【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】1話のネタバレと感想|狂ったファン心理

2024秋ドラマ
記事内に広告が含まれています。

2024年10月3日から始まった【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜Season2】1話のネタバレと感想をまとめています。

風早に呼ばれて警視庁に異動してきた心野朱梨は、新たなバディ・滝沢美空と一緒に取り調べを開始する。アイドルをナイフで刺したファンの女の目には、【期待】の色が見えていた。彼女が【期待】していたものは、常軌を逸したものだった。

スポンサーリンク

【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】1話のあらすじ

元アイドルの朝比奈慶太(水石亜飛夢)が自宅マンションの駐車場で、時田里菜(若月佑美)という女性に複数回刺される事件が発生する。現行犯で逮捕された里菜は、取調べで以前彼からセクハラを受けたことを、謝って欲しかったと供述した。

そこで風早涼(浅香航大)はかつての相棒・心野朱梨(飯豊まりえ)を警視庁に呼び寄せ、部下の滝沢美空(影山優佳)と組ませて取り調べをさせる。

朱梨が彼女の瞳から見た色は、【期待】の色を表すオレンジ色だった。彼女は何に期待しているのか?その理由を探るため、朱梨は新たな相棒の美空と一緒に事件の真相を追うことになるが……。

2話→

スポンサーリンク

【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】1話のネタバレ要約

推していた元アイドルの朝比奈慶太を刺した時田里菜からは、【期待】の色が見えていた。

あえて殺さず何度も刺したことで恐怖の感情を植え付け、ずっと彼の脳内にトラウマとして自分が残り続けることを里菜は狙っていた。

そして反省しているふりをして、すぐにまた出所して彼を襲いたいという【期待】だった。

スポンサーリンク

【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】1話の詳細なネタバレ

新たな相棒

心野朱梨(飯豊まりえ)が警視庁に出向したのは、風早涼(浅香航大)の指示によるものだった。彼女は滝沢美空(影山優佳)と共に、事件の被疑者・時田里菜(若月佑美)の取り調べを担当することとなる。

里菜は、9月11日の夜11時頃、元アイドルグループ「ブラスツ」のメンバーである朝比奈慶太(水石亜飛夢)を、自宅マンションの駐車場で刃物で刺した容疑で、傷害の現行犯として逮捕されていた。朝比奈は一命を取り留めたものの、今も意識は戻らない。

2週間前、橋岡未来(星乃夢奈)という10代のタレントとのスキャンダルが報じられた朝比奈は、長年所属していたグループを脱退していた。さらに彼には、元恋人に対するDV疑惑もつきまとっていた。

取り調べの最中、朱梨は里菜の目から、オレンジ色の光が溢れるのを見た。彼女は昼は普通の会社員として働いていたが、夜はギャラ飲みの場に顔を出していた。朝比奈とは1年前、飲み会の席で知り合い、その後、ホテルで再会したという。金を払うからと誘われたが、怖くなり逃げたと里菜は話す。

「彼の報道を見て、どう思った?」美空が問うと、里菜は少し躊躇した後、「腹が立った」と答えた。

さらに追及すると、里菜は朝比奈の住居をネットで特定されていたので知っていたという。彼女は謝罪が欲しかっただけだったが、朝比奈は反省していないように思えたと話す。「ナイフで少し脅すつもりだっただけなんです。でも、気づいたら馬乗りになって、何度も刺していました」と、震える声で続けた。

それでも、里菜は最後に涙を浮かべながら「傷つけたことを心から反省しています」と、絞り出すように言った。

期待の色

朱梨は美空と共に部署に戻り、時田里菜の取り調べ内容について話し合った。朱梨は里菜が朝比奈の話をしている間に感じ取った、【期待】の感情について口を開いた。

「彼女から恐怖や怒りの感情は見えていませんでした。ただ、期待が見えていたんです。朝比奈を襲ったのも、謝罪を求めてではなく、何か他の動機があるのではないかと感じます」と朱梨は話す。

朱梨が配属されたのは、警視庁刑事部捜査一課八係。彼女の特殊な「色が見える」能力について、風早が話題にした際、美空はそのことに冷淡だった。色が見えたところで、犯人を捕まえて終わり。それに何の意味があるのかと言い放つ。

だが、朱梨は簡単には引き下がらなかった。「期待の色が見えたのは、朝比奈が一命を取り留めたと彼女に告げた瞬間だったんです。だから彼の死を願っていたとは思えないんです」と、力強く言った。

その後、朱梨と美空は現場に向かい、警備員の吉沢紘一(三島涼)から事件当日の話を聞いた。警備員は里菜が刺しながら「死ね、死ね」と叫んでいたと証言し、まるで朝比奈を恨んでいるように見えたと語った。朱梨は警備員が嘘をついているとは感じなかった。なぜなら不安の色が全く見えなかったからだ。

