【ライオンの隠れ家】2話のネタバレと感想|謎のメッセージと謎の人物

2024秋ドラマ
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【ライオンの隠れ家】2話のネタバレと感想をまとめています。また、劇中で洸人が読んでいた本が、ドラマの内容に関係があるか分かりませんが調べてみました。

メッセージで指定された場所へ向かう洸人だが、そこに姉はいなかった。一方、ライオンを預かることになった、美路人は振り回されてしまう。やがて帰宅時間が迫り、バスに乗った美路人だが、そこにライオンの姿はなく……。

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【ライオンの隠れ家】2話のあらすじ

家にやってきたライオンと名乗る子供(佐藤大空)を一時的に預かる小森洸人(柳楽優弥)は、説明してくれないと預かれないとライオンのスマホを使ってメッセージを送る。すると「ソフトクリーム広場で鐘のなる頃に」と返信があった。

その場所がどこなのか、洸人は考えてみたが分からずにいた。いつものように美路人(坂東龍汰)を連れて、図書館に行った時、子供の頃に読んだ絵本を懐かしがって洸人は手に取った。

絵本にあるシーンがきっかけで、洸人は思い出す。ソフトクリーム広場がどこなのかを。ライオンを美路人に預けて急いで洸人は向かうが、これが大問題に繋がり……。

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【ライオンの隠れ家】2話のネタバレ要約

姉からのメッセージだと思い、洸人は指定された場所へ向かうが、姉と会う事はできなかった。

ライオンを預かった美路人だが、帰宅のバスにライオンが乗っていないことに気付き、パニックになってしまう。

すぐに2人でライオンを探しに行って無事発見をした。橘愛生の血がついた衣服が発見され、息子の愁人も行方不明になっているとニュースで聞いた洸人は、「愁人」と呼びかけるとライオンが返事した。

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【ライオンの隠れ家】2話の詳細なネタバレ

姉からのメッセージ?

小森洸人(柳楽優弥)は夢の中でライオン(佐藤大空)と美路人(坂東龍汰)が大騒ぎしている光景を見ていた。夢の中、美路人が叫びながら、何かから逃げている。すると、その美路人が突然襖に頭を突っ込んだ。洸人はハッと目を覚まし、現実世界で襖に頭をぶつけている美路人を見て、ぼんやりとした夢と現実の境目に混乱していた。

隣ではライオンが、仏壇の鈴を何度も鳴らしている。その音がどうにもリズムを狂わせ、美路人の動きまで乱していた。ライオンはその音を楽しんでいる様子だったが、洸人にはただ騒がしくて仕方がなかった。

その後、洸人は洗濯物を干している最中、ふとライオンのシャツを手に取り、彼のことを考えた。この子の母親は、僕の姉なのだろうか。もしそうだとしたら、なぜこんなにも急に、何の説明もなく僕に預けたのか。その疑念が頭をよぎるたびに、胸の奥に重たい感情が渦巻いていた。

その不安を解消するため、洸人はライオンのスマホを手に取り、メッセージを送ることにした。「返信をいただけませんか?事情を説明してくれないと、これ以上預かることはできません」と、短く打ち込む。送信ボタンを押し、不安定な心でしばらく待っていると、返事が届いた。

「ソフトクリーム広場で鐘のなる頃に」とだけ書かれたメッセージが表示される。曖昧すぎるその言葉に、洸人は戸惑いながらも、「どういう意味ですか?」と再びメッセージを送った。しかし、それ以上の返信はなかった。

出かける時間が近づいても、洸人はなかなか準備が進まなかった。というのも、ソフトクリーム広場がどこにあるのか、まったく見当がつかなかったからだ。焦りながらも、洸人は昔のアルバムをめくり続けていた。何か手がかりがあるのではないかと、記憶の断片を辿るように。

そして、ふとある瞬間、ライオンが土足で家に上がった時の仕草が目に入る。その無造作な動きが、姉と全く同じだと気づいた洸人は、その瞬間、確信した。ライオンは姉の子だ。それに疑いはない。そして、その事実が、さらに複雑な感情を洸人の胸に呼び起こすのだった。

思い出の広場

洸人、美路人、そしてライオンの三人は、静かな午後、図書館にやってきた。美路人は早速、興味深そうに図鑑を広げ、その中の動物や植物の写真に夢中になっていた。ページをめくる音だけが静かな空間に響き、彼は穏やかな時間を楽しんでいるようだった。

