2020年10月31日から放送開始した【先生を消す方程式】1話のネタバレと感想をまとめました。
田中圭さん主演の学園ドラマですが、不穏なタイトルがついています。
どんなドラマなのか?謎だらけの初回です。
【先生を消す方程式。】1話のあらすじ
帝千学園の3年D組担任として赴任してきた義澤経男(田中圭)は、校長の佐倉清(手塚とおる)に挨拶をした後、副担任の頼田朝日(山田裕貴)を紹介される。
D組は優秀だが問題のあるクラスで、中でも“4C”なる生徒たちが厄介だと説明を受ける。
親が検察のトップである藤原刀矢(高橋文哉)、親がテレビにも出演する医師の長井弓(久保田紗友)、親が飲食チェーンの社長である大木薙(森田想)、そして最も手におえないのが親が大手ゼネコンの社長で、おじが政治家である剣力(高橋侃)だという。
早速教室へ行く吉澤だが、生徒は話も聞かず教わることはないと馬鹿にされる。そんな状況でも常に笑顔の義澤は、日々笑っていれば幸運がやってくると語る。しかし、剣がペットボトルを投げつけ思いっきり腹に食らう義澤だった。
授業が始まる前に弓は立ち上がり、黒板に難問の数式を書く。これが解ければ教室にいてもいいという彼女だが、義澤は数式を解いてみせた。
そんな義澤がむかつくと話し合う剣たち。ホームルームへ向かう義澤に頭から水をかける嫌がらせをする。それでも義澤は笑顔を絶やさず濡れたまま教室へ。
刀矢が剣にいい加減にしろと言うと、怒った剣は刀矢のことを殴ってしまう。先生のせいでクラスがめちゃくちゃになったという生徒たち、土下座を強要し床を舐めろとまで言い始め……。
2話→
【先生を消す方程式。】1話のネタバレ
1話のネタバレは3つです。
- 義経の反撃
- 教育者としてできることとは?
- ドラマの結末
結論から言うと義経は生徒を逆に脅します。
そして味方のふりをしていた頼田がどうやら黒幕のようです。
1.義経の反撃
義澤経男こと通称義経は、生徒に土下座を強要されて応じます。
それで終わりかと思いきや、“床を舐めろ”と言われそれにも応じました。
これはパワハラだと告げる義経、こんな方程式をモニターに出します。
パワハラ=権力×精神的暴力×弱者
今の学校で権力は生徒たちにあり、弱者は教師であると義経は断言します。
そして、スマホで先ほどの土下座&床舐めのシーンを撮っていた映像を見せました。
これは紛れもなく生徒から教師に対しての“パワハラ”だと。
子供から大人のパワハラが成立し、法律的に大人が子供を訴えることができると。
うろたえる生徒たちがちょっとかわいらしいですが、義経は理詰めで生徒をねじ伏せます。
土下座シーンの録画映像を見せて生徒を訴えると脅す
2.教育者としてできることとは?
