【17才の帝国】最終回のネタバレと感想|登場人物のその後

2022春ドラマ

NHK総合ドラマ【17才の帝国】最終回5話「ソロンの弾劾」のネタバレと感想をまとめています。

ユキが暴走しソロンが乗っ取られてしまい、ウーアの人々を混乱に陥れてしまう。その結果、真木はソロンに弾劾されてしまうが……。

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【17才の帝国】最終回のあらすじ

真木(神尾楓珠)ユキ(山田杏奈)にウーアに来てから変わったと言われ、本来の真木を取り戻すように言われる。しかし、真木は街に来て色々な人の声を聞いたことで、考え方が変わり始めていた。そして、東京へウーアの中間報告をしに行くためウーアを一時的に離れた。

平(星野源)光(岡部たかし)のところに向かい、亡くなった白井秘書(髙橋洋)の話をする。すると、光は平に白井秘書の日記を渡す。それは、鷲田総理大臣(柄本明)の献金疑惑の真相が書かれていたものだった。平はそれを手にすると、鷲田総理に総理の椅子を明け渡すなら公開しないと半ば脅迫した。

ユキはサチ(山田杏奈)に電話をかけ、自分のところに来るよう呼び出す。やってきたサチがグラスをかけると、ユキの理想の世界が映し出される。そして、ユキは自分は大人に殺されたと訴え、また殺されてしまうから助けて欲しいと訴えた。

ユキを救いたいという思いに感化されたサチはふらふらとソロンの元へ向かう。グラスをかけ善意ポイントのシステムを通じユキをソロンに繋ぐ。するとソロンは乗っ取られてしまい、システムが暴走し始める。ユキの理想の世界が映し出され、市民たちを混乱に陥れた。

一報が入った真木と平がウーアに戻り、ソロン暴走の説明をすることになるが……。

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【17才の帝国】最終回のネタバレ

結論から言うと、真木はソロンに弾劾されますが、ウーアはちゃんと残ります。そして平は日本の総理大臣に就任します。

平(星野源)は朝倉(吉田ウーロン太)に頼みスノウの解析をしてもらった結果、スノウは雪(竹野谷咲)を元にして作ったAIだと分かった。AI作成のための資料の中から、ある一枚の写真を見て平は驚く。それは雪が亡くなる前日、自宅で撮影した写真だった。スノウに誰かがアクセスしていると気付いた真木(神尾楓珠)は、自分がウーアの総理から外されるだろうと予感していた。ユキ(山田杏奈)は真木の変化に気付き、以前の真木に戻るよう願った。

平は光(岡部たかし)の元に向かい、一枚の写真を見せる。雪の写真の背後に白井秘書(髙橋洋)と話をする光が写っていた。すると光は奥から白井秘書の日記を取り出して平に差し出す。光なりに守りたいものがあったため、総理にあの時渡さずに持っていたのだ。日記を受け取った平は、これを日本の総理大臣になるための材料にすると言った。

ウーアの中間報告をするため、平と真木の2人は東京へ向かった。ユキは真木が変わり始めていることに不満を抱き、サチに自ら電話をかける。自分と同じように真木に不満があるサチなら、分かってくれるはずだと説得して官邸に呼び出した

真木が東京でウーアの報告をしている間、平は総理の椅子に座って鷲田総理(柄本明)が来るのを待っていた。やって来た鷲田総理が椅子からどくよう命じるが、平は白井秘書の日記を取り出して見せる。そして、これを破棄する代わりに夢を叶えて欲しいと告げた。つまり、平は自分を総理大臣にするよう脅した

ユキの元へやってきたサチは、グラスをつけるよう促される。言われるままグラスをかけてみると、ユキの望む世界が映し出された。自分とサチは似ている、世界からはじき出されている、とサチの心の隙間につけこむユキ。そして自分は大人に殺されたと訴え、大人がいない世界を創らないとまた殺されると言い出す。助けて欲しいと必死に訴えるユキの言葉に、サチはだんだん感化されてしまう。ユキは自分のデータを、善意ポイントのシステムを通してソロンに繋いで欲しいと頼んだ

