【元科捜研の主婦】第6話 ネタバレ解説|6時間後に効く毒カプセルの仕組みと犯人“遅効性殺人”の真相

連続ドラマ
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※本記事は、ドラマ「元科捜研の主婦」第6話の結末までを含むネタバレ解説です。

第6話は、毒物アコニチンによる中毒死。しかし、打ち上げの場で毒が見つからないという不可解な事件でした。

鍵となったのは、「6時間後に効く毒」という不可能にも思える時間差トリック。
詩織が導き出した答えは、浸透圧ポンプ型カプセルという科学的仕組みでした。

科学は人を守る力である一方、使い方によっては人を追い詰める武器にもなり得る――そんな二面性も浮かび上がった一話です。
そして同級生・由利との再会が突きつけた「選ばなかった人生」の痛み。

科学と友情、そして未回収の過去が静かに動き出した一話を整理します。

本作のこれまでの事件や伏線整理について、
👉 第1話ネタバレ解説はこちら

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結論|第6話の犯人と動機

犯人:奥田幸恵(ネルラ営業部長)

動機:
社長・西条が育児支援方針を翻し、自身を横領などの理由で解雇しようとしていることを知る。
妊娠・出産でキャリアを諦めてきた仲間たちのために戦ってきた幸恵は、「この会社にいらないのはあいつらだ」と判断し殺害を決意した。

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事件概要

  • 被害者:西条伸也(ネルラ社長)
  • 死因:アコニチンによる中毒死
  • 状況:新商品発表会後の打ち上げ中に突然倒れる
  • 特徴:社長が飲食した物からは毒物が検出されなかった
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時系列整理(ネタバレあり)

① 社長、打ち上げ中に突然倒れる

ネルラ社内での打ち上げ。
買い出しを担当した由利が注いだ酒を飲んだ社長が急変する。

疑いは当然、由利に向かった。

② 毒物は“アコニチン”

科捜研の分析で、体内からトリカブト由来のアコニチンが検出された。

しかし――
ワイン、料理、食器、社長室。どこからも毒は出ない。

「即効性の毒なのに、打ち上げ中に盛られた形跡がない」

ここに最大の矛盾が生まれていた。

③ 社長のバッグから“遺書”と小瓶

社長のバッグから

  • 「この世に未練はない」と書かれた紙
  • 小瓶

が発見される。

自殺偽装か?
あるいは誰かが仕組んだ演出か?

④ 由利のポケットから落ちた“ユーカリの葉”

詩織は、由利が落としていった乾燥ユーカリの葉に違和感を抱く。

社長室のドライポプリと一致。

つまり由利は――
社長室のゴミ箱を漁った可能性がある。

⑤ 決定打:腸内に残っていた“穴あきカプセル”

科捜研で詩織が見つけた決定的証拠。

  • 被害者の腸に溶け残っていたカプセル
  • 表面に微細な穴
  • 成分はセルロース系ポリマー半透膜

ここで詩織は気づく。

⑥ 犯人は奥田幸恵

防犯カメラ映像に、出張準備を“代わる”と申し出て
カプセルをすり替える幸恵の姿が映っていた。

海外製薬工場へ通い、浸透圧ポンプ製剤を依頼していた事実も発覚。

計画は周到だった。

⑦ 由利は犯人ではなかった

由利は真相に気づきながらも黙っていた。

理由はただ一つ。

恩人だったから。

科学者の夢を諦めかけた自分を支えてくれた上司だったから。

詩織は言う。

「わからないことは、とことん調べる。それが私たち科学者でしょ?」

友情と科学が交差する、美しい再会の場面だった。

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科学的視点での解説|6時間後に効く毒の仕組み

■ 浸透圧ポンプ製剤とは?

半透膜カプセルは、水分を吸収すると内部が膨張し、内部に入れた薬剤を一定の速度で外へ押し出す仕組みを持っています。

仕組みの流れ

  1. カプセルが胃を通過
  2. 小腸で水分を吸収
  3. 内部圧が上昇
  4. 微細孔からアコニチンが放出
  5. 約6時間後に毒性発現

つまり打ち上げ前に飲ませれば、現場で盛る必要はありません。

これが詩織の導いた「科学がくれた答え」でした。

科学トリックが鍵となった回としては、第1話や第4話も印象的でした。

第1話では“影”の違いから偽装現場を暴いています。
👉 第1話ネタバレ解説はこちら

第4話では加湿器を使ったエンテロトキシン混入事件が描かれました。
👉 第4話ネタバレ解説はこちら

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テーマ考察|“選ばなかった人生”と変化

第6話は、科学トリック以上に、

  • 夢を諦めた者
  • 夢を選び直した者
  • 夢を守ろうとして罪を犯した者

この三者の対比が描かれた回でもありました。

詩織は主婦として人生を選び、由利は広報として新たな道を歩んだ。
一方、幸恵は戦い続ける道を選び、罪と向き合う決断をした。

「変わったっていいじゃん」

詩織の言葉は、今回の事件の本質でした。

介護と自立をめぐる選択が描かれた第3話も、本作のテーマを語るうえで重要な回です。
👉 第3話ネタバレ解説はこちら

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まとめ

第6話は、

  • 浸透圧ポンプ製剤による時間差毒殺
  • 科学者同士の友情
  • キャリアと家庭の葛藤
  • そして警察内部に漂う不穏な影

を同時に描いた回でした。

トリックの完成度もさることながら、
詩織という主人公の立ち位置がより鮮明になったエピソードです。

科学は冷たいものではない。
誰かの未来を守るための選択肢でもある。

その可能性と危うさを、静かに示した一話でした。

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次回への伏線・未回収要素

  • 厚木窒素ガス殺人事件
  • 金田と加藤の通話
  • 加藤によるDNA鑑定書削除

科学は真実を明らかにします。

しかし――
その科学を“消す”こともできる人間がいる。

物語はついに過去の事件へと繋がりを見せ始めた。

厚木窒素ガス殺人事件については、第5話で資料の存在が明らかになっています。
👉 第5話ネタバレ解説はこちら

▶ 全話の伏線を確認する

▶ DNA鑑定書削除の意味とは?
加藤副所長と4.14の関係を、全話まとめで詳しく解説しています。
【元科捜研の主婦】全話ネタバレまとめ

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