【コーチ】6話のネタバレと感想|怒りの爆弾の行方

2025秋ドラマ
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【コーチ】6話「終わらない事件」のネタバレと感想をまとめています。

爆発事件の容疑者を捕えるが何一つ証拠はなく、自供を取れるかにかかっていた。所は取調官を担当し、正木と一緒に容疑者から自供を引き出すことに成功する。だが、爆弾を作った人物は別にいて……。

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【コーチ】6話のあらすじ

金谷亮太(田島亮)が爆発で重傷を負い、容疑者として桜井龍太(濱正悟)を逮捕する。益山瞳(倉科カナ)は自供がとれるかにかかっていると、所貴之(犬飼貴丈)に取調べを一任した。所は向井光太郎(唐沢寿明)の指導のかいがあり、自信を持って桜井を取り調べる。さらに正木敏志(阿久津仁愛)も加わって熱い説得をすることにより、自供を引き出すことに成功した。

しかし爆弾を作ったのは自分ではなく、高校時代の友人である森田浩介(泉澤祐希)だという。急いで森田を捕えに向かうが一足遅く、すでに爆弾もなく森田も姿を消していた。

森田は何のために爆弾を作り、そしてどこに仕掛けたのか?向井と教え子たちがその行方を追うが……。

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【コーチ】6話のネタバレ

森田には結婚を約束した長峰早紀という恋人がいた。ある日、帰り道を歩きながら森田が早紀と電話で話していると、突然電話が途切れる。急いで彼女を探しに行くと、先は車にひかれて道路に倒れていた。ひいた車はそのまま逃げてしまった。

翌日、早紀をひいた丸山という男が警察に出頭してくる。だがそれは現場で見かけた人物とは違うと森田は警察に訴えるが、警察は取り合ってくれず事件は幕引きされてしまう。

偶然見たSNSの写真で、森田はあの時のひき逃げ犯と思われる男・徳永脩司を見つける。彼は丸山の勤める会社の社長で、罪を逃れるために丸山を身代わりに出頭させたのではないかと森田は疑う。

そこで森田は爆弾を作り、徳永を拉致して早紀にプロポーズをした場所に監禁する。爆弾のタイマーが30分を切ると桜井のチャンネルで生配信が始まるといい、全ての罪を告白して謝罪すれば止めてやると約束する。だが、森田はわざと警察に捕まり、止める人は誰もいない状況だった。

向井と所はようやく監禁場所を見つけ、すぐさま所が救出しようとするのを止める。全ての罪を告白してからだといい、時間が迫っても助けに行かずにいた。やがて徳永がひき逃げについて告白し、謝罪をするが向井はまだだと言って助けに行かない。

ようやく事の発端と逃げた理由まで全て自白したが、タイマーは止まることはない。痺れを切らした所は救出に向かうが、向井は救出した後もその場から離れずにいた。そしてタイマーが0になるが、爆弾は爆発しなかった。向井は最初から森田が思い出の場所を汚すとは思っておらず、だからそこに踏み止まっていた。しかし所はそんな向井の振る舞いに納得いかずに不満をもらした。

嘘と想像

高嶋克也(田辺誠一)に桜井龍太(濱正悟)の身柄を確保したと報告した益山瞳(倉科カナ)は、「取調の様子を見ますか?」と得意げに促す。所貴之(犬飼貴丈)はそのまま桜井の取り調べに入る。盗難車の売買に関わっていたかを尋ねると、桜井は突然激昂する。金谷亮太(田島亮)は窃盗グループの中心人物と見られていたが逃走していた。

その事件の記録には桜井の名前が残っており、所が「嘘をついていたのか」と追及すると、桜井は「2回会っただけ」と苦しい言い訳をする。さらに風邪だと言っていたが、友人の配信動画に生出演していたという追及に、日付の勘違いだと桜井は弁明する。自宅のガレージが壊されていたという話も虚偽で、そんな桜井に対して所は「証言の信憑性は0だ」と指摘する。

所が「金谷を殺そうとしたのは、あなたではないか」と問うと、桜井は再び怒りを露わにする。正木敏志(阿久津仁愛)は鋭い視線を向け続け、金谷がほとぼりが冷めた頃に再会を持ちかけ、窃盗団を再結成しようとした可能性を示す。

