【コーチ】4話のネタバレと感想|感情の起伏が激しい刑事をコーチ

2025秋ドラマ
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【コーチ】4話「泣く男」のネタバレと感想をまとめています。

今回向井がコーチするのは涙もろい刑事だった。被害者に感情移入をしすぎて涙を流し、報告もままならない刑事に向井が与えたアドバイスとは?教え子である瞳が仕切る帳場で、無事容疑者を逮捕することはできるのか?

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【コーチ】4話のあらすじ

向井光太郎(唐沢寿明)が今回コーチする刑事は、正木敏志(阿久津仁愛)という感情の起伏が激し過ぎる刑事だった。正木は被害者に感情移入をし過ぎてしまい、思わず涙を流してしまう。そのため、報告や聞き込みもままならず刑事としての適正があるのか、正木本人も思い悩んでいた。

そんな時、本庁の捜査一課に異動した益山瞳(倉科カナ)が仕切る事件に、正木と向井は参加する。被害者は元ホステスの神村連香(神屋敷樹麗)が自宅でメッタ刺しにされて殺害される事件だった。

正木は案の定、涙を流してばかりで捜査も進まず、向井が呆れながらもアドバイスを与えることで、徐々に覚醒し始め……。

←3話5話→

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【コーチ】4話のネタバレ

蓮香にストーカーがいたという話を友人から聞いた向井たちは、防犯カメラから割り出した男に話を聞く。しかし、男は実は探偵だった。依頼主によると現在住んでいる場所や、男関係を探るよう言われたという。ただ、依頼主は匿名だった。

向井は正木に感情的になってもいいが、いちばん肝心なことを見失うなとアドバイスを送る。そして現在分かっている状況を精査する。犯人は殺害方法から強い恨みがあるにも関わらず、被害者が現在どこに住んでいるのか分からなかった。つまり依頼者と蓮香の関係は浅いのに、殺害方法は深い。

やがて正木は蓮香の以前勤めていた店に行き、過去にトラブルがあった客はないか尋ねる。その結果、遺体の第一発見者である、城山恵吾が店に居た頃の蓮香に入れ込んでいたことが判明した。

捜査員たちが城山の家に行くと、隙を見て逃げ出してしまう。すると正木は自分が行くといって、犯人の説得を始める。感情的になってしまう正木だからこそ、城山の心に熱く親身に訴えかけ、ついには城山を確保することができた。向井はそんな正木ならではのやり方も正解なことがあると助言し、コーチを終えて去っていった。

警視庁捜査一課四係に所、西条、そして正木が異動でやってくる。そんな彼らを取りまとめる上司は瞳だった。

涙もろい刑事

益山瞳(倉科カナ)は警視庁捜査一課の四係に異動した。主任という立場でありながら、部下が一人もいないという異例の状況だった。富永由里(木村多江)はその事情を知っている様子を見せたが、あえてとぼけていた。そんな中、殺人事件発生の一報が入り、瞳は現場へ向かう。

現場に到着した瞳は、泣きながら出てくる正木敏志(阿久津仁愛)とすれ違う。小田茂樹(尾美としのり)から事件の概要を聞くと、今朝7時頃、通行人から通報があったという。被害者はこの家に住む主婦・神村蓮香(神屋敷樹麗)で刃物で何度も刺され、失血死していた。死亡推定時刻は今朝5時前後で、第一発見者は近所に住む城山恵吾(赤ペン瀧川)という男。有力な目撃情報はまだなかった。

捜査本部に戻った瞳は正木から報告を受けるが、彼は泣きながら話しており内容がほとんど聞き取れない。小田によると、正木は普段から感情の起伏が激しく、涙もろい性格だという。

柔道のインターハイ選手として知られ、警視庁にスカウトされた過去を持つ。昔から勝っても負けても号泣する選手として有名だった。瞳は「それで刑事が務まるのか」と不安を口にするが、小田は「性格には難があるが、根性は人一倍。5年前に怪我で引退してからは、泥臭く一から努力している」と説明する。正木は本庁の捜査一課を目指しており、小田はなんとかその希望をかなえてやりたいと考えていた。

