【コーチ】1話「55歳の新米刑事!?」のネタバレと感想をまとめています。
自分より年上の部下に、何を考えているか分からない若者の部下。若くして管理職についた女性は、彼らの扱いに日々悩んでいた。そんな彼女のことを周囲は、お飾り管理職だと腫れ物のような扱いだった。そこにやってきたのは55歳の新米刑事だった。ただしこの男、ただものではなくて……。
【コーチ】1話のあらすじ
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— ドラマ『コーチ』金曜よる9時放送中?? (@tx_drama9) October 5, 2025
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若くして管理職になった益山瞳(倉科カナ)は日々悩んでいた。自分より年上の部下・石田誠二(岩谷健司)は扱いづらく、度々経験不足を指摘してきた。若手の女性部下・永谷美久(工藤美桜)もまた、世代間ギャップがあって接しづらく、強く叱ることができなかった。
上の方針で管理職に女性を登用しなければならない事情があり、周囲からはお飾りのような目で見られ、みなが腫れ物に触るような扱いをしているような気がしていた。
そんな瞳のところに新たな部下がやってくる。なぜか人事部から来た新人は55歳の向井光太郎(唐沢寿明)で、瞳はますます気苦労が絶えなくなり……。
2話→
【コーチ】1話の見逃し配信
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【コーチ】1話のネタバレ
父親を刺して逃亡していると思われた栗本智治だったが、実は娘の里絵が入れ込む地下アイドルの工藤翔に、娘が祖父を刺したと連絡が入って見に行ったところ、弟に目撃されて逃走していた。
逮捕後、娘をかばい黙秘を続ける智治に、瞳は娘を助けたいなら全て話して欲しいと説得する。そして智治は全て話し、工藤の行方を追って瞳たちは捜索する。
その結果、スナックに里絵を監禁していることが判明した。しかし、工藤は里絵を人質に立てこもってしまう。自分が突入すると言い出す瞳に、向井は管理職は部下を信じて任せるものだと諭す。
言葉に落ち着いた瞳は覚醒し、テキパキと明確な指示を部下たちに与え、やがてみんなで協力して工藤を確保し、里絵を無事保護した。
向井は瞳に若くして管理職になった者たちの抱えている問題を指摘し、管理職はすべて部下に任せて責任を取るだけでいいと改めて諭す。向井のコーチングを受けた瞳は、その後自ら現場に出る事はなく、部下たちに任せるように変わった。そして石田や永谷も瞳を信頼して、生き生きと捜査をしに向かった。
55歳の新人
サラリーマン(Velo武田)が暴行を受ける傷害事件が発生した。目撃者の証言によれば、加害者は黒いシャツを着た20代の男であった。現場では人手が不足していたが、益山瞳(倉科カナ)は部下の石田誠二(岩谷健司)からの応援要請に応じなかった。その後、永谷美久(工藤美桜)に猫を病院に連れて行くからという理由で、取り調べの交代を頼まれ、渋々引き受けることになる。
一方、警察署の前では向井光太郎(唐沢寿明)が暴行事件の男・相川啓太(村越亮太)と遭遇する。男は出頭を迷っていたが、向井はその手を取り、怪我の様子を確認した。
翌日、新入りが来ると告げられたが、その人物は55歳の巡査部長だった。そこへ向井が暴行事件の犯人を連れて現れ、瞳に挨拶をする。突然の展開に、瞳は戸惑いを隠せなかった。
その後、部署内で向井と瞳が話を交わす。向井は刑事の経験が一応あるものの、10年間人事課に在籍しており、現場復帰は久しぶりだった。やがて相川が犯行を認めたと聞くと、向井は無言で席を立ち、帰っていった。
