【半沢直樹(2020)】最終回のネタバレと感想|登場人物のその後

2020春ドラマ
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2020年9月27日に放送された【半沢直樹(2020)】の最終回10話のネタバレと感想をまとめました。

1000倍返しをすると宣言した半沢ですが、どんな方法でやったのか?

そして登場人物たちはその後どうなったのか?

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【半沢直樹(2020)】最終回のあらすじ

信じていた中野渡頭取(北大路欣也)に裏切られた半沢(堺雅人)は、剣道の稽古を一人でしていた。

そこに森山(賀来賢人)瀬名社長(尾上松也)がやってきて、意気消沈した半沢を励ますべく3人で剣道の稽古をすることに。剣道を通じて森山と瀬名の思いを感じ取った半沢は、再び立ち向かっていく決意を固めた。

紀本(段田安則)が行方をくらましてしまい、渡真利(及川光博)が潜伏場所を見つけて半沢と一緒に乗り込む。

金庫にあった書類には箕部幹事長(柄本明)に金を送った記録はないため、頭取が箕部に渡した証拠では不正が暴けないと紀本は言う。半沢は何としても箕部に流れた金を突き止め、不正を証明しようとする。

そこで黒崎(片岡愛之助)のところへ行くが、箕部が100%クロという証拠でもなければ国は動けないと言う。国内の口座にはないことから、海外の口座にあるはずだと半沢はあたりをつけた。

箕部に近い人物の協力が必要なため、半沢は笠松(児嶋一哉)に連絡して協力を要請する。だが、笠松は箕部の後ろ盾を失ったら白井大臣(江口のりこ)が心配という理由で断る。

半沢は白井大臣が箕部の過去に行った不正を知っているかどうか、確かめるために山久(石黒賢)に頼み会食の場に現れる。

そこで乃原(筒井道隆)のやり方に白井大臣は不満を持っていることと、箕部の過去の悪事を知らないことを半沢は掴む。

箕部が過去にしたことが気になる白井大臣は笠松に話を聞き、2人は半沢の自宅にやってくる。

白井大臣のファンの花(上戸彩)は桔梗の花を渡し、「誠実」という花言葉が彼女にピッタリだと教える。

3人で話していると箕部から白井大臣に電話が入り、今から官邸へ一緒に行くよう呼ばれる。明確な証拠を掴んでいない半沢に、大臣は協力をするつもりもなく帰ってしまう。

箕部の所へ戻った大臣は、花からもらった桔梗を捨てられ踏みにじられるのを、呆然と見つめていた。

半沢の元に人事部から翌朝頭取から辞令があると連絡が入り、花は辞めちゃえばいいと半沢を応援する。

そして頭取の所へ行った半沢に下る辞令とは?1000倍返しすることはできるのか?

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【半沢直樹(2020)】最終回のネタバレ

1.頭取の思惑

頭取室へ向かった半沢は辞令を伝えられる前に、頭取に失礼な態度を取ったことを詫びます。

それは半沢が調べた結果、頭取にはある思惑があったことを理解したからです。

  • あの書類だけでは不正が暴けないので、箕部の懐に飛び込むため渡した
  • 大和田を箕部のそばにつけて、隠し口座のありかを探らせている

ということが半沢はわかったのです。

さらに、なぜ大和田を出向させず、半沢を出向させたのかについても語ります。

大和田を出向させなかった理由

  • 旧Sのトップである大和田を置いておくことで、派閥争いの沈静化を狙った
  • 旧Tの問題を大和田に探らせるためだった
  • 大和田は道を踏み外したが一流のバンカーである
  • その後、心を入れ替えて自分のために特命を引き受けてくれた

半沢を出向させた理由

  • 大和田を土下座させたのはやりすぎだった
  • 半沢をもし残しておいても、大和田派の者が黙っていなかった
  • 半沢には証券の世界を見てもらいたかった
  • 金融の世界で生きるなら、証券を知っておくのは必ず半沢の力になる

