2020年8月2日に放送された【半沢直樹】の第3話のネタバレと感想をまとめました。
逆買収を仕掛ける半沢たちの前に現れたのは、あの黒崎でした。
東京セントラル証券は営業停止になってしまうのか?
【半沢直樹(2020)】3話のあらすじ
半沢(堺雅人)が逆買収をするのは電脳ではなくフォックスだった。傾きかけているフォックスを買収する意味があるのか?と疑問に思う瀬名(尾上松也)だが、半沢にはこれこそが銀行に勝つための作戦だという。
早速行動に出る半沢は、まずフォックスが巨額損失を出しているというニュースを流す。これによりフォックスの株価が下がり、スパイラルは記者会見を開き公開買い付けを宣言し買収を始めた。
郷田(戸次重幸)と直接会って話す瀬名はまず謝罪を要求し郷田が謝りはするものの、電脳と手を組んでいるので買収に応じることはできないといって断る。
突然セントラル証券に黒崎(片岡愛之助)率いる監視委員会が現れ、半沢は急いでフォックス買収計画書をスパイラルの高坂(吉沢亮)が作ったクラウド上の隠し部屋へ隠す。
ネットのニュースでは既にセントラル証券に監視委員会の検査が入ったと報道され、スパイラルの株価が下がり始めてしまう。これにより電脳が買い付けが進み、48%まで株を取得していた。
黒崎は既に下調べをした上で検査に来ていて、隠し部屋の存在も知っていた。すぐに見つけ出しいざ開こうとするが、フォルダにパスワードがかかっていて開くことができない。そこで、パスワード解析ソフトを使い始める。
スパイラルにいる森山(賀来賢人)と連絡を取り、外部から侵入してファイルを消してもらうことを頼む。瀬名はすぐに開発者である高坂に頼み、半沢の上げたファイルを削除しようと試みる。
刻々とパスワード解析が迫る中、高坂は諦めず内部に侵入し半沢のファイルを削除した。これにより黒崎たちはファイルの中身を見ることができなかった。
今度は岡社長(益岡徹)の部屋を調べる黒崎たち、シュレッダーにかけられた買収計画書を見つけその場で復元を始める。
半沢は郷田から瀬名に連絡がないか森山に聞き、きっと郷田は電脳に捨てられたはずだという。そして森山に自分の後を任せると告げ、営業停止になる前に契約を何とか結ぶよう託す。
シュレッダーにかけられた書類が復元され、フォックス買収のための計画が明らかになる。黒崎は半沢に誰から聞いたのか迫り、情報漏えいの罪を問われる。万事休すかと思った瞬間、森山が郷田と共にやってきた。
ここに来る以前、郷田は瀬名と話し合い買収の件を受け入れ、共にやっていく約束を交わす。そのため、郷田はこの情報は自らスパイラルとセントラル証券に伝えたという。
これにより半沢たちは情報漏えいについて罪には問われずに済み、黒崎は妙にあっさりと引き上げていった。
半沢はその様子に違和感を覚え、裏に何かが隠されていると考えるが……。
【半沢直樹(2020)】3話のネタバレ
1:半沢の逆襲
黒崎が帰った後、郷田は記者会見を開きスパイラルによる買収提案に賛同したと発表します。
スパイラルの検索とフォックスの子会社であるコペルニクスという通販サイトが手を組み、今後世界中のものが手に入ることになると夢のような話を始めます。
さらにある人物が出資をしてくれるといいます。それはマイクロデバイスのジョン・ハワードという人物です。
そのスティーブ・ジョブスのような風貌にマイクロソフトのような会社名、足して2で割ったような凄い人物のような感じで紹介されます。
彼が3億ドルを出資すると発表し、会場はどよめき株価が一気に反転して上昇します。
そして最終的に電脳が提示した買い付け価格より5千円も高い値段で取引が終了しました。
48%までに迫っていたスパイラルへの買収も、これにより何とか踏みとどまります。
しかし、半沢には引っかかることがありました。
1つは前々から思っていた電脳がなぜ銀行でなくうちに話を持ってきたのか?ということ。
もう1つは黒崎があっさりと帰ったということでした。
この裏側には何かが隠されている。それが何なのか半沢たちは推理します。
電脳の買収は過半数には達しないで済んだ
2:キーマン登場
渡真利からの電話で銀行が500億の追加融資を、稟議にかけるという情報を得ます。
マネーゲームになったらとても勝ち目はない。融資を頭取は渋っているが、副頭取は通すつもりだといいます。
しかし、最後の砦として立ちはだかるのは、頭取派の役員たちを取りまとめる大和田です。
大和田が却下すれば通らないが、許可したら稟議は通ってしまう。半沢たちの運命は奇しくも大和田次第になります。
敵の隙をついて勝つ、そのためのものがここにある。半沢は黒崎たちが散らかしたままの書類を見ます。
すると、電脳の書類だけがまとめられていることに気づきます。
委員会の狙いはスパイラルではなく、電脳だったのではないか?