殺人事件発生
瞳は残業を終え、夜遅くに自宅へ戻った。だが帰宅して間もなく、携帯電話が鳴る。部下の西原裕平(田中幸太朗)から「殺しです」という報告が入り、瞳は現場へ急行した。
到着すると、そこにはなぜか向井の姿があった。近所で食事をしていたという。現場検証が始まり、被害者は栗本徹(坂口進也)で、腹部を刃物で刺され重傷を負い、すでに病院へ搬送されていた。通報者は次男の栗本孝泰(こくぼつよし)で、病院で父に付き添っている。栗本は5年前に妻を亡くしてから一人暮らしをしていた。孝泰は実家に泊まるつもりで帰省した際に事件に遭遇したという。
孝泰は犯人が兄の智治(林泰文)であると証言した。彼が家に入ったとき、父のそばで智治が血まみれの手に凶器を握っていたという。その後、栗本徹は死亡が確認された。
瞳は向井とともに智治のマンションを訪ね、インターホンを鳴らす。しかし、向井が外に出た直後、車が急発進して走り去った。向井は咄嗟に写真を撮り、「偶然撮れた」と言って、その車の写真を瞳に渡した。
行方不明の娘
捜査会議が開かれ、智治が父親にたびたび金の無心をしていたことが報告された。父・栗本徹はアパートを2軒経営する資産家であり、金銭をめぐるトラブルが動機の可能性として浮上する。警察は智治を容疑者として捜査を進める方針を固めた。
その中で、瞳は「少し待ってほしい」と発言し、自分がインターホンを鳴らしたせいで智治を逃がしてしまったと謝罪した。しかし瞳の上司である課長の宗像悟(岸田真弥)は特に追及せず、捜査員全員に犯人確保を優先するよう指示を出した。
会議後、石田は宗像に対し、瞳は管理職に向いていないと進言する。その会話を偶然耳にした瞳は、あえて大声で桐谷浩明(細井じゅん)に声をかけ、聞き込みに出ると宣言。その行動に、なぜか向井も同行することになった。
2人は智治の元妻・畠中夏実(松本享子)のもとを訪れ、智治からの連絡の有無を確認した。元妻によると、3年前に離婚して以来、金を貸したこともなく、智治は毎月きちんと養育費を送っているという。娘の里絵(山口ことね)を溺愛しており、関係は良好だったが、その里絵が数日前から戻っていないことが明らかになった。
中間管理職の憂い
瞳は署に戻ると、宗像に向井への不満をぶつけた。その最中、栗本智治の車が発見されたとの報告が入る。車は公園のそばに乗り捨てられていた。直後に電話が鳴り、瞳は千川駅前交番へ向かうことになる。
現場では、部下の永谷が栗本智治の店の近くで張り込み中、やってきた客の一人を不審者と誤認して揉めたという。客は「白黒つけよう」と交番まで永谷を連れてきたが、その男は元捜査一課特殊班の高野哲雄(大高洋夫)だった。永谷が刑事だと知ったうえで、わざと挑発したのだ。堪えかねた永谷は「何が指導だ、ふざけんなクソジジイ!」と高野がいなくなった後に怒鳴った。
瞳は永谷を責めることなく、署に戻って電話番をするよう命じた。その直後、近くで向井の笑い声が聞こえ、彼は「たまたま近所にいた」と言い訳した。向井は「いつも部下が失敗したら、現場に出てフォローしているのか」と問い、さらに「永谷はいくつだ?扱いづらい世代で大変だな」と同情を示した。続けて「なんで何も言わずに返した?部下を信頼していないのか?」と問われ、瞳は「そんなことはない」とだけ答え、その場を去った。
その夜、瞳は屋上で一人、疲れと無力感に沈んでいた。そこへ署長の今井令子(板谷由夏)が現れ、「これから挽回すればいい」と励ます。だが瞳は「自分が女性だから甘いのではないか」と反発した。署長は、警視庁が女性管理職を登用しなければならない現状を説明し、「まだまだ男性優位な組織だが、女性同士で支え合っていかなければ」と諭す。瞳は「警察の中で男女同権が実現するのはまだ先だ」と嘆くが、署長は「だからこそ後輩たちのためにも上を目指すべきだ」と背中を押した。瞳は自分にその責務を担えるのか不安を覚えながらも、小さく「はい」と答えた。