しかし桜井は今の立場を守るため、それを拒んだのではないか。金谷は執拗に誘い続け、過去を晒すと脅してきたのではないか。そこで関係を断ち切るため、桜井は自分の車のナンバープレートをつけた車に爆弾を仕掛け、金谷を殺そうとしたのでは――所がそう推測すると、桜井は「ただの想像だろ!」と叫ぶ。

正木の説得

そんな桜井に対して正木は「いい加減にしろ!」と声を荒らげる。正木は桜井が自分の身を守るために嘘を重ねてきたことを指摘し、「警察としてそれを見過ごすわけにはいかない」と詰め寄る。人間が1人死にかけている以上、徹底的に調べ、証拠も集める。その前に話したほうが印象はよくなるし、今ならまだやり直すこともできる――正木はそう訴えた

しばらく沈黙した後、桜井はついに口を開く。「殺す気なんかなかったんだよ…」脅すつもりで、自分の車とナンバープレートを入れ替え、警察に盗難車と気付かれないようにして金谷を呼び出したという。

しかし爆弾の威力は想像以上に強く、桜井はナンバープレートのことも忘れ、恐怖に駆られて逃げ出したと語る。そして「今さら昔の話を持ち出されても…俺はまっとうに生きたかっただけなんだ」と、絞り出すように言葉を続けた。

謎の同居人

瞳は向井光太郎(唐沢寿明)に電話し、所が桜井から自白を引き出したと得意げに報告する。しかし桜井宅の捜索時、2階に見知らぬ男がいたと向井から聞かされ、瞳は明らかに動揺する。

取り調べで桜井は、爆弾を作ったのは自身ではなく高校時代の友人・森田浩介(泉澤祐希)だと語る。森田は1ヶ月ほど前から桜井の家に居候しており、かつて自動車修理工場で働いていたが辞めて寮も出た。

長い間会っていなかったが、配信動画を見ていたらしい森田が突然頼ってきたという。すると森田は桜井宅で爆弾作りを始め、「復讐」のためだと言い放った。いつ使うかは明かさず、使う時は家を出るから迷惑はかけないとも述べていた。

桜井はその爆弾を使えば金谷を排除できると考え、森田が留守の時にひとつ持ち出して使用したと自白する。さらに、爆弾はまだ残っているはずだとも話した。

瞳はその内容を高嶋に報告し、高嶋は部下を森田の確保と爆弾の押収に向かわせる。しかし現場には森田も爆弾もなく、今日の日付にバツ印がついたカレンダーだけが残されていた

瞳は焦り、桜井の取調室に乱入して森田の復讐について問い詰める。桜井は思い出したように口を開き、「大事なものを奪ったやつがいるって…あいつ、そう言ってた」と告げた。

あっさりと確保

所轄の警官が森田を発見し、身柄を確保した。しかし森田は爆弾を所持しておらず、現場からも関連物は見つからなかった。高嶋は直接取調べを行うが、森田は「あんたらのせいだ。警察が手抜きするからこんなことになったんだよ」とだけ吐き捨て、それ以上は一切口を割らない。

捜査本部で瞳たちが状況を整理していると、向井が姿を見せる。なぜ森田は街中にいたのか、わざと捕まることを狙っていたのではないか――向井はその可能性に気づかせる。森田は何か別の事件に巻き込まれたのかもしれない、と向井は助言して帰ろうとするが、瞳は慌てて引き止めた。

復讐のため

森田の元職場を訪ねると、社長の赤津一樹(深沢敦)は彼を「真面目でいい奴だった」という。昔はやんちゃだったが、惚れた女ができてからは人が変わったように落ち着いたという。相手は料理人を目指していた長峰早紀(辻凪子)という女性で、2人は結婚を約束する仲だった

しかし3ヶ月前、早紀はひき逃げ事故に遭い即死した。事件当夜、森田は彼女と電話をしながら歩いており、横断歩道を渡っている早紀に車が突っ込んだ。森田が急いで駆けつけると、早紀は車道に倒れており、運転していた男はそのまま逃走した。

