【大追跡】8話のネタバレと感想|22年前に起きた事件の犯人を追え

2025夏ドラマ
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【大追跡~警視庁SSBC強行犯~】Episode8「消えた×××」のネタバレと感想をまとめています。

伊垣の恩師である元警察官の加茂が何者かに撃たれ、病院へ運ばれる事件が発生する。弾丸を調べたところ、加茂が22年前に奪われた拳銃から発砲されたと判明する。22年前、ホームレスが奪われた銃で殺害されたが、実は世間には発表できない事実が隠されていて……。

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【大追跡】8話のあらすじ

元警察官が撃たれる事件が発生し、現場に駆けつけた伊垣修二(大森南朋)は運ばれる被害者を見て驚いた。それはかつて新人警察官だった自分に、仕事の基本を教えてくれた恩師の加茂雄作(螢雪次朗)だった。

加茂の体内から摘出された弾丸を調べたところ、22年前に起きた事件に使用された拳銃だと判明する。その拳銃は加茂が22年前に何者かに奪われ、その後ホームレス射殺事件に使われたものだった。

久世俊介(佐藤浩市)は自分が警察にいたときに解決できなかった事件だと明かし、必ず犯人を逮捕するよう一課の八重樫雅夫(遠藤憲一)と青柳遥(松下奈緒)に命じた。

名波は久世に以前から事件の話を聞いていたが、どこか引っ掛かりを覚えていた。直接久世に問いただしたところ、世間には公表できないある事実が22年前の事件にはあるといい……。

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【大追跡】8話のネタバレ

捜査一課は現場付近で職質を受けて逃げた赤いシャツの男を追っていたが、青柳は単独行動で別の青いシャツの男を追うことにする。しかし、男をつけていった先のビル内で、青柳は殴られて意識を失い倒れてしまう。

名波は久世に直接22年前の事件のことを問いただす。殺されたのは実はホームレスに扮して張り込みをしていた捜査員で、久世が命じて任務についている最中に殺害されたことを明かす。

娘が伊垣に連絡が取れないと電話し、SSBCで青柳の足取りを追うが、途中で消息が分からなくなってしまう。青柳は拉致された可能性があった。

元警察官銃撃事件発生

加茂雄作(螢雪次朗)は男を追跡中に銃撃を受け、腹部を撃たれて動脈を損傷、弾丸は脾臓にまで達していた。現場には伊垣修二(大森南朋)らが駆けつけ、搬送される加茂に声をかけた。

被害者の加茂は伊垣の先輩刑事であり、伊垣が警察官として初めて交番勤務をした3年間、仕事の基本をすべて教えた人物であった。加茂は最終的に巡査部長として、江戸川区小岩四丁目交番に勤務し職を終えていた。

事件発生直後の午後11時7分頃、近くの交番から現場に向かっていた巡査が挙動不審な男を発見し声をかけたが、男は逃走した

木沢理(伊藤淳史)が防犯カメラ映像から男を特定する一方で、江戸川区に住む加茂がなぜ五反田にいたのか、伊垣は疑問を抱く。

加茂の見舞いに久世俊介(佐藤浩市)が現れたとの報を受け、八重樫雅夫(遠藤憲一)と青柳遥(松下奈緒)が病院に急行した際、久世は「捕まえろ。加茂さんを売った犯人を絶対に捕まえろ、絶対にだ」と強い口調で告げ、何か事情を知っている様子を見せた

現場付近で防犯カメラに映っていた4人の男女は、いずれも無関係と判明。その後、目黒駅の地下通路で赤いシャツの男が映像に確認され、後続の映像を追跡することになった。

佐倉大(本田大輔)の調べで発射された銃弾は、22年前に発生したホームレス射殺事件で使用されたものと一致し、さらにその拳銃は事件の2日前、現職警察官から奪われたニューナンブM60であったことが判明した。その被害に遭った警察官こそ加茂であり、伊垣も加茂が当時の事件の当事者であったことを知っていた。

22年前の事件

伊垣、青柳、名波凛太郎(相葉雅紀)の3人は病院で加茂の見舞いに訪れ、その後話を交わした。加茂は22年前、平成15年7月6日午後10時20分頃、小岩四丁目交番に勤務中にパトロールから戻ったところを暴漢に襲われ、所持していた拳銃ニューナンブM60を奪われていた。当時、伊垣は交通課に異動しており、「もう少しそばにいられたら」と悔いをにじませた。

その2日後の7月8日深夜2時、北新宿の公園でホームレスが射殺され、使用された銃弾は加茂から奪われたニューナンブM60であることが判明した。責任を取る形で加茂は依願退職し、半年後に迎えるはずだった定年を前に警察官人生を終えた。