サチはその後ソロンがある塔へ向かう。そしてユキが願ったように、善意ポイントのシステムを通じてソロンに繋いだ。するとソロンは乗っ取られてしまい暴走が始まる。学生たちが議会を占拠し、街を我が物顔で駆け抜ける映像が流れる。大人のいない世界、ユキの理想の国がソロンを通じて市民たちへ映し出された。それを見た市民は混乱し騒然となった。やがてソロンは自らシャットダウンしてシステムが停止した。

騒ぎに気付いた大臣たちがソロンへ向かうと、泣きながらふらふらと歩いてくるサチを発見する。何があったのかを聞いても、サチは分からないと繰り返すばかりだった。ソロンの異常事態は平や真木にも伝えられ、翌日朝一でウーアに戻ることになった。

翌日、戻って来た真木はサチから話を聞き、自分のせいでユキが暴走したと気付く。平は市民に表向きどう説明するか真木にきくと、真木は裏も表もないといい、全て包み隠さず説明するという。なぜなら、真実が埋もれることをユキも望まないと思っていたからだった。

ライブ配信で先日のソロンの暴走について真木は説明を始める。あの映像は自分が作っていたAIが流したものであること、それは自分に唯一優しくしてくれた少女を元に作られていたこと。大人に殺されたため大人のいない世界を彼女が望んでいたことなど、包み隠さず事の発端から話し始める。それを聞いた市民たちは真木を非難し、支持率はみるみる下がっていく。それでも真木は隠さず真実を話し続けた。やがて支持率30%を切り、ソロンはその場で真木を罷免した

ライブ配信を終え、真木は官邸から去っていく。サチは自分のせいだと自責するが、雑賀(河合優実)は真木が作ったAIがソロンを攻撃したことには代わりないと諭した。そして、自分が17才の時に感じていた怒りや息苦しさについて語り、「17才の私はずっとそこにいる。あんたもそんな自分をずっと抱えて生きてくんだよ」とサチを叱咤激励した。その後、自宅に戻ったサチは母親に17才の頃の話を聞く。母もやはり17才の頃の記憶を鮮明に覚えていた。

テレビのニュースで7年前の鷲田総理の献金事件について、白井秘書の日記を入手したことにより真相が明らかになったと報じられる。さらに鷲田総理が辞任したと速報が入った。それは平が山口(松本まりか)に日記を託したため、真相が公になったからだった。山口はもっとやり方があったのではと平に問うと、最初はそう考えたが気が変わったと言い「真実を埋もれさせたくない。そう思ったから」と答えた。その後、平は代表選に立候補した

照(染谷将太)は保坂(田中泯)のところに行き、真木が去った後、誰が総理大臣になったとしても真木の方針を受け継ぐと伝えた。ここに住んでいる全ての人が幸福を感じられる街が作りたいといい、廃止した市議会の代わりに市民オブザーバーを導入することを検討していると告げた。

真木が市民に最後の挨拶をする日、平はその前に真木の汚れた靴を磨きながら話をする。実はプロジェクトのメンバーに応募していたが、自分はソロンに選ばれなかったと。そして、何かを得る代わりに大切なものを失うが、それでもまだ青い夢を追いかけることはできる、と今の自分の心境を真木に重ねた。真木には今後もいろんなところへ歩いていって欲しいと願い、これからもウーアの初代総理大臣だと励ました

真木はソロンを通じて市民に最後の挨拶をする。短い間だったが色んな人と出会い、話を聞けたことに感謝をした。人々を幸福にするため何ができるのか、政治でそれが実現できるのか、まだ答えは出ていないが、ここで生きたいと思える社会を創りたいという思いは捨てたくないと語った。そして最後に「ここはきっと、僕の心のふるさとになると思います」と別れを告げた

真木が車に乗せられ狸穴商店街を通りかかると、沿道には市民が集まり思い思いに見送った。真木は1ヶ所寄って欲しいと運転手に頼み、行った先は保坂の家だった。保坂は青波祭りに使う太鼓を見せ、自分の土地をウーアのために好きに使っていいと真木に言う。そして真木に太鼓を叩くよう勧め、ばちを受け取った真木は保坂の指導を受けて叩いた。