という理由があったということがわかります。

外から銀行を見てどう思った?と聞かれた半沢は、大銀行の名前にあぐらをかいた銀行の怠慢が見えたと語ります。

そして頭取は大和田には過去を、半沢には未来を託していたといい、半沢はいずれ頭取になる男だと言います。

今回の出向も箕部から半沢を守るため、頭取はそう考えていました。

しかし、半沢は自分はともかく頭取が箕部に従ったままなのは問題といい、まだ手はあると告げます。

半沢には策があった

2.白井大臣との話し合い

大和田が秘密裏に白井大臣を呼び出し、半沢と頭取もいる場で話し合いが始まります。

伊勢志摩ステートから定期的に高額な金が引き出されている明細を大臣に見せ、箕部へ金が渡っているはずだと説明します。

入金が記録された口座の情報が必要だと、大臣に協力を要請します。

それを手に入れてどうするつもりなのか?と大臣が問うと、過去に行った不正融資を公にするつもりだと答えました。

そして帝国航空を立て直すのに債権放棄は必要か?大臣の考えを聞きます。

大臣は半沢の作った計画なら、債権放棄せずとも立て直すことは可能だと言います。

しかし、債権放棄したほうが復興ははるかに簡単だとつけたし、大臣は話し合いを終えてしまいました。

このまま話し合いは決別してしまうのか?

白井大臣に銀行が協力を要請する

3.いざ会見へ

頭取を呼んで債権放棄を宣言させる場には、大勢の記者が集まっている状態です。

以前もこんな風に晒し者にしようとして、逆に大恥をかいた乃原ですが、そのことはすっかり忘れているようです。

箕部や白井大臣もいる中、現れたのは頭取ではなくなんと半沢でした!

頭取は牧野の墓の前でタブレットで中継を見ています。

半沢に出て行けと怒る乃原たち、しかし白井大臣がそれを止めて半沢が頭取の代理人ということだろうと言います。

実は話し合いには続きがありました。

話を切り上げる大臣に半沢たちは10年前、牧野が亡くなった時の話をしたのです。

全ての責任をかぶって死んだ牧野、頭取は彼の選択は間違いだったといい、生きててほしかったと言います。

牧野のために行内融和と真実を明らかにする、若い行員の将来のために、銀行の未来のためにとその時誓ったのです。

それは大臣も同じではないのか?若者の将来のために、日本の未来のために。

しかし、仮に大臣が総理大臣になったとしても、このままでは箕部幹事長の言いなりではないか?

幹事長に反旗を翻せば進政党からの除名処分となり、大臣の進退がかかる決断となる。

だから、自分も責任の一端を負うといい、半沢は「退職願」をテーブルに置きました

半沢の覚悟を知った白井大臣、花からもらった桔梗を見つめ考えます。

そして、自分もやるべきことを果たすと涙ながらに約束したのです。

頭取は最後、半沢に再び帝国航空再建の担当を命じ、会見にも半沢が行くよう告げます。

責任は自分が取る、思いっきりやってこいと送り出したのです。

白井大臣が協力することになった

4.倍返しだ!

半沢の倍返しがここから炸裂です

銀行の代表として来た半沢、帝国航空の債権放棄について断ります

世論を無視するつもりか?という箕部に対し、半沢は世論は一つではないと反論です。

自主再建が可能な大企業の借金を棒引きにするなら、自分たちも救ってくれという世論だってある。

そういう世論だってあるはずだと言い返します。

箕部はここで大多数はそういっているとさらに言います。

すると半沢は進政党が掲げる弱者救済の理念に反するのではないか?と突っ込みます。

そして白井大臣も倍返しします。

  • タスクフォースの作った再建案は半沢のパクリ
  • 債権放棄以外、銀行を超える案が見つけられなかった
  • タスクフォースは使命を果たせていない
  • リーダーの乃原の怠慢でもある
  • 帝国航空は債権放棄などしなくても立て直し可能

と、自らの過ちを認め半沢を後押ししてくれます。

よって、債権放棄は断固拒否と半沢は再び告げました。

白井大臣の援護もあって債権放棄を拒否する

5.1000倍返しだ!