うろたえる剣がそんなことできないと言うのに対し、義経は「私は喜んでこの学校を辞めます」と答えます。
いったい彼は何がしたいのか?疑問に思う生徒たちに自分は教育者であると返しました。
そして、教育者として剣にできること、それはあなたの人生に傷をつける事だと。
どういうことなのか?義経の主張はこうです。
- 他の生徒にやっている分も訴える
- 反省ということを教えたい
- 人が反省するタイミングは人生が大きく傷ついたときだけ
- だからあなたの人生に傷をつける
人生はリセットできない。いいことも悪いことも累積され、背負って生きていかなければならない。
そこで義経はさっきの動画をネットにアップすれば、学校で剣を嫌っている人がきっと拡散する。
そして父親の会社の株主総会に影響が、つまり父親に多大な迷惑をかけるという方程式を教えます。
なぜこんなやり方なのか?それは、剣の置かれた境遇に効果的だったからです。
- 10個上の兄が引きこもりになってしまう
- 父親の期待に押しつぶされた結果だった
- それ以来父親は兄を“失敗作”と呼ぶ
- 今度は弟に期待する
- いつか自分も失敗作になるのではと不安になる
- 不安や苛立ちを学校で爆発させる
剣は父親の期待へ応えないとという不安を、学校でストレス発散していたわけです。
人を傷つけた分、あなたも傷つかないといけないということを教える。
そう告げる義経に訴えるとかやめろという剣。じゃあ謝りましょうと義経は謝罪を要求します。
渋々謝る剣に義経は、仲直りと言ってそれ以上は責めませんでした。
剣に謝罪をさせる
3.ドラマの結末
苛立つ剣は仲間と集まり文句を言ってました。
そこにやってきた刀矢はさっきまでの優等生ではなく、剣に対して友達やめようか?と脅します。
おとなしく謝る剣、どうやら力関係は刀矢のほうが上のようです。
そこにやってくる副担任の頼田は、「うずく」といいながら額の傷を押さえて現れます。
ああいう大人がいると子供の自由を奪うよね、どうしたらいい?と生徒たちに言い始める頼田。
けしかけられた刀矢は「消しちゃおうか?」と。
誰にも気づかれず殺してしまえばいい。
義経を消す方程式を立てよう、と生徒たちは大盛り上がりです。
一方、義経は静が眠る病院のベッドで「もしかしたら静を喜ばすことができるかもしれない」と報告します。
頼田が生徒をけしかけて義経を消そうとする
2話→
【先生を消す方程式。】1話の謎と考察
初回なので謎が多いです。後からいくらでも実はこうだったと言ってくる可能性があります。
今回出て来た謎は大きく分けて3つです。
- 義経がやってきた理由
- 頼田の額の傷の原因
- 静が病院で寝ている理由
義経がやってきた理由は、恐らく復讐or犯人捜しでしょう。
教師として生徒たちをなんとか更正させたい。という熱血先生ではありません。
生徒に社会的制裁を加えることもためらわない教師です。
頼田の額の傷は恐らく、静が病院にいることに関係がありそうです。
彼女の身に何があったのか?それはまだ分かりません。
ただ、恋人の有無を問われたとき、義経は「10年以上付き合ってる人がいる」といいます。
恐らく静の身に何かが起きて、目を覚まさないままの状態になってしまった。
それに頼田が何らかの関係があると考えるのが、現時点では妥当かと。
しかし、初回から頼田が悪い奴だとバラしているので、まだまだ黒幕は出てくるのかもしれません。
【先生を消す方程式。】1話のその他気になったこと
- 町子先生に「まいっちんぐ」だと言う義経
- 【おっさんずラブ】のような展開になる朝日と義経
- 激辛ラーメンを食べるのはトレーニング
- 僕と間接キッスだとからかう義経
- 黒魔術を検索する伊吹
- 水をあげようとした植物の小ささ
- 床がおいしいと言い出す義経
- 舐めた床は微妙に他の床と色が違う
- 玉木に同情される剣
- 傷がうずきまくる頼田
【先生を消す方程式。】1話のまとめと感想
問題児が集まるクラスに赴任してきた先生が、いじめられて反撃するという話でした。
初回なためまだ謎の部分が多く、後から色々と分かってくるかとは思います。
名前が“義経”“頼朝”だったり、生徒の名前が矢だったり刀だったりと、わざとそういう名前をつけているのが分かります。
となると、“弁慶”がいずれ出てくるのか?なんて期待をしたくなる登場人物の名前設定です。
鈴木おさむさん脚本なので【M】同様、濃いキャラが投入されています。
今回頼田が「うずくーーー」と田中みな実さんの「許さな~~~い」ばりに言ってくれました。
また30分とテンポがいいため、ダレる間もなく進んでいくのが良かったです。
【3年A組】に【M】を足したような話になるのか?まだまだ謎が多いドラマです。
次回は11月4日21時から放送予定です。
2話→