2025年11月8日にフジテレビ放送された【世にも奇妙な物語 35周年SP~秋の特別編~】の1話目、山田涼介さん主演の『止まらなければ生きられないゲーム』ネタバレと感想をまとめています。
友人の会社の連帯保証人になったため、突然1億円の借金を背負わされた徳永は、債権者たちに暴行を受ける。入院先の病院にあった黒い封筒の中を開けると、そこにはだるまさんが転んだGAMEに参加しないかと書いてあり……。
『止まらなければ生きられないゲーム』のネタバレ
「#世にも奇妙な物語 35周年SP 秋の特別編」
— 「世にも奇妙な物語」公式アカウント??? (@yonimo1990) November 6, 2025
11/8(土) 21:00 OA
??いよいよ明後日OAです????
「止まらなければ生きられないゲーム」
主演:山田涼介 pic.twitter.com/KQHnomYm3t
何度かゲームをやっているうちに、徳永の口座への入金額は4000万円を超えていた。公演のブランコでビールを飲んでいる時、声が聞こえて徳永は静止する。視線の先には行方不明になった稲垣の姿があった。
稲垣を捕まえて話をする徳永、稲垣もまただるまさんが転んだゲームの参加者だった。
後日、会社をクビになった徳永は再び稲垣と会って話す。残りの人数は既に9人に減っていた。2人で帰る途中、横断歩道で待っていると稲垣は徳永の背を押して車道に飛び出させる。その時、声が聞こえて静止するしかなかった。
車道にいる徳永に迫る車。しかし間一髪、車が避けていった。徳永は怒りに駆られて稲垣を追いかける。いつかはどちらかが死ぬしかないという稲垣だが、徳永の怒りは収まらず殴ろうとする。その瞬間、再び声が聞こえて徳永は止まる。しかし稲垣は不安定な体勢で体が動いてしまい、縁石に頭を打って倒れる。徳永は救急車を呼ぼうとするが、スマホの数字は2に減っていたのを見て置いて逃げた。
自宅に戻った徳永がドアを開けようとすると、声が聞こえて静止する。遅れてユノもやってきて、部屋に入るなり離婚届を突きつけてきた。ユノに謝罪するが彼女は無視をしたまま袋から桃を取り出す。そして徳永の口に押し付けた。
「どうして?」と徳永にきかれ、「当たり前でしょ。30億は私がもらうの」と彼女は答えた。実は徳永がドアの前で静止したのを、自分も静止しつつ廊下からユノは見ていた。最後の2人は徳永とユノだった。
その時、また声が聞こえて静止しなければならない状況になる。桃アレルギーがある徳永は30秒間苦しみながらも静止を続け、30秒終えると急いで薬を探す。だが、薬はユノによってとっくに処分されていた。苦しむ徳永の側に来てユノは「もうちょっとで、永遠に止まってられるんじゃない?じゃあね」と言って部屋を出て行く。徳永はそのまま息を引き取った。
謎のゲーム
徳永正夫(山田涼介)は数人の男たちに殴られていた。男たちは「稲垣社長はどこだ」と問い詰める。徳永は、倒産した有限会社新稲技研の連帯保証人となっており、1億2350万円の負債を背負わされていた。男たちは金を取り立てようとしたが、何も得られずに去っていく。その様子を、遠くからひとりの謎の女(えなこ)が見つめていた。
徳永は病院に運ばれる。そこへ妻のユノ(柳ゆり菜)が駆けつけ、なぜ倒産した会社の保証人になったのかと怒りをぶつける。徳永は「逃げると思っていなかった」と弁明するが、ユノは「このままなら別れる」と言い残して去っていった。
病室に戻った徳永の枕元には、見覚えのない黒い封筒が置かれていた。中には「だるまさんが転んだGAME参加しませんか? Red Light, Green Light」と書かれた紙が入っている。2枚目の紙にはルールも記されていた。
①合図の後、30秒止まれ
②最後まで残った者には賞金30億円
さらに、「だるまさんが転んだGAME参加しますか? Yes / No」と書かれ、署名欄が設けられていた。徳永は一度は捨てようとしたものの、30億という額に心を揺さぶられ、結局サインしてしまう。
そこへ看護師(えなこ)が現れ、点滴に何かを注入した途端、徳永は意識を失った。看護師は冷静に徳永のサイン入りの参加用紙を回収し、病室を後にした。
ゲーム開始
徳永は自宅に戻るが、妻のユノは無言のまま隣の部屋へ消えた。翌日、徳永は会社で新規プロジェクトのプレゼンに臨む。部長(渡部遼介)に「緊張しているのか」と声をかけられるほど、徳永は明らかに落ち着かず、言葉も途切れ途切れになってしまう。
落とした資料を拾おうとした瞬間、どこからともなく子どもの声が響いた――「だるまさんが転んだ」。徳永は息を呑み、「まさか」と思いながらも30秒間そのまま動かずにいた。社長(竹岡善彦)は不審に思って立ち上がり、怒りを露わにして部屋を出ていく。直後、徳永のスマホが鳴り、「だるまさんが転んだGAME 29」と表示された。先ほどの30から数字が1つ減っていた。
その後、トイレにいると再びスマホの通知音が鳴り、口座に10万円が振り込まれていた。徳永は「あと29回、このゲームをやれということか」と考える。その直後、倒産した会社の社長・稲垣から電話がかかってくるが、出ようとした瞬間、またも子どもの声が聞こえた。
徳永は30秒間じっとしたまま動かずにいる。電話は途中で切れ、スマホの表示は「29」から「28」に変わった。同時に口座に50万円が振り込まれる。徳永は確信する――この数字は残りのゲーム回数を示しているのだと。