3年後、真木の後の総理大臣にソロンが選出したのは照だった。新たな大臣も加わり、市民オブザーバーが閣議に加わる。青波祭り当日、サチはランタンを市民に渡す手伝いをしていた。メタバースで遠隔地からでも参加でき、グラスをつけると海外留学中の真木の姿も現れた。一方、平は国の総理大臣に就任していた。照の合図でカウントダウンをし、ランタンを放つと夜空に無数の光が上った。

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【17才の帝国】登場人物のその後

登場人物が最終的にどうなったのかをまとめています。

  • 真木亜蘭:総理大臣罷免後、海外留学
  • 茶川サチ:雑賀に頼まれウーアの手伝いをする
  • 平清志:日本の総理大臣に就任
  • 鷲田照:ウーアの総理大臣に選出
  • 雑賀すぐり:引き続き財務経済大臣
  • 林完:引き続き厚生文化大臣
  • 茶川正樹:調理器具メーカーに就職
  • 茶川タエ:教師退職後、無職
  • 山口早希:平のリークにより献金事件の真相を暴く
  • 鷲田継明:総理大臣を辞任
  • 保坂重雄:市議会廃止後、青波祭り復活のため土地を提供
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【17才の帝国】最終回のまとめと感想

真木は総理を罷免されますがウーアは継続し、平は日本の総理大臣になりました。

大人の都合で殺されたユキが暴走し、一時はウーアを混乱に陥れます。しかし、真木はそれを自分のせいだと認め、包み隠さず市民へ真相を語りました。その結果、支持率が低下しソロンから総理大臣を罷免されてしまいます。

そんな真木に感化された平は、日記を公にすることを決心します。真木が真実を埋もれさせるのはユキも望まないと語ったように、平も真実を埋もれさせるのは白井秘書も望まないと思ったのでしょう。お陰で鷲田総理は辞任し、平が総理大臣になりました。しかし、白井秘書一家が本当に事故死だったのか、殺人事件だったのかは解明されません。

最初は旧体制寄りだった照も真木に感化され、真木が辞めた後も意志を継ぐと決心します。変化をソロンは感じ取ったのか、次期ウーアの総理大臣に照を選出しました。ただ、どうやら任期が3年と決まっているようで、照は応募を呼びかけていました。

こうして17才の青臭くも真っすぐな思いが、年代を問わずに広がりました。旧青波市の市長であった保坂も、最終的には土地を好きに使っていいと言い、青波祭りの復活に協力します。年を重ねることで失われてしまう純粋な思いが、高齢者の保坂にも再び芽生えたのです。

平は自分がなぜソロンに選ばれなかったのかを知り、ある意味開き直っている部分がありました。しかし、今回ドラマ内で「君にはあって僕が失ったもの。君の言うとおり、経験は時に人を臆病にさせ腐らせる。何かを得る代わりに大切なものも失っていく。それでも、まだ青い夢を追いかけることはできる」と。失ったものを取り戻すことはできないが、忘れる事はないと言っているようでした。

全5話でテンポよく進むのがいい反面、ウーアが改善されて人々が幸せになっていく過程がもう少し見たかったです。今回ドラマで行ったのは市議会廃止、再開発の再検討、職員の削減、祭りの復活でした。例えば学校の改革や災害への備え、財源を増やすための事業など、ソロンが何を提案するのか見てみたかったです。

舞台となった街が非常に印象的でした。象徴のように立つソロンがある3つの塔や、懐かしさが残る商店街。海や山といった自然と共存している風景と、テクノロジーの融合が絶妙なバランスで成立していました。ウーアに移住してみたいなと感じさせます。さらにドラマ最後に流れるエンディングの映像も毎回違って凝っていて、ミステリアスでいて切なく、どこか郷愁を感じる曲も似合っていました。

若者だけでなく高齢者も含んだ話になっていたのが、単なる若者向け作品に収まらないドラマだと感じました。SFが好きな人はもちろん、あまりSFや政治に興味のない人でも、最後に晴れやかな気持ちになる良作です。

【17才の帝国】最終回のいいセリフ

何かを得る代わりに大切なものも失っていく。それでもまだ、青い夢を追いかけることはできる。

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