しかし、ライオンはその静寂を破った。彼は図書館の中でもいつものように大騒ぎをし、あちらこちらを走り回る。その度に、洸人は振り回され、周りからの視線が刺さるのを感じながら、必死に彼をなだめようとしていた。

そんな中、洸人の目に一冊の絵本が止まった。それは「くまたろう おつかいにいく」という絵本で、彼が子供の頃に読んだ懐かしい作品だった。ページをめくりながら、ソフトクリームを落としてしまうシーンで、洸人はふと幼い頃の記憶が蘇った。

その思い出に浸りながら、朝のメッセージが頭をよぎった。「ソフトクリーム広場で鐘のなる頃に」という言葉。彼はスマホで「広場 鐘 デパート」というキーワードで検索し始めた。すると、ことぶきタウンモールという場所がヒットした。そこの中央広場では、毎週土曜日の午後2時に鐘が鳴るというのだ。

時計を見ると、すでに1時を過ぎている。「ここに来いってことか」と洸人は気づき、急いでスマホで「分かりました、行きます」と返事を送った。焦りの中、洸人は美路人にライオンの世話を頼むことにした

「美路人、ライオンを頼むよ。ちょっと出かけるから」と洸人は言ったが、美路人は首を横に振って、「駄目です。過ごせません」と断った。焦りを感じた洸人だったが、美路人のスマホの画面を指差し、「これの通りにやれば大丈夫だから」と言った。

「ライオンから目を離さないようにね」と洸人は言い残し、美路人にすべてを任せて、モールへ向かう準備を急いだ。

母はどこ?

洸人はことぶきタウンモールに到着し、姉からの指示通り、中央広場へと向かった。広場に立つと、幼い頃の記憶がよみがえる。

彼が子供の頃、この場所を訪れた時、買ったばかりのソフトクリームを美路人がいきなり落としてしまった。洸人はその瞬間、美路人を見ていたが、何もせずただ立ち尽くしていた。助けるべきかと考えながらも、なぜか身体が動かなかった。すると、ふいに背後から姉が現れ、何事もなかったかのように美路人の汚れた服を手早く拭き取った

「指定された広場に到着しました」と、洸人はスマホに短くメッセージを打ち込む。心は複雑だったが、状況が進んでいることに少しだけ安心感を覚えた。

一方、美路人は、ライオンを連れて図書館へ戻っていた。図書室の静かな空間で、ライオンはじっと、母親と遊ぶ子供を見つめていた。その視線は鋭く、何かを求めているようだった。

その様子を見ていた美路人は、唐突にライオンに問いかけた。「ライオンのお母さん、どこにいます?ライオンのお母さん死にました?」と、少し戸惑いを含んだ声で尋ねた。

するとライオンは、強い調子で「死んでない!」と叫んだ。その大声は図書室に響き渡り、静けさを破った。周囲の視線が彼らに集まる中、美路人はライオンの声にショックを受けていた。ライオンの叫びには、言葉以上の深い感情が込められているように感じた。

場所変更

洸人がショッピングモールの広場で姉を待っていると、突然、牧村美央(齋藤飛鳥)が声をかけてきた。「あれ、小森さん?こんなところで何してるんですか?」と、偶然モールに立ち寄ったという彼女は驚いた様子だった。洸人は「姉と会う約束をしていて」と説明したが、どこか不安げな表情を浮かべていた。

その時、広場に鐘の音が響き渡り、洸人は辺りを見回し始めた。しかし、姉の姿は見えない。代わりに、少し離れた場所で何かをすごい勢いで連写している人物が目に入った。洸人はその人物に何かを感じ、追いかけようとしたが、途中で見失ってしまった。

息を整えながら、洸人はスマホを取り出す。「周りに人がいたので、場所を変更しました」という返事が返ってきた。困惑しつつも、「たまたま会社の同僚と会っただけです」と洸人は返信したが、すぐにまたメッセージが届いた。「16時までに最後の堤防で」と。

そのメッセージを読んだ瞬間、洸人の心に過去の記憶が蘇った。最後の堤防――それは、姉と最後に別れた場所だった。彼は迷わず、美央の車に乗り込み、その堤防へと向かった。