伊垣はその時、加茂を見送りに行った。加茂は「情けないよ、悔しいよ、こんな辞め方。俺の警察官人生は何だったんだろう」と悔しさを吐露し、「元気でな」と言い残して去った。その後、伊垣が何度か連絡を試みても会うことはできず、奥さんを亡くして以来一人で過ごし、辛い日々を送っていたのだと噂で聞いた。

病室で突然、心電図のアラームが鳴り響き、加茂は危篤状態に陥った。医師たちが心臓マッサージを施し、懸命な蘇生処置の末、なんとか一命をとりとめた

その後、3人は屋上で話を続けた。青柳は「22年前の拳銃がなぜ今になって使われたのか」「なぜ久世が加茂を気にかけるのか」と疑問を口にする。伊垣は名波に「知っているのだろう」と問いかけ、名波は22年前の事件について久世から何度も聞かされていたことを明かした。

久世は当時警視庁に所属し、捜査に関わっていたという。名波は「未解決のまま残っていることが、残念でならないようだった」と語り、青柳は久世から直接話を聞きたいと願い出る。伊垣も同じ気持ちを示すと、名波は「わかりました」と承諾した。

久世の願い

久世は小料理まえだで語り始めた。22年前の事件当時、彼は警視庁組織犯罪対策部長を務めており、刑事部と組対の合同捜査を指揮していた。加茂の事情聴取にも立ち会ったが、捜査は当初から難航していた。当時は防犯カメラの設置数が少なく、頼りとなる目撃証言も得られなかった。被害者がホームレスだったこともあり、犯人像の絞り込みは困難を極め、報道も次第に減少して情報はさらに集まらなくなった。

それから久世が加茂から手紙を受け取ったのは、警察庁長官に就任した時だった。そこには自分のせいでホームレスが殺されたと記されていた。加茂は退職後も新宿周辺で聞き込みを続け、若者に「拳銃を持っている者やホームレスを殺したと吹聴している者を知らないか」と尋ね歩いていた。しかし、加茂も警察も犯人を特定できなかった。今であれば、デジタル捜査の進歩により、早期解決が可能だったはずだと久世は語り、だからこそ警察庁長官としてSSBC創設に尽力したのだと述べた。

久世はまた、退官直前の年に一度だけ加茂と会ったことを明かした。地下駐車場に止めた車中で、加茂は「まだ犯人を探しているのか」と問われると「はい」と即答した。久世が「もう民間人なのだからやめろ」と諭すと、加茂は「私があの男から奪われたのは、拳銃だけではありません。人生そのものです」と語り、「あの男を見つけるためだけに生きている」と決意を口にした。そして久世に話せたことを感謝し、その場を去っていった。

久世は今になって、あの時に無理にでも止めていれば、加茂は撃たれずに済んだと悔いた。彼は、今回こそ加茂がついに被疑者を見つけたのだと考えていた。青柳は「今追われている男は30代から40代と推定され、加茂さんが追っていた人物像と一致する」と語る。さらに青柳は加茂の自宅を調べ、加茂が掴んでいた情報を探ると申し出た。久世は「デジタルとアナログの融合こそ、私が望んでいた捜査の姿だ。頼む」と満足げに応じた。

男の行方

木沢が防犯カメラ映像を追跡した結果、五反田で警官から逃走した男が、武蔵小山駅で下車していたことが判明した。さらに光本さやか(足立梨花)の調べで、加茂のスマホから直近数日の位置情報データが確認された。撃たれる4日前の9月1日以降、加茂は毎日早朝から深夜まで15時間にわたり、五反田駅周辺に滞在していたことが分かった。伊垣や名波は、これは張り込みを行っていたと見て、9月1日から急に動き始めた理由は、犯人を特定する手がかりを掴んだからではないかと推測した。

一方、青柳と中津川一樹(宮地真史)が加茂宅を家宅捜索すると、壁には事件に関する資料が貼り出されていた。その中にチラシの裏に書かれた「17:09」という数字が見つかる。伊垣の指示でカレンダーを確認したが、9月1日にも8月31日にも印はなかった。しかし光本が8月31日17時15分に発信された通話記録を発見し、仁科瑠美(丸山礼)が調べたところ相手は東京中央テレビの視聴者センターであることが分かった。

