テレビ朝日系で7月10日水曜21時から始まる「刑事7人」シーズン5をより楽しむために、全シーズンの主要キャストおさらいと、前シーズンの最終回の終わり方について調べました。東山紀之さん主演の「刑事7人」も今回で5シーズン目になります。過去シーズンから現在まで、主要人物の入れ替えなどを経て現在に至ります。
【刑事7人】シーズン5の基本情報
- 放送局:テレビ朝日系毎週水曜21時
- 放送開始日:2019年7月10日(水)21時~
- 脚本:吉本昌弘 ほか
- 監督:兼﨑涼介 ほか
- 音楽:奈良悠樹
- エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
- ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
- プロデューサー:山川秀樹(テレビ朝日)、和佐野健一(東映)、井元隆佑(東映)
- 制作:テレビ朝日、東映
- 公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/keiji7_05/#/?category=drama
- 公式Twitter:@keiji_7nin
【刑事7人】シーズン5のあらすじ
天樹が所属する「刑事資料係」は、捜査資料を保管・維持・管理する、いわば警視庁内の巨大なデータバンク。通常業務として、刑事たちから依頼された捜査資料の貸し出しや、資料の整理をこなしながら、膨大な資料を読み込み、 “人間犯罪ビッグデータ”となった天樹。そんな天樹は、事件が起きると、海老沢、環、拓海、青山、片桐らと「専従捜査班」の一員として独自の捜査を行います。このように“資料係”と“刑事”という天樹の二刀流は健在なのですが、今作ではなんと、この「専従捜査班」が警視庁独自の部署として正式に発足、記者発表で世間にも存在を公表されることになります!
犯罪の複雑化、高度化によって未解決事件が急増、野放しの犯罪者たちも増加の一途をたどるばかり…と、これによって地に落ちた警察への信頼を取り戻すために、「専従捜査班」が発足。組織の論理にとらわれず、独自の判断で自由に捜査を行い、時には「司法取引」さえも武器に、超凶悪犯罪を徹底的に捜査する最強のチームとして、7人は熱い“正義”を胸に、巨悪に挑みます。
公式サイトより引用
テレ朝水曜21時枠といえば、春は「9係」、秋冬は「相棒」と長寿シリーズものが多いです。「刑事7人」も5シーズン目となり、夏の枠に定着するのか?
【刑事7人】全シリーズの主要キャストをおさらい
シーズンごとに話がガラっと変わり、いる部署さえ転々とする「刑事7人」ですが、基本的には1話完結のストーリーとなっています。シーズン5を見る前にシーズン4までのメンバーの入れ替えや、部署の異動などをまとめてみました。
シーズン1
名前 | 演者 | 階級 | 部署 |
---|---|---|---|
天樹悠 | 東山紀之 | 巡査部長 | 警視庁遺失物センター(1話) → 警視庁刑事部捜査一課12係(2話~最終話) |
片桐正敏 | 吉田鋼太郎 | 警部 | 警視庁刑事部捜査一課12係 係長 |
水田環 | 倉科カナ | 巡査 | 警視庁刑事部捜査一課12係 |
沙村康介 | 髙嶋政宏 | 警部補 | 警視庁刑事部捜査一課12係 |
山下巧 | 片岡愛之助 | 巡査部長 | 警視庁刑事部捜査一課12係 |
永沢圭太 | 鈴木浩介 | 巡査部長 | 警視庁刑事部捜査一課12係 |
堂本俊太郎 | 北大路欣也 | 法医学者 | 東都大学医学部長 |
主人公の天樹が妻子が死んで以来、時が止まってしまっていてその時に娘が持っていた壊れた時計にこだわっていたりしました。
シーズン2
名前 | 演者 | 階級 | 部署 |
---|---|---|---|
天樹悠 | 東山紀之 | 巡査部長 | 警視庁刑事部機動捜査隊 |
