2020年10月31日から放送開始した【閻魔堂沙羅の推理奇譚】1話のネタバレと感想をまとめています。
初回のゲストは小関裕太さんです。何者かに殺されてしまった男が、生き返りをかけて沙羅と推理ゲームをします。その結末は?
【閻魔堂沙羅の推理奇譚】1話のあらすじ
食品会社に勤める浜本尚太(小関裕太)は27歳の若さで死亡し、地獄の裁判官である閻魔堂沙羅(中条あやみ)のところへやってくる。
死因は冷凍庫で倒れて凍死したというものだが、沙羅は口を滑らせ“殺人”であることを言ってしまう。
誰に殺されたのかと考える浜本だが、沙羅は天国への扉を開いたから人生やり直したらいいと仕事を早く終えたがる。
一度は扉に手をかける浜本。しかし、思いを寄せる女子社員の天野京香(古畑星夏)に自分の気持ちを伝えたい。そう思った浜本は生き返りを望む。
沙羅は「自分を殺した犯人を当てるゲームをする?」と提案し、もし外れたら問答無用で地獄だと条件を付け足す。
地獄か生き返りか?浜本は究極の二択に挑戦する。
【閻魔堂沙羅の推理奇譚】1話のネタバレ
1話のネタバレは3つです。
- 事件の推理
- 事件の真相
- ドラマの結末
結論からいうと犯人は同期の千原です。
なぜ彼は浜本を殺害しようとしたのか?
1.事件の推理
冷凍庫の棚が崩れ落ちて荷物が当たり気を失ってしまった結果、冷凍庫で凍死してしまった浜本。
どうしてこうなったのかを思い出していきます。
なぜ自分だけを狙うことができたのか?その理由は浜本が左利きだったからだと推理します。
右利きなら右手で荷物を左側に寄せるが、左利きなら左手で右側に寄せる。
だから右側のビスを緩めておけば、左利きの浜本だけを狙った事故が起こせるのではないか?と考えます。
では誰がやったのか?
自分の頭の中の情報のみで推理できるという沙羅の言葉から、今日あった人物だろうと考えます。
いつ仕掛けたのか?
午前中作業したときには問題なかったので、昼休みに恐らく仕掛けたに違いない。浜本が真相に近づいていきます。
浜本狙いで昼休みに仕掛けた
2.事件の真相
犯人は分かったが動機に自信がないという浜本に、沙羅はロジックさえ成立していれば構わないと言います。
そこで浜本は自分の立てた推理を話します。
- 棚の細工は左利きであることを利用し、右側のビスを緩めた
- 細工は浜本が昼休み中に行われた
- 犯人は殺すつもりはなかった
- つまり犯人は千原
と、推理の内容を話し、根拠は何なのかと聞かれます。
- 冷やすと元に戻るペンで参加申込書に印があった
- 千原は当初参加に丸をしていたが、後で欠席に印をつけた
- それを浜本のデスクに置きに行く前に犯行を思いついた
- 冷凍庫で棚に細工をしている際、参加申込書をポケットに入れていた
- だから再びインクが浮かび上がり、参加と欠席のどちらにも印がついていた
と、根拠と思われる内容を沙羅に説明すると、正解だと言います。
動機に心当たりはないのか?といわれ、厄介払いかなと答える浜本。
正解はただの嫉妬だと沙羅は言います。なぜみんなのお荷物と思われる浜本に嫉妬したのか?
- 天野と浜本が話していると千原が来て、天野を連れていった
- その時、天野をデートに誘ったが断られた
- 理由は浜本のことが好きだからだった
天野は浜本のことを好いていて、実は相思相愛だったのです。
千原は殺すつもりはまったくなかったですが、結果として浜本は死んでしまいました。
現世ではみんな悲しんでショックを受け、千原は警察に出頭しました。
それを聞いた浜本は千原が殺人犯になってしまうから、早く戻らないとと殺されたにも関わらず心配します。
現世の時空に干渉してその隙間に無理矢理ねじ込んで生き返らせるそうです。
ただし、ここに来た記憶はすべて消すため、天野が自分に好意を寄せていたことも忘れてしまいます。
犯人は千原で動機は嫉妬だった
3.ドラマの結末
いざ帰る時になり浜本は自分が迷惑かけてばかりだったと振り返ります。
そこで沙羅はこう告げます。迷惑はかけているけど、バカにはされていない。周囲の人間から愛されていると。
浜本が誰が犯人か推理をしていたとき、会社のみんなに動機があるように感じたがそうではなかったのです。
鹿子木所長は浜本を大事なお得意様の担当に据えてましたし、後輩の岩田は浜本のミスを笑顔でフォローしていた。
天野は浜本に好意を寄せ、千原もまた自分にはない浜本の人間性を高く評価していたのです。
気づいていないのは浜本だけ、周りが助けてくれるのは浜本の人間性によるものだと教えます。
もう少し自信を持ってと沙羅は励まし、浜本を現世に送ります。
そして戻った浜本はどうなったのか?
天野と一緒に来月のコンペに出す料理をしていました。
それは、浜本があの世に行った時、沙羅が食べていたサンドイッチでした。
千原は謹慎中だったのか、来週から仕事に復帰すると浜本は言います。
浜本は「今度高い焼肉おごって」と言って彼を許しました。
命の恩人でもある天野にもお礼をしないと、という浜本ですが、自分ではないと彼女は言います。
突然目の前に女性が現れ「浜本君が危ないからすぐ戻りなさい」と言われたそうです。
その女性は沙羅でした。浜本は心当たりがあるような、ないようなと記憶が曖昧です。
しかしあの世で食べたサンドイッチは、なぜか再現することができたのです。
死ぬ気でやればできる気がするという浜本の変化に天野も気づきます。
そして浜本は天野を食事に誘い、天野は喜んで誘いに応えてくれました。
浜本は天野を食事に誘うことができた
【閻魔堂沙羅の推理奇譚】1話のまとめと感想
恋のライバルに誤って殺されてしまった男が、彼女に思いを伝えるために生き返りを望むという話でした。
浜本は自分は迷惑かけてばかりのダメな男で、会社のみんなに疎まれていると思っていました。
しかし、あの世の裁判官である沙羅にはすべて見えていたのです。
浜本の真面目さや誠実さ、それらを会社のみんなは認めていると。知らぬは彼自身だけだったと。
現に浜本は自分を誤って殺してしまった千原のことを、現世に戻って許します。
彼の誠実さは真実を知ってもなお、変わることはなかったのです。
沙羅のいるあの世はまるで現世と変わらぬ風景です。
経費を安く抑えているといえばそうですが、実際のところどんな場所かなんて誰も知りません。
なので、これはこれでアリだと思います。
30分のドラマなため、テンポよく話が進んで行くので見やすいです。
毎回生き返りを望む人と推理ゲームをし、全員生き返る話なのか?
中には本当は悪人がいて、読み違える人が出てくるのか?
異色の推理ミステリードラマです。
次回は11月7日23時30分から放送予定です。