える一つのきっかけになりました。岩ちゃんと新しいシャーロックを作っていけたら良いですね」
もし、獅子雄のような男が周囲にいたら?
「もし普通に社会で暮らそうとしたら、三日もたたずに刑務所に入ってしまうんじゃないでしょうか?(笑)反面、僕たちが思いもつかないような発想の行動や言動をするので楽しいとも思うんですけどね。圧倒的に飛び抜けた才能を持っている人に接した時、畏怖もしますが憧れも生まれますよね。でも、正直、隣にあんな人が住んでいたらイヤです(笑)」
今回は月9での原作物への挑戦になります。
「月9というと最近はそうでもないかもしれませんが、恋愛を描く作品が多いイメージなので、岩ちゃんとバディと聞いて一瞬ボーイズラブかと思いました(笑)。“シャーロック・ホームズ”が原作という時点で、謎解きが本筋なドラマではありますが、皆さんが月9に抱くイメージの中で、新しい作品としてどのように受け止めていただけるか僕も楽しみにしています」
公式HPより
ドラマ【シャーロック】のワトソン役は岩田剛典さん
若宮潤一(演:岩田剛典)
登場人物 若宮潤一(わかみやじゅんいち)
都内の病院に勤務する精神科医。冷静で善良な人物に映るが、実際は虚栄心や煩悩と葛藤する傷つきやすいハートの持ち主である。獅子雄とは、同僚の医師が死亡した事件を通して運命的な出会いを果たす。
キャスト 岩田剛典
- 1989年3月6日生まれ
- 2010年に三代目J Soul Brothersのメンバーに決定
- 2014年にEXILEに加入
- 主な出演作品:『HiGH&LOWシリーズ』(日本テレビ)
『崖っぷちホテル!』(2018年日本テレビ)など。 - 月9の出演は初。
岩田剛典さんのコメント
『シャーロック』の脚本を読まれた感想をお願いします
「まず脚本を読ませていただいて、第一話は若宮が事件のキーパーソンになっている印象を受けました。若宮の過去を辿る中で徐々に秘密が暴かれていきます。そして獅子雄と若宮が打ち解けていく様子が描かれているので、ここからこの作品が始まるというワクワク感が得られました」
『シャーロック・ホームズ』を原作にした映画やドラマはたくさんありますね?
「もちろん原作やそれを基にした映像作品は知っていましたけれど、最初に何を読んだとか、何を見たとかは覚えていないですね。でも、原作を元に作られている映像は、今回若宮を演じるにあたっていろいろと拝見しました」
過去の作品をご覧になられて、改めて『シャーロック』に出演する気持ちは?
「ワトソン役は様々な作品の中で様々な方たちが演じてきていますので、きっと固定観念を持ってこのドラマをご覧になる方もいらっしゃると思います。それを意識しすぎると何も出来なくなってしまいますので、タイトルは『シャーロック』で題材も『シャーロック・ホームズ』シリーズではありますが、やっぱり僕は今回いただいた脚本から、自分自身が出来るものを求めることしか出来ないと思っています。原作のプレッシャーよりも脚本から受けるイメージを大切にしていきたいです」
若宮をどのように演じようと思いましたか?
「リハーサルでは、まだ自分自身が若宮というキャラクターにどうやって入って行こうかと、探り探りの部分はありました。ですが、西谷(弘)監督の演出と、ディーンさんと一緒に演じることで何となく若宮は“こう居れば良いんだ”と、全体像がつかめてきました」
原作のワトソンはホームズを補佐していきますが、若宮の存在は?
「やはり、獅子雄という常人離れした賢さを持つ人に振り回される人物としては、周囲にいるキャラクターたちの中でも若宮が一番普通の人なのかな、と思います。今回のドラマで視聴者のみなさんに共感してもらえるような目線を作っていけるキャラクターだと感じました。ディーンさんは真摯(しんし)にお芝居される方ですので、一緒に良い作品にしていきたいです」
若宮の特徴は?
「精神科医の若宮はバイクが好きという設定になっています。バイクに乗っているシーンが多いので、意外と男っぽい部分があるんだと思いました。バイク用の手袋とか、そういう物が若宮のキーアイテムになっていくのではないかと思います」
もし、獅子雄のような人物が岩田さんの周囲にいたら?
「獅子雄は変というより賢すぎるのではないでしょうか?若宮はそういう面に憧れというか、人より先を読んでいく頭の回転の速さに興味を持ったんだと思います。獅子雄にはまるで超能力者のように人を惹きつける魅力があるんじゃないでしょうか。でも僕自身は獅子雄のような人がいても絶対に友人にはならないですけどね(笑)」
公式HPより
ドラマ【シャーロック】の登場人物とキャスト
江藤礼二(佐々木蔵之助)
警視庁捜査一課の警部。獅子雄との関係性は謎に包まれている。順調に出世してきたが、常にサボり癖があり、自身に推理力は備わってはいない。しかし、獅子雄をうまく乗せて事件捜査に乗り出させるテクニックを持っている。そして、獅子雄が解決した事件を自分の手柄としている。浅はかな考え方を獅子雄にいつもバカにされているが、どこかあっけらかんとしていて憎めない愛すべき人物。
小暮クミコ(山田真歩)
警視庁刑事部捜査一課の巡査部長。冷静沈着で優秀。お調子者の上司、江藤のことは優秀と認めてはいるのだが、うさんくさいとも思っている。獅子雄と若宮が江藤とつながっていることを非常に冷めた目で見ている。
レオ(ゆうたろう)
中性的な容貌を持ち、一見女性にも見えるほど。謎の多い存在。あることがきっかけで獅子雄と出会い、今は獅子雄の協力者であり、諜(ちょう)報係として神出鬼没に事件の情報を持ってくる。移動は基本的にスケートボード。
ドラマ【シャーロック】の原作
アーサー・コナン・ドイルの『シャーロックホームズ』シリーズが原作となります。
映像化作品
ドラマ【シャーロック】の見どころ
有名作品を現代日本に置き換えてリメイクするということで、賛否両論が起きそうなドラマではあります。
熱心なファンの人が多い作品だけに、ファンに受け入れてもらえるかどうかがヒットの鍵になると思います。
下手をすれば“トンデモ作品”になる可能性もあるドラマです。
しかし、原作のよい部分を取り入れ、現代にちゃんと無理なく置き換えられていたら、面白い作品になる可能性はあります。
良くも悪くも、今秋放送するドラマで一番挑戦しているドラマだと思います。