その頃、美路人はライオンを連れてパン屋へ急いでいた。「もう10分も遅れてるから急がなきゃ」と美路人が言うと、ライオンは「待ってよ!」とごね始めた。なかなか前に進まないが、やっとの思いでパンを買うと、今度はライオンが公園の方を指さし、「ブランコで遊びたい!」と駄々をこねた。

美路人は一瞬立ち止まり、「ベンチに座ります」とだけ言ってライオンを無視した。公園では母親と遊ぶ子どもたちが楽しそうに過ごしていたが、そんな光景を横目に見ながら、ライオンは不満げな顔をしていた。

パンを食べたがるライオンに、美路人は「お兄ちゃんが来てないから、今食べたらダメです。3人で食べるって約束しました」と諭した。しかし、ライオンはパンを取り上げられると、「ケチケチ!」と大声でわめき始めた

その叫び声に、美路人は耳を押さえて困惑した。人々の視線が自分たちに向けられるのを感じながらも、どうすることもできずに立ち尽くしていた。

パニック

洸人は美央に向かってため息をつきながら言った。「姉の子どもを預かっているんだ。まだ確証はないけど預けたかったのかな」

美央は少し眉をひそめ、「それって育児放棄ですよね?」と問いかけた。洸人は言葉に詰まったが、そう言われてしまうと否定できない。さらに美央は思い出したように、「預かってた時、あざがあったの、覚えてます。あの時も気になってたけど」と付け加えた。

「児童相談所に通報したほうがいいんじゃないですか?」と美央が提案すると、洸人は一瞬黙り込んだが、「それも考えている」と言いながら、深く考え込んだ表情を浮かべた。

一方で、美路人とライオンは公園にいた。ライオンは勝手にクリームパンを食べ始め、「僕のクリームパンだ!」と美路人は叫んだ。美路人は慌てて取り返そうとしたが、ライオンは「みっくんの意地悪!」と大声でわめき、美路人は耳を押さえた。周りの人々が二人を奇異の目で見ているのを感じ、彼はますます困惑した。

その頃、洸人はスマホで電話をかけていたが、美路人にはそれどころではなく、ライオンの叫び声に対応するのが精一杯だった。帰る時間になりバスがやってくると、洸人は「バスが来たから、乗ります」と告げ、ライオンを待たずに乗り込んでしまった。

しかし、その時、ライオンは何かに気づいた。「ぬいぐるみがない!」と叫び、バスに乗らずに公園に戻ってしまった。彼は急いで公園に戻り、遊具の下に転がっていたぬいぐるみを発見したが、問題はそれからだった。ぬいぐるみを手にしたライオンは、どこに行けばいいのか全くわからなくなり、途方に暮れてしまった

一方、バスに乗っていた美路人は、ライオンがバスにいないことに気づいてパニックに陥った。「ライオンがいません!」と叫び、慌てて周囲を見回したが、どこにもライオンの姿はない。「また一人です…また一人です…」と何度も繰り返しながら、力が抜けて床にへたり込んでしまった。

その間に、洸人はスマホで「ライオンと一緒にバスに乗れた?」とメッセージを送っていたが、返事がなく、不安が胸に広がっていった。

迷子

洸人は、約束の場所である埠頭に到着したが、時計を見るとすでに約束の時間を過ぎていた。姉との再会を心待ちにしていたものの、焦りと不安が彼の心を支配し始めた。すると、突然携帯が鳴り、画面には見知らぬ番号が表示されていた。電話に出ると、浦尾北警察署の生活安全課に所属する磯谷という人物からだった。

何かが起きたのだと直感した洸人は、すぐに警察署へと向かった。警察署に到着すると、そこで待っていたのは美路人だった。洸人は彼の顔を見るなり「ライオンは?」と尋ねたが、美路人はただ「いません、ライオンはいません」と繰り返すばかりだった。

洸人は眉をひそめ、「いないと気づいたのはどこ?」と問いかけたが、美路人は混乱した様子で「バスです。わかりません」と答える。洸人はさらに「一緒にバスに乗らなかったの?」と聞くと、美路人は「わかりません、怒らないでください!」と叫び、目に涙を浮かべた。そして再び「バス…一人でした。また一人でした…」とつぶやいた。

