【ちょっとだけエスパー】5話のネタバレと感想|ビットファイブ VS ヤングスリー

2025秋ドラマ
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【ちょっとだけエスパー】5話「Bit Five VS Villain」のネタバレと感想をまとめています。

四季の能力が目覚めたことを兆に伝えられないまま、文太たちは特別ミッションを命じられる。それは人の命がかかっているといい、身を引き締めて挑むことになった。しかし、ミッション完遂を目前した文太たちの前に現れたのは……。

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【ちょっとだけエスパー】5話のあらすじ

四季(宮﨑あおい)の能力が目覚めたことを兆(岡田将生)に、文太(大泉洋)たちは言えずにいた。特別召集がかかり兆のところに行った際も、文太はやはり言わずにいた。

今回のミッションは人の命がかかっているという兆。文太だけを残して詳しく説明をする。兆は今から10年後に1万人が死ぬ大惨事を止めるため、ミッションを実行しているのだという。そしてその1万人の命は文太の肩にかかっているという。あまりにも大きな話に文太は困惑するばかりだった。

ミッション当日、事前に打ち立てた予定通り事が進み完遂を目前にしたところ、目の前に現れたのは……。

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【ちょっとだけエスパー】5話のネタバレ

父親に文太のことを話すと、誰のことを言っているのか?と父親に言われたと四季は円寂に話す。必死にごまかす円寂は、兆に四季の父に言われて世話をするよう頼んだのかを再確認する。兆は頼んできたのはある人で、四季の父ではないと否定した。

円寂は戸惑いながらも四季のお陰で、第三の人生をやり直せたことを感謝していた。円寂はかつて不倫相手の横領の罪をかぶり、刑務所に10年服役していた。出所後、ホームレスとして生活していた円寂に、兆はカプセルを飲めば人生が変わると勧めた。その結果、円寂は能力を手に入れ今に至る。

特別ミッション内容はウィルステロを止めるため、アタッシュケースを奪って海に捨てろというものだった。順調にミッションを進めていく文太たち、完遂を目前に立ちはだかったのは久条、市松、紫苑の3人だった。

彼らは文太たちを止めるためやってきたエスパーだった。互いにケースを奪い合う中、現れる謎の男。雪を降らせたかと思ったら、3人と一緒に姿を消した。そこで四季がケースを開けると中は空っぽだった。文太は市松とケースを取り合っている時に「1000万人が死ぬ!あんたのせいで!」と心の声を聞いていた。

降る雪を見上げる四季は事故を思い出す。事故が起きて倒れていたのは文太ではなく兆だった。

ビットファイブ結成

レンチン系エスパーから電磁波系エスパーへと進化した円寂(高畑淳子)は、リモコン操作によって温度を自在に上げられるようになった。花咲か系エスパー桜介(ディーン・フジオカ)は変わらず自然に花を咲かせ、アニマルお願い系エスパー半蔵(宇野祥平)は蝶に頼んで桜介の花に止まらせ、場を和ませた。

触れた相手の心を読めるココロガヨメル系エスパー文太(大泉洋)も加わり、吹っ飛ばし系エスパーと少し照れくさそうにしながら、四季(宮﨑あおい)が登場する。

四季は、自分がここにいられるのは皆が励ましてくれたからだと語り、もっと役に立ちたいと願いを口にする。仲間たちはその気持ちを受け止め、記念に全員で写真を撮り、「ビットファイブ」とチーム名を決めた。

一方で、四季について兆(岡田将生)へ報告すべきかどうかを、皆で集まって検討する。結論が出ないまま議論が続く中、突然の緊急招集命令が下った。

1万人の命

兆のもとへ呼び出されたメンバーは、最近何か変わったことがないかと問われ、それぞれ思い返すが、文太は特に異変はないと否定した。今回の任務は荷物を運ぶ特別ミッションだと兆は説明するが、詳細は伏せられ、人命が関わる重大な案件だとだけ告げられる。解散の直前、兆は文太だけ残るよう命じた。

文太が残った場で、兆は彼が加入する前に発生した問題について語り、ディシジョンツリーを示しながら説明を始める。

兆の目的は世界を変えることであり、2025年以降の未来そのものを変革することだと明かす。これまでのミッションは影響範囲を最小限に抑えつつ、間接的な小さな変化を積み重ね、新たなジャンクションを生み出すためのものだった。

しかし、その新たなジャンクションを“未確認因子”、すなわちヒーローの敵であるヴィランが妨害しているという。兆は小さな変化では間に合わず、大きな変化を起こして一気に状況を前へ進める必要があると告げる。文太は、兆が望む未来とは何なのかと問いかけた。