そのため小田は助っ人を呼んでいた。やってきたのは向井光太郎(唐沢寿明)であり、小田とは同期の関係だった。

感情の起伏が激しい

瞳は被害者の夫・神村孝夫(瓜生和成)に事情聴取を行った。夫は事件当時、出張で福岡に滞在していたという。夫はレストランを経営しており、妻の蓮香は専業主婦だった。二人は年の差婚で、蓮香がホステスとして働いていた頃に知り合い、結婚に至った。夫は「トラブルなどなかった」と話すが、息子の悟(黒川晏慈)が所属するサッカークラブの韓国遠征で不在だったのが幸いだったが、「息子にどう説明すればいいのか」と涙を流す。その姿に正木もつられて泣き出してしまった

捜査方針は怨恨の線を中心に固まり、瞳は関係者への聞き込みを徹底し、夫のアリバイ確認を急ぐよう指示した。向井は正木とペアを組んで行動することになった。

向井は感情の起伏が激しい正木に「よくそれで日常生活が成り立つな」と呆れながらも、彼にとってこれが初めての特捜本部での捜査なのでサポートする。正木たちは再び近隣住民(加藤満)への聞き込みを行うが、住民は「もう何度も同じことを聞かれている」とうんざりした様子だった。

住民は「元ホステスなんて脱税してる連中ばかりなのに、税金使って捜査なんて無駄だ」と侮辱的な発言をする。正木は「ホステスだからってなんなんですか?典型的な職業差別じゃないですか!」と怒りをあらわにし、向井が慌てて場をなだめた

アドバイス

向井は歩きながら正木に助言をした。感情が高ぶったときは、少し間を置くといいのではないかという。正木は「6秒ルール」を試してみたが、「焼け石に6秒だった」と苦笑する。

落ち込みながら「自分は刑事に向いていないのかもしれない」と漏らす正木に、向井は「今のままでは向いていないと思う」と率直に答えた。正木が「逆に刑事に向いている人って、どんな人だと思いますか」と尋ねると、向井は「わかりません」と静かに返す。

そして「一度立ち止まって考えてみたらどうですか。走りっぱなしだと、そのうち自分を見失いますよ」と忠告した。「1日5分くらい考える時間はあるでしょう。なければ作ればいい」と言い残し、向井は前を向いた。

被害者宅の前に立っていると、桐島奈央(大沢あかね)という女性が声をかけてきた。場所を近くの公園に移し、話を聞くことにした。奈央によると、蓮香は半月ほど前からストーカー被害に悩まされていたという。お茶をした際も、やたらと店の外を気にしていたらしい。「つきまとわれている気がする」と言っていたが、夫には心配をかけたくないと話していなかった。

奈央は「蓮香は私の恩人なんです」と語った。お腹に子どもがいた頃、切迫早産で倒れたとき、誰も助けてくれなかった中で唯一声をかけ、病院まで付き添ってくれたのが蓮香だったという。「大事な友だちが殺されて、何もしてあげられないのが悔しくて」と涙を流す奈央の姿に、またもや正木ももらい泣きしてしまう。

ストーカー事案か?

正木は蓮香がストーカー被害を受けていた件について、瞳に報告した。被害は一週間ほどで収まったため、警察への相談は行われていなかったという。蓮香が通っていた英会話教室は駅前にあり、防犯カメラが多数設置されていたことから、ストーカーの姿が映っている可能性があると考えられた。

その後、正木と向井は張り込みの末、防犯カメラ映像から割り出した男・今村勉(駒木根隆介)に接触する。映像に映っていた蓮香を尾行していた人物で、二人は彼がストーカーだと判断していた。だが、今村は民間の探偵であり、蓮香を尾行していたのは依頼による調査だった。依頼内容は「住所などのほかに、夫以外の男関係を調べてほしい」というもの。今村は守秘義務を理由に依頼者の名前を明かそうとしなかった。

向井が「匿名の依頼ではないか」と問うと、今村は沈黙し、図星であることが明らかになる。探偵業法では匿名依頼の受任は禁止されており、得た情報が犯罪に悪用される危険があるため、違法性を理解していながら金に目がくらんで引き受けたことを認めた。