片桐正敏 | 吉田鋼太郎 | 警視 | 警視庁刑事部刑事総務課 課長 |
水田環 | 倉科カナ | 巡査部長 | 警視庁刑事部捜査一課12係 |
青山新 | 塚本高史 | 巡査 | 警視庁有明警察署刑事課(1話) → 警視庁刑事部捜査一課12係(2話~最終話) |
沙村康介 | 髙嶋政宏 | 警部 | 警視庁刑事部捜査一課12係 係長 |
山下巧 | 片岡愛之助 | 巡査部長 | 未来犯罪予測センター 長 |
永沢圭太 | 鈴木浩介 | 巡査部長 → 警部 | 警視庁刑事部捜査一課12係→殉職(4話) |
堂本俊太郎 | 北大路欣也 | 法医学者 | 東都大学医学部長 |
始まった当初は8人いました。しかし、まさかの4話目で永沢が殉職します。当時視聴していて驚きました。代わりに塚本さん演じる青山が定着します。
シーズン3
名前 | 演者 | 階級 | 部署 |
---|---|---|---|
天樹悠 | 東山紀之 | 巡査部長 | 警視庁刑事部機動捜査隊 兼 警視庁第11方面本部準備室 機動捜査員 → 警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係(最終話) |
片桐正敏 | 吉田鋼太郎 | 警視 | 警視庁第11方面本部準備室 室長 → 運転免許センター(最終話) |
水田環 | 倉科カナ | 巡査部長 | 警視庁刑事部捜査一課12係 兼 警視庁第11方面本部準備室 専任捜査員→ 警視庁警務部 監察官(最終話) |
青山新 | 塚本高史 | 巡査 | 警視庁刑事部捜査一課12係 兼 警視庁第11方面本部準備室 専任捜査員→ 所轄署地域課・交番勤務(最終話) |
沙村康介 | 髙嶋政宏 | 警部 | 警視庁刑事部捜査一課12係 係長 兼 警視庁第11方面本部準備室 専任捜査員・指揮官→ 所轄署刑事課(最終話) |
山下巧 | 片岡愛之助 | 巡査部長 | 未来犯罪予測センター 長 兼 警視庁第11方面本部準備室 鑑識 |
堂本俊太郎 | 北大路欣也 | 法医学者 | 東都大学医学部長 第11方面本部準備室と管轄・司法解剖担当 |
馬久根恒義という巨悪な人物についてシーズン通して話が進みます。そして最後に山下が実は馬久根殺害を計画した犯人だったとわかります。最終話でみんな左遷されます。
シーズン4
名前 | 演者 | 階級 | 部署 |
---|---|---|---|
天樹悠 | 東山紀之 | 巡査部長 | 警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係 兼 専従捜査班 |
片桐正敏 | 吉田鋼太郎 | 警視 | 警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係 係長 兼 専従捜査班 |
水田環 | 倉科カナ | 巡査部長 | 警視庁刑事部捜査一課12係 兼 専従捜査班 |
青山新 | 塚本高史 | 巡査 | 警視庁刑事部捜査一課12係 兼 専従捜査班 |
海老沢芳樹 | 田辺誠一 | 警部補 | 警視庁刑事部捜査一課12係 兼 専従捜査班 |
野々村拓海 | 白洲迅 | 巡査 | 警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係 兼 専従捜査班 |
堂本俊太郎 | 北大路欣也 | 法医学者 | 東都大学医学部長 第11方面本部準備室と管轄・司法解剖担当 |
山下は拘置所に服役し、なぜか沙村はいません。そして代わりに海老沢と野々村が加入します。
シーズン終わりに「この事件はまだ終わっていない」と言って終わります。
シーズン4の最終回の謎
シーズン4がどうやって終わったのか?そしてどんな事件だったのか?それを振り返ってみます。
18年前の事件「九頭竜商店殺人事件」という九頭竜商店の夫妻が胸から血を流して死亡し、唯一の目撃者である皐月は当時「右頬に大きな青いアザがある男を見た」と証言するが誤認逮捕となる。