半沢はあの時、コーヒーを零したファイルがカギだと気づきます。
それは「電脳電設」という元ゼネラル産業の子会社でした。
この会社は革新的な次世代スイッチング技術の特許を持っている会社で、以前の代表は玉置伸介という人物です。
電脳の財務担当者、玉置克夫の父親がやっていた会社です。
玉置自身もこの会社の常務をしており、子会社から親会社に出向という不思議な人事でした。
電脳はこの会社を300億もの資金を投じて買収し、メインバンクはなんと東京中央銀行です。
電脳が銀行ではなくセントラル証券に頼んだ理由、銀行が関わると都合の悪いことがあったからだろうと半沢は推理します。
黒崎もまたこのことを調べたかったに違いない。
玉置がキーマンだと判断した半沢は早速会いに行きますが、追い返されてしまいます。
電脳電設という会社がカギを握っている
3:ドラマの結末
一度は副頭取とくっついた伊佐山ですが、それもこれもすべて大和田のためだと、2人で会食してそんな話しをします。
大和田に融資の後押しをしてもらいたい副頭取は頭を下げ、常務の椅子をちらつかせて大和田に頼みます。
買収がもし成功したら副頭取は自分に頭が上がらないはず。大和田はそんなことをいって喜びます。
本当に大和田は融資の許可を出したのか?それはまだはっきりとはわかりません。
一方、半沢は行きつけの飲み屋で玉置を待ちます。きっと来る、そう告げる半沢たちの前に現れたのは、なんと電脳の社長と副社長でした。
玉置を待っても無駄という副社長。果たしてこのまま半沢たちは買収失敗してしまうのか?
大和田と伊佐山が再びくっつく
【半沢直樹(2020)】3話の補足
半沢たちが計画していたフォックス買収計画の内容はどういうものだったのか?
岡社長のシュレッダーにかけた書類が復元されたことで、具体的にわかります。
フォックス買収計画の内容
【逆買収の流れ メディアを駆使して、フォックスの株価を下落させる戦略】
1:「投資失敗で巨額損失」といった情報を記事にしてもらう
→フォックスの経営悪化の実態を示す。株価下落
2:公開買い付け(TOB)によるフォックス買収を記者会見で発表
→スパイラルとフォックス双方の企業価値向上が期待。スパイラル株価の上昇も期待できる
3:下落したフォックス株を一気に取得
→フォックスの株の51%以上を取得
ここまでが元々書類にあった内容となります。
ここから第4弾として考えていたのが、マイクロデバイスからの出資を発表となります。
Amazonを超えるECサイトになるのではないかとコペルニクスは期待されます。
【半沢直樹(2020)】3話のその他気になったこと
- ダンボールを殴ってドヤる伊佐山
- 瀬名の剣道での声の出し方が甲高い
- クラウドの隠し部屋のフォルダの名前は“HANA”
- 黒崎の股間握りは健在
- 相変わらず“直樹”呼びな黒崎
- “か・く・し・べ・や”とガラス越しに告げる黒崎
- 「直樹がね ネットでよちよち かくれんぼ」と歌う黒崎
- 浜村と高坂でイチャイチャ
- 股間を後ろから掴まれる職員
- 社長にタメ口でキレる高坂
- 岡社長の喜ぶ姿のかわいらしさ
- 自分の会社の価値がわからない郷田
- 親子共々使えないといわれる玉置
- 「俺だよ」と半沢に電話する伊佐山
- 「お前の負けーっ!」とドヤる伊佐山
【半沢直樹(2020)】3話の感想とまとめ
「お久しぶりね」と登場してきた黒崎節は相変わらずでした。
所属が金融庁の銀行検査官から、証券取引等監視委員会事務局証券検査課統括検査官というながーい肩書きに変わった黒崎。
先週の「おしまいDEATH!」ばりに「黒崎DEATH!」と自己紹介です。
部下は黒崎の股間掴みの洗礼を受けたりと、以前と変わらぬ様子の黒崎でした。
一方、人の心はころころ変わるようで、裏切ったフォックスは電脳に捨てられてスパイラルと組みます。
さらに副頭取に取り入っていたかと思ったら、やっぱり大和田と一緒に会食したりの伊佐山、また裏切りそうな気がしてなりません。
電脳電設という会社がいったい何なのか?地味に見えた玉置がキーマンだったという、意外な展開になります。
今回は大和田の新名言はなく、来週の予告でまた名言が出そうな前フリをしてくれました。
次回4話は8月9日21時から拡大スペシャルで放送予定です。