その言葉を聞いた洸人の脳裏には、昔の記憶が蘇った。学生時代、美路人とバスに乗っていた時のことだ。二人で一緒にバスに乗っていると、洸人の友人が偶然バスに乗り合わせたことがあった。友人が後ろの座席に座ると、洸人は何も言わずに勝手にバスを降りてしまった。残された美路人はすぐにパニックになり、バスの中で大騒ぎした。

当時、洸人はその行動が美路人にどれだけの不安を与えたか気づいていなかったが、今、その記憶が胸に重くのしかかっていた。美路人は、ずっと一人になることを恐れていたのだ。洸人は無言のまま彼の肩に手を置いたが、かけるべき言葉を見つけることができなかった。

その頃、ライオンは一人で歩いていた。手には大事に抱えたぬいぐるみがある。彼は「絶対泣かない。僕は百獣の王だ」とぬいぐるみに語りかけ、自分を奮い立たせていた。しかし、彼のその声を誰かが遠隔で聞いていた

謎の人物

洸人たちは焦燥感を抱えながら、再びライオンを探しに公園へと戻っていた。必死で公園内を見回し、心配が募る中、洸人の携帯にメッセージが届いた。画面には、ブランコの上に置かれたジュースの写真が表示されていた。洸人はその写真を美路人に見せると、美路人は目を細め、「ライオン、ブランコ…」とつぶやきながら、写真に映るブランコの色を観察した。

数秒の沈黙の後、美路人ははっとした表情を浮かべ、「夕やけ公園のブランコです」と言い切った。洸人はすぐにその言葉を信じ、二人で急いで夕やけ公園へ向かった。

夕やけ公園に着くと、そこにライオンがいた。洸人と美路人の姿を見るなり、ライオンは勢いよく駆け出し、洸人の胸に飛び込んできた。

「はぐれてごめんなさい。もう会えないかと思った」と、ライオンは洸人にしがみついて泣きじゃくった。洸人はその小さな体を強く抱きしめ、胸が締め付けられる思いだった。「大丈夫、安心して」と優しく声をかけた。

その様子を見ていた美路人も、ふっと安堵の表情を浮かべ、「ライオンはプライドに戻りました」とつぶやいた。

しかし、洸人の胸には別の疑念が生まれていた。誰がライオンの居場所を知っていたのか?そのメッセージを送ってきたのは誰だったのか?彼は携帯を見つめながら思った。「姉は、なぜライオンの居場所がわかったんだ?もしかすると、僕たちは誰かに見張られているのかもしれない…

その頃、白づくめの謎の人物は、ある部屋に戻っていた。引き出しを開けると、そこには大量のスマホが入っていた。ゆっくりと元の位置に戻すと、無言のまま部屋の窓の外を見つめた。静かな部屋の中に、彼の次の行動を伺わせる緊張感が漂っていた。

穏やかな日常

「ライオン、一人にしてしまいました。ごめんなさい」と、美路人が洸人にぽつりと謝った。その言葉に、洸人は静かに息を吐き、「みっくんにも、辛いことを思い出させたね」と、優しく詫びた。

「姉は、いったい何を伝えたかったんだろう…」と、洸人の心は姉の意図を理解しようと苦しんでいた。なぜライオンを預けたのか、何を訴えたかったのか、その答えは依然として見えない

その時、突然美路人が問いかけた。「ライオンのお母さん、どこにいますか?死にました?」と。洸人はその質問に答える言葉を見つけられず、ただ無言で視線を逸らすことしかできなかった。

ふいに、その沈黙を破るように、吉見寅吉(でんでん)がスイカを抱えてやってきた。「スイカ持ってきたぞ!」と元気な声で言い、スイカを切ると、なんと中身は鮮やかな黄色だった。驚いた美路人は、「スイカじゃない」と一瞬食べるのをためらったが、寅吉が「これはクリームスイカっていうんだ」と笑顔で勧めると、恐る恐る一口食べた。

「スイカです」と美路人は一言呟き、そのまま黙々と食べ続けた。黄色いスイカを見ていた周りの空気も次第に和らぎ、緊張感が解けていく。

その後、洸人は寅吉に頼み込んだ。「これから日中の間、ライオンのこと、よろしくお願いします」寅吉は笑って「任せとけ!」と力強く引き受けてくれた。洸人は少しだけ安堵し、日常が何とか回り始める兆しを感じた。