この時、所轄の刑事で片桐の先輩である広岡は、失踪後に覚せい剤の大量摂取で死亡する。片桐は広岡が自殺するような人物ではないと確信し、この事件は片桐にとって特別な事件であった。
18年後、その目撃者の女性が交番で「犯人は別にいる」と言いに来る。しかし、皐月は路上で倒れて救急搬送されてしまう。皐月が入院した病院に行くと皐月は、18年前に”アザのある男”の証言などしていないと言う。
その頃、汐留埠頭に水死体が上がる。身元は元鷲羽組の構成員・江口豪という男だった。九頭竜商店があった商店街は当時、鷲羽組の縄張りだったことから、18年前の事件と絡めて天樹たちは捜査を進める。
商店街の人たちに話を聞いても、みんな判で押したような返答しかしない。そこで当時聴取していない人に話を聞くことにすると、江口が商店街にある地域振興組合の事務所に毎週のように出入りしていたことと、警察官が同じく出入りしていたことがわかる。しかし、当時の捜査資料にはそういった記述はなく、警察内部の誰かが意図的に削除しているのではないかとメンバーは推理する。
さらに天樹たちが捜査を進めると、深幸署と鷲羽組の癒着を商店街の人々は知っていたが黙っていた。しかし、それを看過できない九頭竜商店の夫婦は殺害されてしまったのだった。そこで九頭竜商店の夫妻の息子を取り調べ、退職させられた捜査員を野々村が見つけ出し、その当時の手帳を預かってくる。その中には驚くべき人物の名があった。
その頃、 深幸署署長の鍋島が自殺したいう連絡が入る。「18年前の犯人は自分だ」という遺書が現場に残されていた。
堂本が江口の遺体の爪から皮膚片を見つける。さらに皐月が当時本当は、「犯人は足を引きずっていた」と言っていた証言を元に堂本に話を聞くと、江口は左右の脚の長さが違うので足を引きずっていたと思うと言う。その証拠を元に江口殺しで鷲羽の藤堂組長が逮捕される。
預かっていた手帳に書かれていた、当時深幸署の副署長だった現警務部長である寺山章吾を問い詰めるが、「証拠がない」といってシラを切る。天樹は20年前に暴力団の覚せい剤密売事件を担当した寺山が、その時押収した覚せい剤で広岡を殺したに違いないと言うが、やはり証拠もなく寺山は一切認めなかった。
片桐は悔しさから掴みかかってしまったことで、謹慎処分となってしまう。その後、野々村が寺山に対して監察が捜査を始めていることを報告に来る。全ての捜査は無駄ではなかったのだ。
そしてここから問題のシーンとなります。
天樹が机を叩いて「この事件はまだ終わっていない」的なことを言い出します。そこで天樹はDVDをセットし、テレビ画面をみんなで見るというショットでシーズン4の最終回は終わります。
そこに何が映っていたのか?一切分からず、この事件関係の話を引っ張るのか?それとも警察内部の問題について言っているのか?まったくわからないまま終わります。
【刑事7人】シリーズまとめ
毎シーズンごとにテコ入れなのか、なんなのか話がガラっと違ったり、登場人物がいなくなったりします。今シーズンも沙村はなぜかいません。レギュラーに名前が連ねてあっても、吉田鋼太郎さんや北大路欣也さんや田辺誠一さんは毎回出演するわけではありませんでした。
今回のシーズン5ではどういった話の流れになるのか?前シーズンの話を引っ張って来るのか?また途中で殉職してしまう人がいるのか?メンバーの誰かがまた犯人なのか?メンバー入れ替えをわりとするドラマなので、最終回まで目が離せません。
【刑事7人】シーズン5の主要キャストと登場人物
天樹 悠(東山紀之)
警視庁刑事部 刑事総務課刑事資料係 兼 専従捜査班刑事。堂本俊太郎は義理の父。妻と娘がいたが、いずれも過去の事故で死亡している。証拠を積み上げ犯人を追い詰める、優れた捜査能力の持ち主。機捜時代は覆面パトカーで街を走り続け、資料係では膨大な捜査資料と向き合い続けた結果、天樹は“人間犯罪ビッグデータ”となった。「老眼」と診断されてからは、資料作成時に老眼鏡をかけたりしている。