その後、森田はショックから立ち直れず、1ヶ月前に修理工場を辞めて桜井の家へ転がり込んだ。ひき逃げ犯として逮捕されたのは丸山拓実という男で、事件翌日に出頭し逮捕。懲役3年の実刑判決を受け、現在は服役中である。

だが森田は丸山の犯行に納得していなかった。現場から走り去る男の後ろ姿を目撃しており、丸山とは印象が違うという。さらに事故当時、ドラレコは故障していて映像データはすべて消去されていた。

向井は、事故車の名義人が丸山の勤務先の社長・徳永修司(清水伸)だと気づく。車を借りた直後に事故が起きたことも判明し、事件の背景に別の人物の影が浮かび上がる。

所と正木は徳永への聞き込みに向かった。徳永の妻によれば、彼は車で会社へ出かけたはずだという。しかしガレージには車が残されたままで、妻は「ガレージが開いているのはおかしい」と不安を口にする。

車内のドラレコ映像を確認すると、徳永が車に乗り込もうとする直前、背後から森田が現れ襲撃する姿が記録されていた。森田は徳永を拉致し、どこかへ連れ去ったと見られる。

所たちはすぐに瞳へ報告を入れる。瞳は向井に「事故を起こしたのは徳永だったんですか」と問いかける。向井は即答を避けつつも、「少なくとも森田はそう思ってるんだろう」と答えた。

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身代わり

高嶋は森田を前に、復讐相手は徳永なのか、そして徳永が真犯人だと示す証拠があるのかを問いただした。森田は「早紀が死んだ時には俺の話なんて誰も聞かなかったくせに、今さら都合がいい」と皮肉を返す。

森田によれば、徳永は事故当時、犯人と同じ帽子をかぶっていた。SNSでその帽子を見つけ、森田は確信を深めたという。警察に何度も訴えたが、まともに取り合われることはなかった。さらにある日、徳永が子どもと楽しそうに過ごしている姿を目にし、森田は復讐を決意した。「警察がやらないなら、自分の手で裁く」と。

西条猛樹(関口メンディー)の報告によれば、丸山は徳永から会社の金を使い込んでいる疑いをかけられていた。一部の社員の話では、横領を黙認する代わりに、ひき逃げの罪を丸山に着せたのではないかという噂もあった。

向井は状況を整理しながら、「森田は徳永を連れ去って、どうするつもりなのか」と首をひねる。爆弾で殺すつもりなら、警察に捕まる前に実行していたはずで、現時点で爆破事件の報告はない。向井は「ほかに何か別の考えがあるのではないか」と推測した。

爆弾はどこに?

瞳と所は高嶋に、森田の取調を自分たちにやらせてほしいと申し出た。警察が過去の不備を認めない限り、森田は絶対に口を割らないと考えたためだ。2人は取調室に入り、警察の対応が不十分だったことを謝罪する。しかし森田は「徳永が自分の口で認めて謝罪しない限り、意味がない」と突き放した。

結局、森田から新たな情報を得ることはできなかった。苛立った高嶋は向井を見るなり怒りをぶつけ、追い返してしまう。瞳たちは慌てて向井を追いかけた。

森田の説得が不発に終わったことを話し合う中、1つの疑問が浮かぶ。森田は警察に拘束されている以上、徳永の謝罪を直接見ることはできない。では、どうやって謝罪を確認するつもりだったのか。議論の最中、西条がひらめいた。「生配信!桜井の持っている配信用チャンネルですよ」と。

所が桜井のチャンネルを確認すると、生配信の準備画面が表示されていた。森田は徳永に生配信で謝罪させようとしていたのだ。

なぜそこまで「直接の謝罪」にこだわるのか。向井は静かに「被害者遺族の気持ちは、被害者遺族にしかわからない」とつぶやく。では、森田はどこで配信を行うつもりなのか。2人の思い出の場所かもしれない――そう考えた一同は、該当しそうな場所を片っ端から当たることにした。

思い出の場所

徳永が目を覚ますと、目の前には森田が立っていた。森田が誰かも分からず状況を理解できない徳永に、森田は「裁判の傍聴に一回も来なかったんだな」と告げる。そして早紀の写真を突きつけ、「彼女が誰か、わかるよな。忘れたなんて言わせない」と睨みつけた。