その後、文太は仲間たちのもとへ戻り、何事もなかったかのように振る舞う。しかし、実際には兆の言葉をすべて聞いていた。兆は文太に語った――「今から10年後、1万人が死ぬ大惨事が起こる。私はそれを止めたい。未来の1万人の命があなたの肩にかかっている。1万人を救ってほしい」文太はその言葉の重みを噛みしめながら、「ちょっとだけのはずでしょう…」と小さくこぼした。

揺らぐ記憶

桜介の店を訪れた文太は、四季の前夫について尋ねるが、桜介は何も知らないと答える。文太は死んだ夫のふりを続け、四季からその愛情を受け取っていいのか葛藤していた。桜介はその迷いを軽く受け流し、「バレなきゃいい。彼女が幸せならそれでいい」と言い切った。

さらに桜介は、息子の紫苑(新原泰佑)に対して自分が“花屋のおじさん”として挨拶し続けていることを明かす。それを聞いた文太が「言ったのか」と尋ねると、桜介は「死ぬまで花屋のおじさんで隠し通す。だからお前も頑張れ」と背中を押した。

一方その頃、四季は円寂に対し、父親に文太の話をしたら「誰のことだ?」と言われたと語る。円寂は必死に取り繕おうとし、どうにかその場をごまかす。四季は文太がしていたという“出張”がどんな仕事の時期だったか考え込み始めるが、円寂は父親には言わないほうがいい。今の生活が楽しいならそれでいいじゃないと諭した。さらに円寂は、四季に事故の夢――四季が何度も見るあの事故の記憶――について最近も見ているかと問いかける。

円寂は心の中で、四季の能力のことをボスに伝えた場合、ボスは四季の父にも知らせるのかと考えがよぎる。しかし、その言葉はすぐに飲み込み、何事もなかったように誤魔化した。

円寂の過去

円寂は薬を受け取る際、四季の父親と兆が昔からの知り合いで、四季の世話を頼まれたのではないかと問う。しかし兆は、事情があって“ある人物”から四季を託されたが、それは父親ではないと答えた。円寂は深く礼を述べ、自分に第3の人生を与えてくれたことに感謝していると語る。

かつて円寂は有能な秘書だったが、業務上横領、詐欺罪、公文書偽造に手を染め、10年の服役を終えた後、ホームレスとして路上で過ごしていた。そんな彼女に兆が声をかけ、「うちで働かないか」と誘った。

結城(吉田鋼太郎)は円寂に出頭するよう促し、「戻ってきたら今度こそ幸せになろう」と語りかける。円寂はその言葉を信じて警察に出頭した。円寂は裏切られた結果、出所後、ホームレスになってしまった

沸々と怒りがこみ上げた円寂は「よく顔を出せたな」と怒りをぶつける。兆は結城とは無関係だが、円寂の過去の事情は把握していた。全ての罪をひとりで背負って服役したにもかかわらず、結城は一度も面会に来なかった

「私がバカで愚かだった。だからここで第二の人生を過ごしてる。後は死ぬだけ、ほっといて」と、絶望を吐露する。兆はそんな円寂に向き合い、「第3の人生を始めませんか」と語りかける。そして、カプセルを飲めば人生が変わると差し出し、新たな未来へ踏み出す道を示した。

屈辱

縁側で文太と並んでスイカを食べながら、円寂は静かに過去を語り始めた。「私ね、殺したい男がいたの」と切り出すと、25歳で出会ってから60歳になるまでの35年間、その男に尽くし続け、裏切られ、捨てられ、骨の髄まで屈辱を味わったと吐露する。服役中も思考のすべてがその男をどう殺すかに支配され、「出たら必ず殺す」と心に固く決めていたという。

文太は円寂の手を取り、心の声を読み取った。そこにはさらに暗い決意が潜んでいた――男を殺し、自分も死ぬ。その結末では、35年どころではなく、人生そのものをその男に捧げてしまうことになるという自嘲の念が渦巻いていた。

円寂は「バカバカしい」とこぼし、その執着の愚かさに自ら嘆いた。文太はそんな円寂に向き合い、「俺たちはいいチームだ。円寂さんが踏みとどまってくれてよかった。これからミッションを頑張ろう」と声をかけ、静かに励ました。

ミッション開始

ミッション当日。お台場ではある組織がアタッシュケースの受け渡しを行う予定で、チームの役目はそのケースを奪って海へ沈めることだった。相手側は決して警察に届けられないため、奪っても騒ぎになる心配はない。ただし“公共交通機関を使わせてはならない”という厳しい条件がついていた。

半蔵は以前、ミッション内容を早めに知りたいと言った際、兆は「内容を理解した時点から世界の変化が始まる。早ければ早いほど意図しない方向へ進むリスクが高くなる」と説明していた。いわば“シュレディンガーの猫”のように、観測によって結果の分岐が変わってしまうのだ。

4人が現地で待機していると、ミッション内容が届く。『SPミッション 青いケースを奪い ウイルステロを止めろ 制限時間20分』男がケースを置いて立ち去り、入れ替わるように別の男たちが周囲を警戒し始めた。

円寂がお湯を浴びせて注意を引き、桜介が隙を突いてケースを奪う。すぐに半蔵へと手渡し、半蔵は全力で走り出す。しかし途中で奇妙な音波を浴び、ふらついてしまう。続いて文太がケースを受け取り走り出すものの、足は遅く、途中でなぜか涙まで溢れ出す。

その混乱の中、タクシーで先回りしていた桜介が待ち構えており、文太はケースを桜介へ渡した。チームは制限時間が迫る中、ウイルステロ阻止のため必死に任務を遂行していった。

ヴィランはどっち?