退職届と覚悟
翌日、石田から栗本智治の目撃情報が入った。瞳はすぐに部下を連れて現場へ向かい、少し遅れて向井も後を追った。緊迫した捜索の末、瞳はついに智治を確保することに成功した。
取り調べは石田が担当したが、智治は黙秘を貫いた。宗像は「自供がなくても証拠はそろっている。送検は可能だ」と判断する。しかし瞳は「もう少し時間をください。栗本には何か隠していることがある」と訴えた。だが宗像は冷たく、「そんなことで迷っているようではリーダー失格だ」と言い放つ。石田も「今度しくじったら後がないから、係長も慎重になるんでしょう」と嫌味を口にし、瞳の心をさらに追い詰めた。
その夜、瞳は一人残って退職届を書いていた。そこへ向井が現れ、封筒を奪い取ると「まさか事件が片付いたら辞めるつもりですか」と問いかけた。瞳は「懐に忍ばせておくだけ。何かあったら責任を取る、管理職としての覚悟ってそういうものでしょ」と答えた。
しかし向井は首を振り、「本当に取り返しのつかないミスなら、辞表を書く前に懲戒処分になってますよ。本当は逃げ出したいだけじゃないんですか?」と切り込む。瞳は「私を監視しに来たの?」と声を荒らげ、向井は呆れたようにため息をついた。
「とにかく返して」と詰め寄る瞳を無視し、向井は「栗本の動き、おかしいと思いませんか?」と話を変えた。瞳はホワイトボードに貼られた足取りを見つめ直し、「本気で逃げるつもりなら、もっと遠くに行ったはず」と同意する。栗本が何をしようとしていたのか――その答えを考え込む瞳の背後で、気づけば向井の姿はもう消えていた。
度を越した推し
永谷が智治のスマートフォンの発信履歴を持って瞳のもとへやってきた。彼女によると、「向井に言われて、係長に渡すよう頼まれた」という。履歴を確認すると、智治は事件前に娘の里絵へ電話をかけており、事件後にも連絡を試みていたが、不通だった。
そのとき永谷は、以前高野に説教された際の言葉を思い出した。「店の客を調べる前に、マスターの周りを調べたのか。例えば娘とか」と言われたのだ。高野はさらに、「先週、娘が店に金をせびりに来て揉めていた」と話していた。永谷の報告を聞き、瞳は一瞬叱責しかけたが思いとどまり、「明日、一緒に捜査しよう」と誘った。永谷はその言葉に目を輝かせ、嬉しそうにうなずいた。
翌日、瞳と永谷は里絵のバイト先を訪れた。店主(青木孝寛)によると、里絵は無断欠勤しており、連絡も取れないという。瞳は永谷に聞き込みを続けるよう告げて見守る。永谷が店員の紗栄子(江上敬子)に話を聞いたところ、「メールも既読にならないし、連絡が取れないなんて初めて」と心配する声が上がった。さらに「お金のことで少し揉めていた」とも証言した。
その後、瞳と永谷は署に戻り、宗像に報告した。調査の結果、里絵は“ワンダラーズ”という地下アイドルグループのメンバー・工藤翔(吉澤要人)に熱を上げ、100万円以上の借金を抱えていたことが判明する。そこへ向井が現れ、「栗本が逃亡した理由がわかった」と言い、捜査は新たな展開を迎えた。
説得
瞳が取り調べを担当した。彼女は智治に黙秘を続けているのは娘・里絵をかばっているからではないかと問いかける。さらに、「里絵が父・徹を刺したのではないか」と踏み込むと、智治は一転して口を開き、「あの子がそんなことをするはずがない」と否定した。
瞳はさらに追及を続け、智治が渋谷中央公園に車を止めた理由を問う。「あの場所で“ワンダラーズ”のファンミーティングが行われていたからではないか」と推測する。さらに、事件後に渋谷の事務所を訪れた理由も、「里絵がメンバーの翔と一緒にいると思ったのではないか」と指摘した。