しかし、結局その日、洸人は姉と会うことはできなかった。それ以来、姉からの連絡は完全に途絶え、彼女が何を考えていたのか知る術もないまま時間が過ぎていった。ライオンを預かり、日々の生活を共に過ごす新たな日常が始まったが、何も解決されないまま、ただ日々が静かに過ぎていった。

こうして、洸人と美路人、そしてライオンの奇妙な日常が続いていく中で、状況は進展せず、疑問や不安を抱えたまま、時間だけが淡々と流れていくのだった。

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【ライオンの隠れ家】2話の結末

橘祥吾(向井理)は、警官に向かって静かに問いかけた。「どうだった」 その問いに対し、警官は少しためらいながらも「残念ですが…」と返事をした。続けて「見つかった血痕のDNA鑑定の結果ですが、奥様のものと判明しました」と報告した。

「何かの間違いだろう…」と、祥吾は動揺を隠しきれずに言いながら、血のついたシャツを手に取った。その重たい事実を受け止めきれない様子で、シャツをじっと見つめる彼の背後で、彼の様子を密かに見守っていたのは、高田快児(柿澤勇人)だった。

その頃、スナック「かすみ」では、天音悠真(尾崎匠海)と楓(桜井ユキ)が酒を飲んでいた。天音はネタ探しのためにこの場所を訪れていたようで、話題に事欠かなかった。「亀ヶ谷議員、6股不倫だってさ」と天音が話すと、楓は興味深そうに高価な酒を注文した。

その会話に、店主の須賀野かすみ(入山法子)も加わった。「危ないことに手を出しているみたい。リニアの工事に便乗して、裏で派手に地上げやっているんだって」と亀ヶ谷の情報を語るかすみ。天音と楓の耳がさらに鋭くなる。

「それから、最近きな臭い親子の行方不明事件、知ってる?」とかすみが続けた。ちょうどその時、店のテレビからニュースが流れ始めた。テレビでは、血痕のついた衣類が行方不明の36歳女性のDNA型と一致したことが報じられていた。

「橘愛生のDNA型と一致した」とニュースキャスターが伝えた瞬間、別の場所でその報道を聞いていた洸人は、読んでいた本を読む手を止めた。画面には愛生(尾野真千子)の失踪に加え、息子の愁人の行方も不明だと報じられていた。

その瞬間、洸人はライオンにふと目を向け、「愁人」と呼びかけた。すると、ライオンは無邪気に「なに?」と答えた。まさかの返答に洸人も驚いたが、ライオンも思わず返答してしまったことに焦っていた。

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2話に登場した本

バスの中で昔の洸人が読んでいた本は「自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体」です。

テレビでニュースを聞いていた時に読んでいた本はジョン・ハート「終わりなき道」下巻です。内容の説明を引用します。

刑事のエリザベスは、少女監禁犯を拷問の上、射殺したとして、激しい批判にさらされていた。州警察が内部調査に乗り出すが、彼女には真実を明かせない理由が……。同じ頃、エリザベスの元同僚の警官が刑務所から釈放される。ある女性を殺した罪を認め服役していたのだ。だが、エリザベスは尊敬する彼の潔白を信じていた。男は嘘の証言をしたのか?

amazonより引用
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【ライオンの隠れ家】2話のまとめと感想

洸人は姉には結局会えず、事件現場付近で姉の血のついた衣類が発見されたという話でした。

みっくんとライオンの掛け合いが、かなり不安にさせます。ライオンは子供特有の金切り声で騒ぎ、みっくんはそのせいで落ち着かず大騒ぎです。もはや不快に感じる人もいそうなやり取りです。

洸人も最初は美路人を受け入れられず、旧友に美路人のことを知られたくなくてか、バスに置いて行ってしまいます。結構酷いなと思いますが、彼の気持ちも分かります。

子供、自閉症、そうではない人。この3人が一緒にいれば、最初はうまく行かないのが当然だと思います。ゆえに、今回の大騒ぎも起こるべくして起きました。

物語はミステリー感をだいぶ出してきて、どうやらリニア利権がらみの犯罪を匂わせてきます。本当にそうなのか?それとも無関係で起きた失踪事件なのか?来週も楽しみです。

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