その夜、徳永は自宅でユノに「“だるまさんが転んだ”って英語で“Red Light, Green Light”って言うんだ」と話しかける。しかしユノは呆れたように汚れた部屋を見回し、「毎日何もしないでお金どうするつもり?」と問い詰める。徳永が「働いているだろ」と反論するも、ユノは「仕事終わったらアルバイトでもしろ」と冷たく言い放つ。徳永は何も言い返さず、毛布を被って黙り込んだ。
デスゲーム
翌日、徳永の口座には100万円が振り込まれていた。仕事を終えて帰る途中、混雑したエレベーターに乗り込むと、再びあの子どもの声が聞こえた。「だるまさんが転んだ」。エレベーターのドアが開いても、徳永は微動だにせず立ち尽くす。周囲の乗客から「早く降りろ」と文句が飛ぶが、徳永は無視して30秒間じっと耐えた。その結果、彼の口座残高はついに4000万円に達していた。
夜、公園のブランコに腰掛け、ビールを飲んでいた徳永の耳に、再びあの声が響く。徳永は手にした缶をこぼしながらも静止する。ふと視線を向けると、通りかかった稲垣(渡辺大知)も同じように動きを止めていた。時間が過ぎると、徳永は驚いて彼を追いかける。稲垣は徳永と同じく“だるまさんが転んだGAME”の参加者だった。
稲垣は言う。「返せる金なんてない。でももうすぐ30億が手に入る」。彼もまた黒い封筒の招待状にサインしており、すでに口座には金が振り込まれていた。徳永のスマホを見ると、ゲームのカウントは“18”まで減っている。稲垣は静かに告げる。「12人死んだってことだ。動いたらその場で死ぬ。俺、この目で見たんだ」
徳永が「途中でやめられないのか」と問うと、稲垣は首を振り、「一度始めたら無理だ」と答える。そして腹をくくったように笑い、「保証人の件は悪かった。でもこれに勝てば、全部やり直せる」と言い残す。去り際に「次会う時まで、お互い生き残っていたらいいな」と言い残し、稲垣は夜の闇に消えた。
殺し合い
翌日会社に行くと徳永は部長に罵られ、殴ろうと拳を振り上げた瞬間、どこからか子どもの声が聞こえて止まる。部長が「クビだ、クビだ」と騒ぐ中、悔しさのあまり「だるまさんが転んだ」と叫んだ徳永。みんな呆れて動けず、徳永はその場を後にする。
会社を辞めたと稲垣に告げ、公園で酒をあけて乾杯しようとしたところでまた声が聞こえ、二人は静止する。もし最後の2人になったらどちらかが死ぬまで続くのではないかと徳永は考える。スマホを見ると残りは「9」に減っており、その様子を遠くから謎の女が見つめていた。
2人で帰る途中、横断歩道で突然背中を突き飛ばされ、徳永は車道に飛び出てしまう。しかもあの声が聞こえて真ん中で動けなくなる。車が迫るが運良くハンドルを切って回避され、事なきを得ると徳永は怒りに任せて稲垣を追う。捕まえた稲垣に「最初から殺すつもりだっただろう?」と問い詰めると、稲垣は諦めたように言う。「結局どっちかは死ぬしかない。友達のために死んでくれ」徳永が殴りかかると、稲垣が避けようとする。
その途中でまた声が鳴り、稲垣はバランスを崩して静止できなくなる。倒れて縁石に頭を打ち、血を流す稲垣を見て、徳永は一瞬救急車を呼ぼうとする。しかしスマホに表示されたゲームの残りが「2」に減っているのを見て、短く「ごめん」と呟くと、そのままその場を走り去った。
『止まらなければ生きられないゲーム』の結末
徳永が自宅のドアを開けようとした瞬間、またあの声が聞こえ、動きを止めた。そこへユノが帰宅し、二人で部屋に入ると、ユノは無言で離婚届を差し出した。徳永が手を伸ばすと、その手が血で汚れているのに気づいたユノが「人でも殺したの?」と冗談めかして言う。続けて「最後の晩餐でもしよう」と食事を用意するが、徳永は途中で箸を止め、静かに謝罪の言葉を口にする。ユノは無言のまま袋から桃を取り出し、徳永の口に押し付けた。
徳永は桃アレルギーのため激しく苦しみ出す。しかもあの声が聞こえて30秒間静止しなくてはならない。苦しむ徳永を見ながらユノは冷たく笑った。30秒過ぎて徳永が「どうして」と声を絞り出すと、ユノは「当たり前でしょ。30億は私がもらうの」と言い放つ。彼女は、先ほど徳永が玄関前で静止していた瞬間を見ており、彼が最後の1人だと確信していた。
徳永は必死に薬を探すが、薬はすでにユノによって処分されていた。床をのたうち回る徳永のそばに近づき、ユノは冷静に言う。「もうちょっとで、永遠に止まってられるんじゃない? じゃあね」。その言葉を残して部屋を出ていくユノ。直後、徳永のスマホから通知音が鳴り響き、画面の数字は「2」から「GAME OVER」に変わっていた。ユノは静かにドアを閉め、徳永はそのまま息を引き取った。
『止まらなければ生きられないゲーム』のまとめと感想
ホラー系の話です。『イカゲーム』や『カイジ』のような話となります。ゲームは唐突に始まり、最初は静止しているだけのゲームが、最後の1人になるための殺し合いになります。
あの後ユノは30億を本当に手に入れたのかは分かりませんが、徳永は最終的に死んでしまいます。動けない状況でどういうことが起きると大変か、そんなことを考えながら見ていると面白いです。
いつどこで声が響くか分からないので、常に緊張してい気が休まらないかもしれませんが、30億円手に入れるためなら悪くないのかもしれまん。