瞳は翔の所属する芸能事務所を訪ね、社長の野田(吉澤尚吾)から話を聞いた。社長によれば、翔は先週、重大な契約違反を犯したために解雇されたという。彼は事務所に無断でファンから金を巻き上げており、ファンの書き込みからその事実が発覚した。金を払えないファンには暴力まで振るっていたという。
瞳は取り調べる智治に「工藤翔は危険な男で、彼の周りにいる人間の安全は保証できない」と警告した。そして真剣な眼差しで、「里絵さんを助けたいのなら、何があったのか正直に話してほしい」と訴えた。
事件の真相
智治はついに事件当日の出来事を語り始めた。事件の日に工藤から電話があり、「里絵が祖父から金を借りようとして口論になり、誤ってナイフで刺してしまった」と告げられたという。工藤は「このまま警察に連れて行こうか」と言ったが、智治は「自分で状況を確認するから待ってくれ」と頼み、急いで実家へ向かった。
到着すると、父・徹は腹を刺され倒れていた。智治は反射的にナイフを引き抜いたが、その瞬間、次男が帰宅し、その場面を目撃してしまった。智治は動揺のあまり里絵と話すこともできず、逃げるように現場を離れたという。
この供述を聞いた宗像たちは、真犯人が工藤であると確信した。智治が「娘を助けてほしい」と訴えると、瞳は「必ず保護する」と力強く約束した。
捜査本部は直ちに里絵と工藤の行方を追うため、関係者や“ワンダラーズ”のメンバーへの聞き込みを開始した。しかし、誰も工藤の居場所を知らなかった。そんな中、石田から連絡が入り、工藤が事務所を解雇された後、知人が経営するスナックの管理を任されていたことが判明した。
覚醒
スナックの一室では、里絵が工藤に監禁されていた。工藤は「お前も共犯だ」と凄み、怯える里絵に詰め寄る。里絵は涙ながらに「殴るから教えた、どうして殺したの」と叫ぶ。工藤は事件当日、金目の物を探すために徹の家へ忍び込んでいた。そこへ徹が帰宅して驚きの声を上げたため、咄嗟に手にしていたナイフで刺してしまったのだった。
一方、スナックの周囲では捜査員たちが包囲を完了していた。だが、店の外に出てきた工藤に瞳の姿が見つかってしまう。工藤は里絵を人質にとり、「建物から出て行け」と要求。瞳たちは一旦距離を取り、事態の収拾を図った。
「特殊班を呼ぼう」と主張する石田に対し、瞳は「自分が突入する」と言い出す。現場が緊迫する中、「ちょっと待った」と割って入ったのは向井だった。
「係長、あなたが前線に出てはいけません。先陣を切るのはあなたの役目じゃない。今やるべきことは、部下を信じて、少しでも警察に有利な状況を作ることです」
その言葉に瞳は息をのむ。向井は「とりあえず深呼吸!」と促し、瞳が落ち着くのを確認すると「それでいい。リーダーはあなたです。我々はあなたに従います」と穏やかに告げた。
気持ちを立て直した瞳は即座に指示を出す。石田に工藤の説得を命じ、西原には逃走経路の監視を指示。永谷には現場待機を命じ、向井と桐谷には裏口への回り込みを担当させた。そして自らは「私が時間を稼ぐ」と言い、正面から工藤と対峙する覚悟を固めた。
事件解決
石田が説得のためスナック内に近づいたが、工藤は興奮状態にあり、言葉が届かない。苛立ちと焦燥を滲ませながら、石田は無線で「どうしますか」と瞳に指示を仰ぐ。瞳は短く息を整え、「そのまま説得を続けてください。ベテランの底力、見せてくださいよ。責任は私が取ります」と告げた。
石田は苦笑しながら「しょうがねえな」とつぶやき、腹をくくって再び現場へ向かう。彼は落ち着いた声で「なあ工藤、ちょっと顔を出して外の様子を見てみろ」と呼びかけた。その言葉に反応し、工藤が様子を確認しようと扉に近づく。