報酬は即金で150万円。依頼内容には「生き別れの姉を探してほしい」とあり、依頼と共にテレビ番組の切り抜き写真が送られていた。それは4月13日放送の「サッカーフリーク」という番組でのインタビュー映像からのものだった。

正木は放送を見て号泣する。自分がまだ役に立てていない現実に無念を感じ、「必ず真実を突き止めたい」と決意を新たにするのだった。

思案に沈む

正木は一人で沈んでいた。刑事という仕事に向いていないのではないか、この性格はどうしても変えられないのではないかと自問する。そんな正木に向井は言った。「なら、別にいいんじゃないんですか?刑事って理屈で仕事をしても、最後は感情のぶつかり合いになることもあります。だったら、その感情を自分の特性として活かせばいい」と。

ただし、と向井は続けた。「どんなに熱くなっても、いちばん肝心なことだけは見失わないこと。それが大事です」と。彼はさらに具体的に指摘する。「たとえば事情聴取のとき、君は感情に囚われて情報の精査ができていなかった。人探しを依頼するということは、その時点では相手の居場所がわからないということ。何か引っかかりませんか?」と。

向井は事件現場を思い返すよう促した。「あの現場は、凄まじい怨みを感じさせるものだった。あれほどの憎悪を抱くには、被害者と何らかの接点があるはずだ。しかし依頼者は居場所を知らず、送られた写真もテレビに出たときのものだった。つまり依頼者と蓮香の関係は浅い。だが殺害方法は深い。浅いのに根深い――どういう人が考えられますかね?」と静かに問いかける。

夜、正木は残業して蓮香に関する資料を読み返した。彼女の人生、関係者たちの証言、細かな供述を一つひとつ思い返しながら、事件の中に潜む違和感を掘り下げていった。

容疑者を特定

翌朝、正木は瞳に報告を行った。前日に蓮香が以前勤めていたクラブを訪ね、店長(木村知貴)に蓮香の写真を見せて過去にトラブルを起こした客がいなかったかを確認したところ、10年以上前に一人だけ心当たりがあるという。その名は城山恵吾。奇しくも今回の事件の第一発見者だった。城山は最近になって、被害者の家の近くに引っ越してきていた。

14年前、蓮香が入店して間もない頃、同じ青森出身ということで意気投合し、城山は彼女に強く惹かれるようになった。その入れ込みぶりは尋常ではなく、ほとんど毎日のように店へ通い詰め、費用を捻出するために仕事を掛け持ちしたり、借金を重ねたりしていたという。やがて蓮香はその執着の異常さに恐怖を覚え、店長に頼んで城山を出禁にした。

しかし城山は納得せず、店に押しかけては暴れ、「家を教えろ」と脅すなどの行為に及んだ。幸いけが人は出なかったため警察への通報はしなかったが、その出来事を境に蓮香は彼を避けるようになった。たまたまテレビで蓮香を見かけて、怨みが再燃したのだろうと推測した。10年以上経って居場所がわからなかったため、城山は探偵を雇って彼女の所在を突き止めようとしたのだ。

報告を聞いた瞳は「お手柄」と正木を褒め、城山の行動確認に入るよう指示を出した。

覚醒

捜査チームは城山の自宅へ向かった。現場では一人の捜査員が城山に話しかけていたが、その様子を見た向井は「まずいですね」とつぶやいた。すると城山は突然逃走。正木が「俺、行きます」と言って追いかけた。追い詰められた城山はナイフを取り出し、正木は両手を挙げながら「話がしたいだけだ」と声をかけた

「神村蓮香さんを殺した。そうですね?」と問うと、城山は「そうだ、あれは俺の女だ!」と叫んだ。「どれだけ金を使ったと思ってるんだ。家族からも絶縁されて、毎日の日雇いでやっと生きてきたのに、あっさり別の男と消えやがった。あのアバズレが!」と怒りをぶつける。

正木は「ずっと探してたんだな、十何年も前から。テレビで蓮香さんを見つけたんだろ」と静かに言葉を返す。城山は「俺はドブネズミみたいな生活してるのに、あの女は絵に描いたような幸せな人生を送ってた。そんな理不尽あっていいわけないだろ!」と叫んだ。そこで正木が「ずっと愛してたんだな」と言うと、城山は「違う、金を返してほしかっただけだ」と否定する。