東山紀之
歌手、俳優。1966年生まれ。ジャニーズ事務所所属の「少年隊」のメンバー。妻は女優の木村佳乃。主な出演作は「棟居刑事シリーズ」「必殺仕事人シリーズ」など。
海老沢 芳樹(田辺誠一)
警視庁刑事部 専従捜査班主任刑事。主任。出世欲が強かったものの、上司にたてついたせいで出世の道が途絶えた。赴任当時、天樹のことを見下していた。昼あんどんな片桐に代わり専従捜査班の陣頭指揮を執る。
田辺誠一
俳優。1969年生まれ。妻は女優の大塚寧々。18歳の時に「メンズノンノ」でモデルデビュー。 23歳の時に俳優デビュー。近年の主な出演作は「3年A組-今から皆さんは、人質です-」「坂の途中の家」など。
水田 環(倉科 カナ)
警視庁刑事部 専従捜査班刑事。天樹とはまた違った、洞察力と推理力を持つアメリカ帰りの帰国子女。監察官時代に“スパイ”として仲間を見張るよう言われるが、結局仲間を裏切ることはなく監視役を降りる。
倉科 カナ
女優。1987年生まれ。橘希は実妹。2006年に「ミスマガジン」のグランプリに選ばれグラビア活動を展開。連続テレビ小説「ウェルかめ」でヒロイン役を務める。近年の主な出演作は「ミラー・ツインズ」映画「3月のライオン」など。
野々村 拓海(白洲 迅)
警視庁刑事部 刑事総務課刑事資料係 兼 専従捜査班新人刑事。2年前に警視庁入庁。留置管理課を経て、天樹の下に配属された。4歳の頃に父親を亡くし、女手一つで育ててくれた母も1年前に他界。今回の「専従捜査班」結成に伴い、新人刑事として参加。
白洲 迅
俳優。1992年生まれ。2011年、舞台『ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン』でデビュー。近年の主な出演作は「向かいのバズる家族」「BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ-」など。
青山 新(塚本 高史)
警視庁刑事部 専従捜査班刑事。施設出身の臨海エリア育ち。一歩間違えれば犯罪者になっていたかもしれないが、それゆえに犯罪者の行動原理を掴むことができる。ダーティーな捜査手法を取ることもあるが、自分なりの法に縛られない正義がある。野々村の教育係をすることで、自分も成長する。
塚本 高史
俳優。1982年生まれ。「木更津キャッツアイ」「タイガー&ドラゴン」など、宮藤官九郎脚本作品に出演多数。近年の主な出演作は「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~」「ホリデイラブ」など。
片桐 正敏(吉田 鋼太郎)
警視庁刑事部 刑事総務課刑事資料係長 兼 専従捜査班長。警察上層部の弱みを握っているらしく、失態をしてもなんだかんだで現職にとどまっている。表向きは組織に従っているようで、天樹たちの捜査を許可する正義感の持ち主。「専従捜査班」の班長であるが、主に海老沢に任せている。
吉田 鋼太郎
俳優、演出家。1959年生まれ。劇団四季に半年だけ在籍していた。蜷川幸雄作品の常連俳優。「半沢直樹」や「花子とアン」など数々の話題作に出演。近年は話題になった「おっさんずラブ」や「グッドワイフ」など。
堂本俊太郎
東都大学医学部法医学教授。天樹の義父。警察の依頼で事件性の高い遺体の解剖を主に請け負う。50年近く法医の世界に身を置き、世界的権威として法医学会を牽引している。捜査現場に赴くことはなく、「事件を解決するのは刑事」と警察と一線を引いている。
北大路 欣也
俳優。1943年生まれ。時代劇俳優として数々の映画や、大河ドラマなどに出演。近年の出演作は「三匹のおっさんシリーズ」や「ソフトバンク」のCMのお父さん役など。
【刑事7人】シーズン5の見逃し配信
放送終了後、一週間以内ならTVerで無料視聴できます。
期間を過ぎてからは、現時点では発表されていないので、後日更新します。