今回の科捜研の女は寿司職人が殺されたことで寿司職人が疑われ、寿司を調べて寿司からヒントを得てマリコが寿司学校に行くという、寿司づくしの内容となっています。見終わった後には寿司が食べたくなる“飯テロ”回です。
【科捜研の女19】10話のあらすじ
寿司店の店主・若杉登(渡辺哲)が、店内で絞殺されているのが見つかった。若杉は寿司に強いこだわりを持つ頑固な職人として知られており、彼の店は予約1年待ちという人気店だった。
公式HPから引用
カウンターには、数貫、食べた形跡のある江戸前寿司の盛り合わせが残されていた。また、店内のゴミ箱から、4人の男の名前の上に〇や×の印がつけられている紙が見つかった。
榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研メンバーが被害者の胃の内容物を調べたところ、カウンターに残された寿司数貫を食べたのは被害者本人であることが判明。しかし、若杉が普段作っている“シャリ”と比較したところ、現場に残されていた寿司とは使用している酢の種類が違うことがわかる。さらに、〇×の印がつけられた紙は、若杉が気鋭の寿司職人たちの実力を評価したものだということも突き止めた。若杉はどの職人の店を出店すべきか悩むホテルの担当者に頼まれ、候補者4人を査定していたらしい。
被害者が最後に食べた寿司を握った人物が、このリストの中にいるかもしれない…。そう考えたマリコたちは、4人の職人たちの握る寿司を鑑定してみることに…! すると、現場に残された寿司とよく似たシャリやワサビを使う寿司職人・野田元(藤重政孝)が浮上。手がかりを求め、マリコは野田が卒業したという寿司職人養成学校の校長・入間千加子(清水美沙)や、その講師・鶴橋善也(井田國彦)らに話を聞くが…!?
【科捜研の女19】10話のネタバレ
【科捜研の女19】10話感想
寿司職人の殺害現場に寿司があったため、そこに落ちていた紙に書いてあった寿司職人を調べ、その職人が握った寿司を分析するという、やたら寿司が出てくる回です。見終わった後には寿司が食べたくなります。
そしてマリコが寿司学校に行って寿司を握ってみるのはいいのですが、さすがにもうちょっとどうにかならないのかというぐらい不器用です。
また、寿司というものがどれだけ考えられて作られているのかが分かる回でもあります。マリコは最初「ご飯の上にお刺身が乗ってるだけだと思っていた」と言ってますが、今回の話を通して寿司の奥深さが最後にはわかったようです。土門さんに「お前は食に興味がないからな」と言われますが、マリコはスポンサーの“ルヴァン・プライム”は大好きです。
寿司職人一覧
元々若杉プロデュースの店を出す予定だった京極ホテルでしたが、若杉に断られて方向転換します。新進気鋭の寿司職人の店を作ることにしますが、その候補者の実力を評価してもらうのを若杉に頼みます。
評価 | 名前 | 店舗名 |
---|---|---|
○ | 友部夏雄 | すし処友部 |
× | 丸福昌 | 寿司丸福 |
× | 野田元 | 食彩hajime |
△ | 市川敬介 | すし割烹京山房 |
この4人の評価を若杉はしますが、野田に関しては“入間寿司専門学校”卒業生というだけで、食べもしないで×をつけます。それに納得できなかった校長の入間は、自ら寿司を握って若杉のところへ持って行きます。
若杉は結構酷い男でして、同じ店で修行をしていた現在専門学校講師の鶴橋に“体罰”をします。その時鶴橋は包丁で手首の腱を切ってしまい、指が思うように動かなくなったせいで寿司職人を諦めます。これはもはや“傷害”ではないのか?鶴橋もよく訴えなかったなと思いました。
全国郷土寿司マップ
友部の店では江戸前の寿司だけでなく、全国の郷土寿司を出しています。どんな寿司を出していたのか?
料理名 | 県 | 一人前の価格 | 特徴 |
---|---|---|---|
はたはたずし | 秋田 | 1500円 | 秋田名物の魚はたはたを使って発酵ずしにしています。 |
江戸前ずし | 東京 | 2800円 | かつては東京湾で獲れた魚を使っていたので 「江戸前」と呼ばれています。 |
島ずし | 八丈島 | 1800円 | 醤油漬けの具材と甘めの酢飯が特徴です。 わさびではなくからしを使う珍しいお寿司です。 |
鯖ずし | 京都 | 1720円 | 大きな鯖を使った棒寿司です。特別な日のご馳走です。 |
稲荷ずし | 大阪 | 800円 | 油揚げの中に酢飯と具材が入っています。 正三角形になっているのが特徴です。 |
祭りずし | 岡山 | 1500円 | 具材が多くて華やかな「ばらずし」です。 瀬戸内海の魚介を使っています。 |
どれも美味しそうなお寿司です。これだけの寿司の種類を出すとなると、それぞれ酢飯も作って具材も作って大変そうですが友部の店ではこれが売りのようです。そして友部には野望があり、全国に自分の名前の店が出したいようです。
【科捜研の女19】10話その他気になったこと
- 鑑定するための寿司をやっぱり食べたがる呂太
- メスで切られる寿司
- “体験入学”の名札は寿司ネタ
- 壊滅的に寿司を握るのが下手なマリコ
- 風丘先生の差し入れは寿司屋のあの湯のみ
- なぜかその辺のゴミ箱にネックストラップを捨てる千加子
- 食に興味がないマリコはヤマザキビスケットに怒られないのか?
【科捜研の女19】10話に出てきた地がらし
ドラマ内で福井県産の地がらしなるものが出てきますが、実在するのか調べたところこちらのお店で売っていました。
お取り寄せで購入することが可能です。他にもこんにゃくとか手作りおみそなどが売っています。地がらしは40gを226円(税別)で購入することができます。
【科捜研の女19】10話のロケ地
今回はお寿司屋さんが沢山でてきたので、それぞれの店舗のロケ地を調べました。
若杉の店
大徳寺 鮨長
友部の店
すし岩
野田の店
食彩hajime
市川の店
上木屋町 幾松
丸福の店
まる福すし店
【科捜研の女19】10話のまとめ
終始寿司まみれな回で終わる頃には寿司が食べたくなるという“飯テロ”回でした。寿司と科学意外なところで接点があったようで、マリコは寿司を握るのは下手ですが、寿司の理にかなった酢の使い方やガリなどの効能にはやたら興味を持っていました。やはり“科捜研の女”です。
また、店舗をやたら増やしたがる飲食店がありますが、あれの行き着く先はどうなるのか?商売のモデルとしてどうなのか?と、毎回思います。
そして、ちょっといい話風にまとめていますが、若杉は鶴崎に対して酷いことをしますし、千加子も何気に書類送検されています。