港に到着した一同は、青いケースを海へ投げ入れようとする。しかしその瞬間、紫苑が現れ、「そのケースちょうだい」と迫る。縁日の爆発で助けてもらったと感動していたのに、それが自作自演だったと知って失望したという。桜介は危険を察知するが、紫苑は「危ないのはお前らヴィランだろ」と電撃を浴びせ、桜介はケースを落としてしまう

文太が奪い返そうとするが失敗。車を発進させようとする久条(向里祐香)の前に半蔵と円寂が立ちふさがる。円寂はリモコンを構え、車のブレーキを強制的に作動させた。市松(北村匠海)たちが車から降り、文太たちも追いかける。

市松たちは“ヴィラン”、つまり敵側のエスパーだと推測される。彼らを見た円寂は“ヤングスリー”と呼び、悪の組織の手先だと非難するが、「自分たちはあんたたちを止めたいだけ。悪の組織はそっちじゃん」と反論される。市松はアタッシュケースを「なんで海に捨てるの?」と問い、誰も答えられないまま、「むしろそっちがバイオテロをしようとしてるんじゃないの?」と責め立てる。

半蔵がフナムシに助けを求めると、集まってきたフナムシが紫苑に群がり、紫苑は驚いてケースを手放す。それを奪おうとすると、九条がモスキート音を放つが、円寂と文太には年齢のせいか全く効かず、逆に桜介と半蔵だは耳を押さえて苦しむ。さらに市松は脱水能力を発動し、文太は鼻水と涙が止まらなくなる。

再び紫苑にケースを奪われたその瞬間、四季が姿を現し、仲間をアシストしてケースを奪い返す。しかし直後、市松が再び奪いに来る。文太はその気迫に飲まれながらも、市松の心の声を聞いたのか、何かに気付いたように表情を変えた。

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【ちょっとだけエスパー】5話の結末

桜介が市松を殴ってケースを奪おうとした瞬間、場に謎の老人(麿赤兒)が現れた。老人は静かに「ジャンクションを戻しにきた」と告げ、エスパーたちを順々に指さしたあと、天へ指を向ける。直後、季節外れの雪が舞い始め、老人が指を鳴らした瞬間、エスパーたちは一斉に姿を消した

四季が残されたケースを拾い上げると、中身は空だった。文太は呆然としながら、「なんだ、なんなんだよいったい…」とつぶやく。

あのとき、文太には市松の心の声が聞こえた――「1000万人が死ぬ!あんたのせいで!」しかし兆が文太に語ったのは“1万人を救え”という話だった。数の違いに文太は混乱し、胸に不穏な疑念が広がる。

一方その様子はノナマーレの社員に撮影され、すぐ兆へ報告される。映像の中に四季の姿を見つけ、兆は明らかな動揺を見せた。

降り続ける雪を見つめながら、四季は事故の記憶を思い出す。あの日、倒れていたのは文太ではなく兆だった。

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【ちょっとだけエスパー】5話のまとめと感想

ミッションを妨害する市松たちに、そっちこそ悪者と言われて文太は混乱したという話でした。

今回は話が一気に動きます。四季の夫はどうやら兆のようで、だとしたら2人はなぜこうなったのか?そして兆の能力は未来が見えるのか、それともタイムトラベラーなのか?いずれにしても未来が見えているような雰囲気です。

そして麿赤兒さん演じる謎の男と、ヤングスリーの関係性はなんなのか?文太たちを止めるために今回はやってきたみたいです。つまり、どっちが悪者なのかがよくわからない状態です。もしかしたらどちらも悪くなく、謎の男も兆も見ている未来は同じなのかもしれません。

そんな派手な物語の中で、ようやく円寂の過去が語られます。不倫関係なんてどっちもどっちだといえばそうなのかもしれませんが、やっぱり費やした時間は戻ってきません。見切りは早いに越したことはないと、特に女性は出産できる期間が限られているので、こういった男に関わらないよう注意して欲しいものです。

全てが明らかになってもなお、四季は文太を愛するのか?それとも去るのか?まだまだ先が読めない展開が続きそうです。

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【ちょっとだけエスパー】5話のいいセリフ

あいつを殺して私も死ぬ。そしたら35年どころじゃない、一生をあいつに捧げることになる

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