「彼は嘘をついていない」と朱梨は静かに断言した。警備員の証言は真実だが、それでも何かがまだ足りない。里菜の【期待】が何を意味しているのか、朱梨はその答えを求めてさらに深く考え込んだ。

紫織の現在

自助グループの集まりで、心野紫織(松井玲奈)が話している。かつては心の傷で言葉を失っていた彼女も、今ではこうして言葉を紡げるまでに回復していた。代表の二見智子(和田光沙)の紹介で、介護施設の事務職に就くことが決まっていた。

「もう私は大丈夫だから、朱梨には自分の青春を取り戻してほしい」と、穏やかな笑みを浮かべながら紫織は言った。彼女の言葉は、朱梨にとって少し重く、しかし温かいものだった。

その帰り道、朱梨のスマホが鳴る。風早からの連絡だった。「時田里菜のスマホを解析してみたんだが、気になるデータが見つかった。明日、確認できるか?」風早の低い声が電話の向こうから響く。

朱梨は一瞬迷いながらも、「明日、朝一で確認します」と短く答え、電話を切った。今は紫織との失われた時間を取り戻すように、穏やかな時間を過ごすことを朱梨は優先した。

推し活

2回目の取り調べが始まった。風早たちが里菜のスマホから復元した、画像ファイルを朱梨は黙って見つめていた。そこには、朝比奈の写真が大量に保存されていた。彼のファンクラブにも所属していた里菜は、グッズを多数購入しており、いわゆる”推し活”をしていたことが判明した。

それによって、彼女が飲み会の後、朝比奈を怖がって逃げたという供述は偽証の可能性が高まった。美空は厳しい口調で本当のことを話すよう追求したが、里菜はただ「申し訳ありません」と謝罪を繰り返すばかりだった。彼女の言葉には何かを隠すような響きがあり、真実にはまだたどり着いていないことが明白だった。

その後、部署で朱梨たちは改めて話し合った。「殺意を認めないのは、罪を軽くしたいからだろうか?」と誰かがつぶやいた。だが、朱梨は里菜の心の奥に見える色を見逃していなかった。「彼女から見えるのは、まだ期待の色です。それも、昨日よりも強くなっている」と言う。

そして朱梨は静かに口を開いた。「最後に、行きたいところがあります」。その言葉には、何かを見つけたような確信が感じられた。

期待の理由

3度目の取り調べで、美空は里菜に「朝比奈が入院している病院に行きました。そこで、恋人の女性が彼を看病しているのを見ました」と話す。さらに美空は静かに続けた。「橋岡未来さん、彼女はすべてを知った上で、朝比奈さんのそばにいることを決めたんです」と。

朱梨たちは橋岡未来本人に話を聞く機会を得た。彼女は毅然とした態度で「彼とは婚約しています。籍を入れるつもりです」と話した。そして驚くべきことに、彼女は里菜のことも許したいと述べ、「彼女の心のケアも含め、保証をします」と静かに語ったのだった。

その言葉に朱梨は深く考え込んだ後、静かに切り出した。「でも、あなたには罪をちゃんと償って欲しい。二人が結婚生活を送るうえで、この事件を引きずらないためにも、必要なことです」と。その言葉に対し、里菜はただ小さく「はい」と答えるだけだった。

朱梨はその答えを聞いた瞬間、まるで胸の中で何かが弾けるような感覚を覚え、急にその場を飛び出した。床にスケッチブックを並べ始める。過去に描いた色と感情の断片が、今、彼女の中で一つの像を結んでいた。そしてその瞬間、朱梨はついに里菜の本当の色が見えたのだった。

スポンサーリンク

事件の真相

再び取調室に戻った朱梨は、里菜に語りかける。前回の取調べで瞳から緑色が現れていた。それは【不安】を表す色で、特に朝比奈が婚約していると聞いた瞬間、その色は一層鮮明になった。

失意からくる不安だと思えたが、それはつまり、里菜が朝比奈を手に入れることを期待していたことを意味している。しかし、それは現実とかけ離れていた。彼女は朝比奈を刺しているのだから。

「期待していたのは、朝比奈の容体についてだ」と朱梨は確信を深めた。朝比奈がひどい傷を負ったと聞いたとき、里菜の期待の色はさらに強くなった。だからこそ、朱梨たちは病院に行った。だが、その行動自体が誤りだったのだと、朱梨は冷静に告げた。

