2020年8月29日より始まった【恐怖新聞】1話のネタバレと感想をまとめました。
つのだじろうさんの同名コミックを、白石聖さん主演でドラマ化した作品です。
夜中に見るには怖すぎなドラマですので、怖いのが苦手な方はご注意ください。
【恐怖新聞】1話のあらすじ
一人暮らしをするため引っ越してきた小野田詩弦(白石詩弦)は、母親の歌子(黒木瞳)と友人の宮沢桃香(片山友希)に手伝ってもらい引っ越しを終える。
完了のサインをする際、業者の男(猪野学)に言われるまま、次々とサインをしていく。だが、その中の一枚は、何が書かれているのか分からない紙だった。
深夜0時になったとき、玄関のドアを叩く音がする。詩弦は恐怖に怯えながら近づき、警察を呼ぶというと叩く音は止まった。
しかし、新聞受けから一枚の新聞が投函され、それを見てみると「恐怖新聞」と書かれている。そこには気味の悪い絵とともに、女子高生が飛び降り自殺をすると書かれていた。
詩弦はバイトへ向かい、バイト先の先輩である松田勇介(佐藤大樹)に声をかけられる。何かあったら連絡をと言う勇介に心強さを感じる詩弦だった。
勇介が譲ってくれた配達先へ行った帰り、何やら人々が騒いでいた。上を見上げる詩弦の目の前を落下してくる女子高生、目が合った瞬間彼女は笑っていた。
衝撃で飛び散る血飛沫に濡れる詩弦の顔、ショックを受けた詩弦が歩いていると勇介が心配してやってくる。そして自宅まで送ってもらった。
詩弦がベランダに出てぼんやりしていると、隣の部屋の住人の片桐ともを(坂口涼太郎)が声をかけてくる。奇妙な雰囲気の男に戸惑う詩弦、呼び鈴がなって視線をそらした後、次に見た時には姿が消えていた。
警察の篠崎林太郎(駿河太郎)が女子高生の自殺の件で話が聞きたいといい、ある男の写真を見せられる。どこかで見たことのあるような気がしたが、誰だか思いだせずにいた。
桃香と話をしているとき、引っ越し業者の男の写真を見せてもらう。その中に篠崎が見せた男と同じ男が写っていた。詩弦はすぐに篠崎に連絡して男の事を伝えた。
勇介が心配して自宅まで訪ねてきたので部屋へ上げる詩弦、2人は次第に惹かれ合ってやがてキスをする。今晩泊まっていってくれるという勇介に安心して寝ていると、深夜0時にまたドアを叩く音が聞こえる。
勇介を急いで起こすが気を失っていて起きてくれない。ドアの覗き窓から外を覗いた瞬間、尖ったアイスピックのようなもので突き破ってきた。恐怖におののく詩弦を呼ぶ声が聞こえ、気づいてみると勇介がうなされている詩弦に声をかけていた。
詩弦は夢だったのかと思いながら玄関の方へ行くと、そこには新たな「恐怖新聞」が投函されていた。書かれていた内容は自分の父親である蔵之介(横田栄司)が死ぬという内容だった。だが、それを勇介に見せてもわかってもらえない。なぜなら、詩弦以外の目には何も書かれていない、ただの紙にしか見えなかったのだ。
詩弦は父親を救うことができるのか?