「愛してた女に裏切られて、その恨みを晴らそうとした。そういうことだろ?」と問う正木に、城山は再び「違う」と叫んだ。それでも正木は「愛だろ、愛!金じゃないだろ!」と涙ながらに訴えた。「俺にも理解できるよ。だから、あんたと蓮香さんの話を聞かせてくれ。俺もちゃんと知りたい。どうしてこうなったのか、2人で考えよう」と真摯に語りかける。

「だって悲しすぎるだろ。人を殺すなんて、取り返しのつかないことなんだぞ。どうしてこうなったんだよ!」城山は「そんなの、俺が聞きてえよ!」と叫び返す。その様子は市民たちのスマホに撮影されていた。

正木はゆっくりと歩み寄り、「話を聞かせてくれ」と再び語りかける。「逮捕するためだろ」と言われても、「逮捕はするよ。でも数字扱いにはしない。今日の逮捕者何名ってデータに入れて終わりにはさせない。あんたは城山恵吾という、ちゃんと名前のある一人の人間だ。俺も一人の人間として、あんたと真正面から向き合わせてもらう」と訴えた。

その言葉に城山は涙を流し、その場に崩れ落ちた。周囲にいた捜査員たちが駆け寄り彼を確保した

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【コーチ】4話の結末

屋上で正木と向井が話していた。正木は「みっともなくてすみません」と頭を下げたが、向井は穏やかに言った。「刑事の説得って、常に理詰めで相手を『まいりました』と言わせるだけのものですか?」正木が「そうだと思っていました」と答えると、向井は首を振った。「違います。感情が爆発している相手には、同じく感情でぶつかるのも正解のときがあります。今日の君のように、裸の自分をさらけ出して対峙できる刑事がいてもいいと思います。ただし――条件つきですけど」と笑みを見せた。

「感情的になっても、肝心なことは忘れない。それが条件です。さっきのケースでは、どう安全に城山を確保するかを意識する必要があった」と続けた。そして「孝夫さんたちに城山の視線がいかないようにした判断は良かった」と評価した。野次馬の中には、蓮香の夫の姿もあったのだ

去ろうとする向井に、正木は「昔、感情のコントロールがきかなかったことはありますか?」と尋ねた。向井は「どうしてそんなことを?」と聞き返す。正木は「指導を受けているとき、そんな感じがしたので」と答え、「どうやって克服したのか教えてほしい」と頼んだ。向井は少し笑い、「お元気で」とだけ言って去っていった。

後日、警視庁に所貴之(犬飼貴丈)と西条猛樹(関口メンディー)が集まっていた。そこに遅れて正木も現れ、「四係の顔合わせってここですか?」と尋ねる。ほどなく瞳が現れ、一人ひとりの名前を呼びながら、捜査一課のバッジを胸につけていく。最後に彼女は微笑み、「ようこそ、警視庁刑事部捜査第一課四係へ」と挨拶した。

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【コーチ】4話のまとめと感想

向井のアドバイスにより元ホステスの太客だった男が犯人だと見抜き、捕えるために感情に訴えかけて説得したという話でした。

蓮香の夫が妙に冷めているので、夫が殺害したのかと思ったら以前の太客が犯人でした。感情的になってしまう正木に向井がアドバイスを送ることで、正木は感情的になりながらも肝心なことは忘れないでいられました。

どうやら向井は感情的になったことで、何かやらかした過去があるのではないか?正木の質問に答えずに去るあたり、そう思いたくなります。

向井チルドレンが勢ぞろいした四係が、次回から本格的に稼動するようです。うまく尾行して体の大きさを生かしながら犯人を追い詰める西条に、感情に訴えて降伏させる正木。取調べは所がやって供述を引き出す。そんな彼らを信じて任せる瞳。彼らが太刀打ちできない相手が出てきた時、とうとう向井が一課に戻ってくる……なんて展開を楽しみにしています。

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【コーチ】4話のいいセリフ

走りっぱなしだと、そのうち自分を見失いますよ。

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