森田は30分後に動画配信が始まるようタイマーを仕掛けており、「お前が犯した罪をカメラに向かって吐き出せ」と命じる。告白できなければ、爆発する仕掛けになっている。パニックになった徳永に森田は殴りかかろうとするが、拳を止める。「死ぬのが怖いか?早紀はそんなことを感じる間もなく死んでいった。一瞬で命を奪われたんだ」と静かに語り、徳永は泣きながら謝罪した。しかし森田は「許せるわけないよな」と言い残し姿を消した。

やがて生配信が始まる。映像を見た向井たちは、場所が職業訓練校だと気づき現場へ向かう。

森田は壊れた腕時計を見つめながら、早紀との思い出を辿っていた。2人が出会った職業訓練校はすでに閉鎖されていたが、森田と早紀は建物内に入り、かつて早紀に告白した場所に立つ。「プロポーズもここでって決めてた」とつぶやき、森田は指輪を取り出す。そして早紀へプロポーズすると、彼女は森田に抱きついた。

遺体安置所で早紀の遺体と対面した時、森田は絶望した。遺留品には森田が渡した指輪の他、早紀が森田に渡すはずだった腕時計、そして小さなメッセージがあった。それらを見た瞬間、彼は遺体にすがりつき号泣した。その日以来、森田は早紀が渡す予定だった壊れた腕時計をずっと身につけ続けていた。

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【コーチ】6話の結末

所たちは配信映像を追いながら、森田と徳永の居場所を必死で探した。ようやく場所の特定に成功し、向井を現場に呼び寄せる。残り時間は3分。爆発処理班の到着を待つ余裕はなく、所は「自分たちで助ける」と決断する。しかし向井は徳永がまだ罪を告白していないとして制止した

「まだ時間はあります。邪魔しないでください!」向井の強い口調に、所はいつもの彼との違いに違和感を覚える。カウントダウンが進む中、ついに徳永は口を開いた。

「俺だ…俺がやった。俺が長峰早紀さんを轢き殺したんだ…すまなかった…本当にすまなかった」

だがタイマーは止まらない。徳永は「なんで止まらないんだ!」と取り乱す。所が「もう十分だろう」と踏み込もうとするが、向井は「まだ全部吐いていない」と鋭く制する。残りは2分を切っていた。

追い詰められた徳永は、ようやく全てを吐き出した。同窓会で酒を飲み、気が大きくなって車を運転したこと。視界がぼやけ、気づいた時には早紀をはねていたこと。飲酒運転で逃げ、酔いが冷めて出頭を考えたものの、家族の寝顔を見て怖くなったこと。そして会社を守るため、横領の疑いがあった丸山を呼び出し、罪を被せて出頭させたことを。

「全部俺が悪い!許してくれ…死にたくない、死にたくない!」徳永は泣き叫ぶ。所は「もう待てない」と助けに入って外に出るが、向井は爆弾のある部屋の中に留まった

カウントがゼロになった瞬間――爆発は起きなかった。向井は静かに「森田、お前の勝ちだ」とつぶやいた。

高嶋はすぐに森田へ動画を見せた。徳永の自白を見た森田は涙を流す。所が現場から離れた向井に追いつき、「なぜあんな真似をしたんですか」と問い詰めた。向井は「森田が恋人との思い出の場所を汚すとは思わなかった。それだけです」と答えたが、所は納得できなかった。向井は頭を下げ、「申し訳ありません」とだけ言って立ち去った。

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【コーチ】6話のまとめと感想

恋人を殺された復讐相手を監禁して爆弾を仕掛けるが、最初から爆発は起きない設定だったという話でした。

もし徳永があんな状況であったとしてもなお、罪の告白をしなかったらと思うとゾッとします。それぐらい森田は必ず自白すると確信があったのか、それとも自暴自棄の成れの果てだったのかは分かりません。

向井はどうやら自分が被害者家族なのか、それとも被害者家族の悲しみを知っているのかは分かりませんが、今回は普段とは違う姿を見せました。

向井チルドレンが向井に対する信頼が揺らぎ対立するのか?それとも彼を慕い続けるのか?所は納得できない様子でした。

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【コーチ】6話のいいセリフ

被害者遺族の気持ちは、被害者遺族にしかわからない。

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