白井大臣の裏切りに怒る箕部はその場を立ち去ろうとしますが、半沢は帰そうとはしません。

伊勢志摩路線についての追求が始まります。ここからが半沢の真の狙い、1000倍返しです

伊勢志摩ステートから金が流れている話をし、旧Tの不正融資についてもこの場で明らかにします。

箕部は言い逃れをし、証拠を出せと凄みます。

証拠ならある、そう言われて現れたのは大和田でした

さかのぼること会見30分前、箕部たちが出て行った後、笠松がアクセス履歴を復旧させるため、瀬名社長の用意したツールを使いパソコンを操作します。

すると“Bank of UAE”というページにアクセスしていたのがわかりました。

箕部の隠し口座はUAE銀行と判明し、急いで待機している黒崎へ連絡します。

そして黒崎たちが箕部の隠し口座の明細を入手し、それを今度は大和田へ送ります

大和田はそれを持ってやってきたのです。

半沢はその内容を記者たちにもわかるよう、モニターに映し出して説明を始めます。

伊勢志摩ステートから現金が引き出された同じ日に、箕部の隠し口座へドルで入金が記録されていました。

しっかりと口止め料の1千万が引かれた金額が、円に換算すると振り込まれています。

それらを全て照合し、貸した金は20億円なのに入金総額は100億8千万円だとバラしました

しかも選挙運動費用収支報告書にも政治資金収支報告書にも記載していない。どういうことだ?と箕部に迫ります。

記憶にないという箕部、そんな言い訳一般社会じゃ通用しないと切り捨てます。

説明ができないなら謝罪すべきと白井大臣も後押しし、箕部はもじもじしながらささっと土下座をして立ち去ったのです

こうして半沢の1000倍返しが世間が見守る中で決まりました

箕部の不正を暴き1000倍返しをした

6.ドラマの結末

その後、銀行は問題融資があったことを頭取が謝罪し、再発防止を誓います。

帝国航空の立て直しはメインバンクの開発投資銀行が担当することになり、債権放棄はしません。

白井大臣はまた一から出直すことになり、笠松もやってきて一緒に出直します。そして新事務所設立に花がお花を届けに来てくれました。

頭取は銀行を辞め、半沢と最後の会話をします。

最後に半沢と働けたことを感謝すると頭取は言い、半沢も頭取の下で働けたことを誇りに思うと返します。

自分も銀行を辞めるという半沢に、頭取は全ての責任は自分が取ると言っただろうと告げ、さらばだと去りました。

半沢は関わった人物がみな辞めたり、一から出直しているのに自分だけ銀行に残るわけにはいかないと渡真利に話します。

すると大和田から電話が入り、辞表を返そうとしますが半沢は受け取りません。

ここから大和田と半沢のやり取りが始まります。

  • 半沢の父親の件については悪かったと思うが、間違ったことはしていない
  • 半沢ネジの融資を打ち切るのは当然のことだった
  • あの決断はバンカーとしての自分の正義