青柳と佐倉が東京中央テレビを訪れ、担当の松倉友樹(佐伯新)に事情を聞くと、確かに8月31日17時15分頃、年配の男性から問い合わせがあったという。内容は、同日17時9分頃に放送されたインタビュー映像について「どこで、いつ撮影されたのか」というものだった。松倉は「五反田で撮影した」と答えたと証言した。

それぞれの追跡

SSBCに戻った一同は、東京中央テレビのVTRを改めて確認した。インタビューに答えているのは、伊垣がかつて防犯カメラ映像で見せてもらった女性・川内恵(梅沢昌代)だった。映像には赤いシャツの男の姿はなく、ただ後ろ姿が映り込んでおり、それを見て加茂が思い出したのではないかと推測された。そこへ小山田勝也(髙木雄也)から連絡が入り、武蔵小山の弁当屋で対象者が弁当を購入している映像が見つかったと報告された。顔も鮮明に映っていた。

捜査一課は直ちに武蔵小山に捜査員を派遣し、対象者を追跡するよう命じた。しかし青柳は違和感を覚え、独自に行動することを決める。一方、伊垣は再び映像を見直し、手がかりを探し続けた。

青柳はインタビューが撮影された現場を訪ねる間、他の捜査員たちは商店街の人々に写真を示して聞き込みを開始した。伊垣は川内の自宅を訪ね、住人が年金詐欺の被害に遭っていた事実を知る。それはインタビュー直後に起きた出来事であった。

一方、機動捜査隊の源晋太郎(矢柴俊博)と沢村伸吾(ワタナベケイスケ)が赤いシャツの男を発見。中津川が配達員を装って「書留です」と声をかけ兵藤剛士(七瀬公)の部屋に入ると、中には多数のモデルガンが置かれていた。その中に本物の銃、ニューナンブM60も混じっていたことを佐倉が確認した。

その頃、青柳は偶然にもインタビュー映像に映っていた青いシャツの男(板橋駿谷)本人を発見し、尾行を続けていた。男がビルへ入ると青柳も単独で追跡し、警棒を構えて慎重に上階へ進んだ。しかし不意に背後からナイフを突きつけられ、直後に殴打されて気を失ってしまった

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【大追跡】8話の結末

名波はようやく久世と対面した。名波は率直に疑問をぶつけた。世間を騒がせた未解決事件は数多くあるのに、なぜ久世は22年前のあの事件に固執するのか。自分に知らされていない事実があるのではないか――。その問いに久世は「さすが俺の甥っ子だな、凛太郎」と応じ、真実を語り始めた。

22年前に殺されたのはホームレスではなかった。実際にはホームレスに扮して張り込みをしていた捜査員であり、久世が命じた部下であったのだ。現職警察官から拳銃を奪い、さらに部下を殺したのは誰なのか。あの時何が起こったのか、久世はいまだ真実を知らない。だからこそ忘れられず、あの事件に囚われ続けているのだという。久世は「今はSSBCがある。あの時できなかった捜査が今ならできる。頼むぞ、凛太郎」と甥に託した。

その頃、美里(今濱夕輝乃)が「ママと連絡がとれない」と伊垣に知らせてきた。名波と伊垣は急ぎ部署に戻り、青柳がいた場所の防犯カメラ映像を確認した。そこには男を追っている青柳の姿が映っていた。加茂もインタビュー映像で同じ男に気づき、張り込んでいたのではないかと推測される。22年前の事件の犯人もこの男なのか。

映像には青柳の姿が残されていたが、その先にはカメラがなく行方は途絶えていた。葛原茂(光石研)係長は「青柳は拉致されたのではないか」と推測し、それを聞いて伊垣と名波は部署を飛び出していった。

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【大追跡】8話のまとめと感想

伊垣の恩師が22年前に奪われた銃で撃たれ、22年前の被害者は実はホームレスではなく、久世の命令で張り込みしていた捜査員だったという話でした。

ここに来て急にシリアスな展開になります。22年前、久世は捜査員を何のために張り込ませていたのか?それに関してはまだ分かりません。そして捜査員だと分かった上で殺害していたのか?など、気になる点がいくつかあります。

そして実は殺された捜査員が加茂の息子とか、そんな展開もありうる気がしましたが、それならこの回で明かしてもいいと思うのでさすがにそれはないかもしれません。

赤いシャツの男こと兵藤は青いシャツの男から、拳銃を受け取ったから自宅にあったということなのか?しかし2人は共犯という感じでもないので、ガンマニアがこっそり譲り受けたみたいな感じなのか。だから兵藤は職質を受けた時に逃げたとも考えられそうです。

いずれにしても次回最終回ですべて明らかになって欲しいですし、いきなり青柳退場ではないことを願います。

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