再び朱梨は里菜に問いかけた。「彼の結婚生活について話したとき、また期待の色が見えました。あなたが期待しているのは、彼のこれから先のことなんですね」と。朝比奈の体の傷が癒えても、心の傷は簡単に癒えないだろう。彼が目を覚ました時、きっと里菜にまた襲われるかもしれないという恐怖を感じるはずだ。朱梨は察する。

「あなたは朝比奈さんに謝ってほしかったわけじゃない。ただ、恐怖という形でもいいから、彼に覚えていてほしかった」と朱梨は語りかけた。「だから大げさに叫んで恐怖を植え付け、何度も刺した割には、死なない程度の傷に留めた。反省しているふりをしていたのも、刑期を短くして、再び彼を襲いに行くための計画だった。それがあなたの期待していること」朱梨は一呼吸置いて静かに告げる。「私が見た、あなたの色です」と。

その説明に美空は驚愕し、「どうかしている……それで本当に満足なの?」と問いかけた。里菜はにっこりと微笑み「ええ、とっても満足しています」と答えた。

「これから毎日、朝比奈は襲われるかもしれないという恐怖に支配されるでしょう。彼の頭から、私の存在が消えることはない。いつも、私の顔が彼の中にある」と喜びに満ちた表情で語る里奈。

そして、最後に彼女は「こうすれば私はずっと、彼の頭の中に居続けられる。素敵だと思いません?」と。その笑みは、冷たくも狂気を帯びたものだった。

スポンサーリンク

【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】1話の結末

朝比奈がついに目を覚ましたという知らせが風早から入った。「後遺症もなく、日常生活に戻れるそうだ」と、風早は朗報を伝えた。しかし、その明るい知らせとは裏腹に、目覚めた朝比奈の表情には何かが潜んでいた。

病室では婚約者である橋岡が彼のそばに寄り添い、優しく手を握っていた。しかし、朝比奈の目には、そこにいるのは橋岡ではなく、里菜の顔が浮かんでいた。「来るな!ごめんなさい!」と、恐怖に駆られたように叫び、手を振り払おうとした。恐怖が深く心に刻まれていることを、その一言が如実に物語っていた。

里菜はすでに身柄を送致され、殺意はなかったと自供したため、傷害罪で起訴されることとなった。風早は「最初の取り調べで終わっていたら、執行猶予がついてすぐに釈放されていただろう」と振り返り、坂東俊之介(浜野謙太)は「再犯の可能性が高い。反省していないし、罪は重くなるだろう」と冷静に見立てを述べた。

その場で風早は、美空に向かって「感情を調べたことには大きな意味があったと思う」と言う。美空はどこか不満げに「わかっている」と返答するものの、納得しきれていない様子がうかがえた。風早はみんなに「お疲れ様」と言いながら、ゼリービーンズの入った袋を差し出す。疲れた表情に少しだけ笑みが戻った。

その後、朱梨は風早に「なぜ私が警視庁に呼ばれたのか?」と問いかけた。風早は10日前、新宿中央署の管轄内で殺人事件が発生したと言い、取調室へ風早と共に向かう。

朱梨はその容疑者と対面するため、連れてこられた人物をじっと見つめた。そこで感じたのは、単なる容疑者ではない異質なもの。クリット・ウォンラット(Sapol Assawamunkong(Great))は朱梨を知っていると、静かにタイ語でつぶやいた。さらに驚いたのは、その男もまた他人の感情を感じ取ることができると言ったことだ。朱梨は息を飲んだ。

その頃、別の場所では二見が階段から落ち、頭から血を流していた。床には彼女の杖が無造作に転がり、階段の上には、静かに立ち尽くす紫織の姿があった。何かが変わってしまったかのような、気配が漂っていた。

2話→

スポンサーリンク

【オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜2】1話のまとめと感想

【期待】していたのは好きな相手の頭に恐怖を植え付け、すぐに出所して再び襲いに行くことを期待していたという話でした。

どこかで実際起きた話が、色々混ざって出来た回に感じました。ギャラ飲みしていた女性が、セクハラというか強姦されて有名人やスポーツ選手を訴える、という話も度々話題になりました。

ストーカーの人が、自分を見てもらいたいがため、襲いに行くという話も実際あります。なのでどこかで聞いた話をうまくドラマ仕立てにまとめた回のように思えたのかもしれません。

最初は風早との再コンビ結成じゃないのかと、ガッカリしましたが、見て行くうちに新たな相棒の美空も、そう悪くない気もしました。

姉がまたおかしなことになってそうな雰囲気があるのと、朱梨のような能力者のタイの人が最後に出てきたことがシーズン通しての謎になると思われます。個人的には特に何か大きな謎もなく、淡々と朱梨が事件解決するのでいいのですが、そうもいかないようです。次回以降も楽しみに視聴したいと思います。

2話→

タイトルとURLをコピーしました