という大和田に対して半沢は、

  • 父のネジの革新的技術を見抜けなかっただけ
  • 自分のできる最大限のことをするのが、自分のバンカーとしての正義

と一歩も譲りません。

銀行を辞めるという半沢に対し、自分だけ逃げようと思うなと大和田は言います。

不正を表に出した銀行は今や株価も下がり、信用もガタ落ちな状態なため沈没する。

こんな銀行はもうおしまいだと言う大和田に対し、必ず立て直せるはずだと半沢は言います。

それを聞いた大和田は、ならお前が立て直してみろと挑発し、正義を貫くなら頭取になるしかないと言い切ります。

半沢が頭取になれたら大和田が土下座、頭取になれなかったら半沢が土下座する。

そんな条件を提示し、この勝負を受けて立てと言われた半沢は受けて立ちます

全人生をかけて叩き潰すという大和田に対し、完膚なきまで叩き潰すと応える半沢。

そして大和田は半沢の辞職願をビリビリに破り、紙吹雪のように散らせ「あばよー!」と言って去りました。

半沢は大和田に勝負を挑まれ、受けて立つことになり銀行に残る

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【半沢直樹(2020)】登場人物のその後

全員のその後はわかりませんが、わかった人物について記します。

  • 半沢直樹:大和田に勝負を挑まれ銀行に残留
  • 大和田暁:責任を取って銀行を退職
  • 中野渡謙:責任を取って頭取を辞任・退職
  • 箕部啓治:政治資金規正法違反・収賄と脱税の容疑で逮捕
  • 白井亜希子:離党届を提出し大臣を辞任。無所属議員として出直す
  • 乃原正太:紀本と白井大臣の告発により、強要罪で弁護士会を退会処分
  • 谷川幸代:帝国航空の再建の中心となる
  • 笠松茂樹:箕部の秘書を辞め、白井の秘書になる

半沢がどういうポジションに落ち着くのかまでは描かれていません。

大和田も辞めてどこに行くのかは不明です。

新しい頭取も誰なのかもドラマ内では語られません。

紀本と灰谷には何かしらの処分が下るとドラマでは言いますが、それがどういう処分なのかはわかりません。

一番の悪党である箕部が逮捕されたので、それに関係していた伊勢志摩ステートなども恐らく逮捕なり何なりありそうです。

痛みを伴う改革ではありましたが、結果的に正義はなされたので勧善懲悪な終わり方となります。

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【半沢直樹(2020)】最終回のその他気になったこと

  • 箕部の中では石部金吉と呼ばれる半沢
  • バンカーではなくただのバーカと言われる半沢
  • グッバーイ、デス!とデスの応用
  • ダメ沢直樹と言われる半沢
  • さすがあたしが狙ったオ・ト・コと半沢に告げる黒崎
  • 股間を握られそうになるのをしっかりガードする半沢
  • 辞表はサラリーマンの最後の武器
  • 前回の土下座強要は芝居だと主張する大和田
  • 大臣に向かって「このアマ!」呼ばわりする乃原
  • 盆栽を「くたばれ!」といって壊す白井大臣
  • 「はぁー?ふぁー?最近耳が遠くて」と箕部にいう大和田
  • 「はい、1000倍」といって書類を渡す大和田
  • 今までの名言を最後に詰め込む大和田
  • 柳沢慎吾ばりに「あばよ!」といって去る大和田
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【半沢直樹(2020)】最終回の感想とまとめ

最終回に半沢は無事1000倍返しすることができました。

結局頭取も大和田も半沢を裏切ったのではなく、証拠を探すために言いなりになったふりをしていただけでした。

そして白井大臣と秘書の笠松を味方につけ、決定的な証拠を掴む事に成功します。

みんなの期待を背負って半沢は、公の場で箕部の悪事をバラしました。

その結果、箕部は逮捕されますが、頭取や大和田は退職し、白井大臣も辞任します。

正義を貫き通した半沢も辞めようとしたところ、大和田の挑戦を受けて銀行に残ります

最後の大和田と半沢のやり取りは、ライバルとしてお互い認め合った上でのものを感じました。

大和田は半沢に銀行の未来を託したくて、何とか残させようと苦心の末に考えついたのではないか?

自分は悪者に徹して半沢を奮起させる、そんな大和田の美学にも感じるやり取りです。

憎いけど優秀、嫌いだけど認め合う、こんな関係性はなかなかできません。

嫌だなと思う人を遠ざけ全否定し、お互い手を組むことなど普通は嫌です。

しかし真に優秀な人物同士は、目的を達成するためには協力もし合う。そんなことを教えられるようでした。

半沢はドラマの中にしか存在しない人物であっても、日々生きるために本当に大切なことを思い出させてくれます。

個人的には国とかと対決する話よりも、一企業との対決するぐらいの規模の話のほうが面白く感じたので、第一部のほうが好きでした。

原作の新刊が半沢が若い頃の話になるので、今度ドラマ化する時はどうなるのか?

そんなことを考えながら、また半沢が放送される日を楽しみにしています。

【半沢直樹(2020)】最終回のいいセリフ

仕事なんかなくなったって生きてれば何とかなる。生きていれば何とかね。

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