その瞬間を狙い、向井が裏口から突入した。勢いよく工藤にタックルを仕掛け、そのまま床に押し倒す。捜査員たちが一斉に駆け込み、工藤は制圧・逮捕された。里絵も無事に保護され、現場には安堵の空気が流れた。
石田が振り返り、瞳に向かって微笑む。瞳もほっとしたように笑みを返した。緊張の糸が切れた瞬間、向井が軽口を叩き、瞳は思わず声を上げて笑った。
工藤はすべての罪を認めた。里絵は脅されて祖父の家を案内しただけであり、罪には問われないと瞳は智治に伝えた。ただし、しばらくは取り調べに協力してもらうことになると説明する。やがて、申し訳なさそうに現れた里絵に対し、智治は怒ることなく、ただ安堵の表情を浮かべた。
向井の教え
事件が一段落した頃、向井が瞳のもとに現れ、「ちょっと…お話できますか?」と屋上へ呼び出した。そこで向井は、「係長はなんでも首を突っ込まないと、気がすまない性格ですよね?」と切り出す。瞳が否定すると、向井は静かに言った。「捜査一課長が自ら犯人に、手錠をかけることはありませんよ」
さらに向井は、「一度、“女性”という肩書きを外してみませんか?」と提案する。瞳は「男性だからわからないでしょう」と反論するが、向井は穏やかに続けた。「確かにわかりません。でも若い人のことはわかります。あなたは若くして昇進した人に共通する問題を抱えているだけです」
「責任感が強すぎて、プレッシャーを自分で抱え込む。多くの若い管理職候補が、その重圧で潰れていきました。今のままだと、あなたも同じ道をたどりますよ」
向井は「管理職は現場で動かなくていい。部下に任せて、責任だけ取ればいいんです」と助言する。そして微笑みながら付け加えた。「部下を信じて任せる。危なっかしく見えても手を出さない。それができるようになれば、眉間のシワも消えますよ」と笑った。
「じゃあ、私はこれで。本部に一足先に戻ります」と去ろうとする向井に、瞳は「異動じゃなかったんですか?」と驚く。向井は振り返り、「わからなくても業務に支障はありません」と笑って立ち去った。
【コーチ】1話の結末
警視庁に戻った向井は、富永由里(木村多江)のもとへ赴き「任務終了です」と報告する。由里が「彼女はどうでした?」と尋ねると、「まあ、もう大丈夫なんじゃないでしょうか」と答えた。「花丸ですか?」と続ける由里に、「やることはやったし、伝えることも伝えた。それを生かせるかどうかは彼女次第」と言い残し、「一課に戻りたくなったんじゃ?」という問いには「人事課の仕事で精一杯ですよ」と笑って去った。
それからの瞳は変わった。自ら現場に出ることはなくなり、部下にすべてを任せるようになっていた。
別の署の取り調べ室では、被疑者が刑事よりも一枚上手な駆け引きを見せる。新たな課題の気配を残し、物語は静かに幕を閉じた。
2話→
【コーチ】1話のまとめと感想
娘の推しメンが娘の祖父を刺して逃走し、娘の父親に罪をなすりつけようとしたが、向井のコーチを受けた瞳が覚醒して無事逮捕したという話でした。
ある意味唐沢寿明さんのお家芸といいますか、『ハラスメントゲーム』や『プライベートバンカー』的な、知恵を授けて問題を打開する系ドラマです。そこに事件要素も加わり、新たな刑事ドラマとなりました。
今回の話は警察官でなくとも女性や管理職の人なら抱える問題なので、見ていて苦しくもあり痛快でもありました。
若く優秀だからこそゆえ、空回りして潰れてしまう。ちょっとコーチすればきっともっとよくなる。そういったことを由里に言われて向井は送り込まれたのか?まだ上の意図は分からないです。
個人的にこのタイプのドラマの唐沢さんを見るのが好きなので、今後も毎回色んな人にコーチをして気付きを与えていくのを楽しみにしています。
2話→
捜査一課長が自分で犯人に手錠をかけることはありませんよ。