【恐怖新聞】1話のネタバレ
1:父に報告
実家に戻り父親に新聞を見せに行く詩弦ですが、やはり詩弦以外は誰にも見えません。
父は詩弦が出て行ったことを快く思ってなく、話を聞いてくれる雰囲気もありません。
自分はやはり父親に嫌われているのではないか、詩弦が思い悩んでいると母親があるエピソードを話してくれます。
父が自分の夢である役者を諦めたのは詩弦のせいではなく、父親自身に才能がなかっただけ。
詩弦が生まれる前に父は神社で、一日も欠かさず安産の願掛けをしていた。
だから父親に嫌われているなんて言わないで欲しい。と、母親は言い聞かせます。
詩弦は思い直して父親を何とかして守ろうと考えます。
新聞をよく見てみると何かの形に見え、それが鳥居であるとわかり詩弦は神社へ行ったという父の後を追います。
お祈りをしている父を見つけた詩弦が声をかけ、父親が気づいて来ようとした瞬間、トラックがやってきて危うくひかれそうになりました。
トラックにひかれそうになるが父は無事
2:鳥居の意味
このまま自宅に戻れば新聞の通りにはならない、詩弦はそう思い父と一緒に家へ急ぎます。
父は一人暮らしを始めた詩弦を案じ、神社へお守りを取りに行っていたのです。
少し気恥ずかしそうにしながらお守りを渡す父、詩弦は喜んで受け取りました。
タバコを吸うから先に行ってくれという父に、詩弦は歩き始めます。
風が強くてライターがつかず、何度か擦っているうちに突風が吹きました。
すると、工事現場の足場の丸太が飛んできて、父親の体を貫きます。
慌てて父の元に駆け寄る詩弦、ふと足場を見るとその影は鳥居の形になっていました。
新聞に書いてある通り、父の体は鳥居のそばで貫かれてしまったのです。
父はそのまま病院に運ばれます。
新聞に書いてあるイラストのとおりになる
3:ドラマの結末
病院に運ばれる父へ必死に話掛ける詩弦、苦しげにする父が何かを語り掛けます。
詩弦が耳を近づけ話を聞くと「お前のせいだ。絶対許さない。お前が生まれたせいだ…」と告げました。
何が何だかわからない詩弦、そのまま手術室に運ばれた父は帰らぬ人となります。
自分の家に戻った詩弦はベランダでコーヒーを飲んでいました。
隣の部屋のともをが現れ、僕でよければ話を聞くといってくれます。
詩弦は父が特製ブレンドしてくれたこのコーヒーしか飲めないと、父との思い出を語りました。
しかし、愛されていると思っていたのに、父は死に際に自分に対する憎しみを語った。詩弦はショックを受けます。
そしてドラマの最後に父が願掛けに行っていたときのシーンになります。
「生まれてきませんように。赤ん坊が死にますように。どうかお願いします。おなかの子を殺してください」
父は安産祈願ではなく、流産祈願をしていたのです。
父親は詩弦が生まれて来ないよう願っていた
【恐怖新聞】1話の謎
実際の原作と色々違うので、今後どうなるのか予想がつきません。
1話目だけに謎が多く、気になった点を勝手に考えてみました。
その1:母親の存在
母親はどうやら風水に心酔しているようです。今回出てきた部分でいくつか挙げてみますと、
- 引っ越してきたときに間取りをやたら気にする
- ボールペンで伝票を突き刺す
- 父親は前世でろくな死に方をしていないかも
母親は世の中に起きた事件で、罪が正当に裁かれない人を見ると怒る人物です。
ここから考えられるのは、母親が誰かを呪ったりしそうな人物だという気にさせます。
次回以降、母親の動向が気になります。もしかしたら父親の死にも何か関係があるのか?目が離せません。
その2:詩弦の出生の秘密
詩弦が生まれることを父親は願っていなかったため、詩弦に何らかの出生の秘密があると考えられます。
詩弦が生まれることにより、父は夢を諦めなければならないという理由で、詩弦の誕生を拒んだ可能性も確かにあります。
しかし、それだけのために一日も欠かさず願掛けに行くのか?という疑問も浮かびます。
例えば詩弦は父と母の間にできた子ではなく、何らかの理由で呪われた子供かもしれないなど、そういった理由のほうがしっくりきます。
父はなぜ詩弦の誕生を嫌がったのか、今のところ謎です。
その3:引っ越し業者の男
詩弦に「恐怖新聞」を届くよう契約させた男と思われる、謎の引っ越し業者の男の存在はいったい何者なのか?
いくつか男の行動が出てきます。
- 何かの書類に詩弦のサインをさせた
- 耳にあざがある
- 新聞のことを知っている
- 思ったより吸い取られたといって血を吐く
- いつもすえたような臭いがする
- 客の年齢層や健康状態を気にする
- 詩弦を見て「状態がいい、こいつにしよう」といっていた
ここから考えられるのはこうなります。
- 男は恐怖新聞の読者
- 寿命が削られ死が近づいている
- 健康状態の良い若い人物=詩弦に新聞の契約をさせた
新たな契約者を見つけることで助かるのかはわかりませんが、詩弦に恐怖新聞を契約させたものと思われます。
【恐怖新聞】1話の感想とまとめ
真夜中に見るには恐ろしいドラマが始まりました。
話自体が怖いというのもありますが、血まみれになったり驚かせたりといった視覚的な怖さもあります。
リアルタイムで見るとき、0時を丁度またぐ頃に扉を叩く音が聞こえたら、番組とシンクロして叫びたくなりそうです。
原作部分から“新聞”と“寿命が縮まる”の部分を抽出し、現代風にドラマ化されています。
あの迷惑な窓ガラスを破って新聞投函のシーンなどは、今のところありません。
原作では新聞を配達している人物(といっても幽霊ですが)が出てきますが、ドラマにも登場するのか?
また原作を知っている人ならラストはご存知でしょうが、結構バッドエンドな話です。
ドラマは果たしてハッピーエンドとなるのか?今後の展開が楽しみです。
次回は9月5日23時40分から放送予定です。